敬称略で役職を省く使い方について

2016年11月29日2020年3月31日敬称略

役職は省略していいかは悩みどころ

敬称略の使い方とは敬称を省略するという意味です。このときに、役職は敬称にあたるのかどうかで悩んでいる方は多いです。役職は基本的に敬称となるため、敬称略の場合は氏名のみを記載するべきでしょう。敬称略という言葉を入れているのに、役職が書かれているのはおかしいのです。ビジネスマナーとして敬称略の使い方を覚えましょう。

役職も敬称に含まれるので省略するべき

敬称とは敬意や尊敬の意味を込めて用いられる接尾語や代名詞のことです。そして、役職には基本的に敬称としての意味が含まれています。そのため、敬称略の使い方では役職を省略します。また、役職の後ろに別の敬称をつけることは間違いです。したがって、社長様や部長様という表現は正しくないのです。嫌味として受け取られる可能性もあるため、このような言い方をするべきではありません。

敬称略をする場合はことわりをいれる

敬称略の使い方とは色々なところで見かけることが多いです。たとえば、たくさんの人を紹介するような場合に、いちいち敬称をつけていたのでは面倒な場合には、敬称略をすることが多いです。事前に敬称略と断っておけば、呼び捨てにしたとしても問題はありません。日本の場合は敬称がとても重みのあるものとなっているため、一言敬称略をすることを断っておくことが大切なのです。

敬称略は日本的な文化

敬称略の使い方はとても日本的な文化といえます。たとえば、英語の場合は敬称にあまりこだわっていないケースが多いです。敬称略と事前に断らなくても、敬称略をして使い方が批判されるようなことはあまりないでしょう。敬意を示すための表現は存在しているのですが、敬称がないからといって、相手を侮辱していたり、馬鹿にしているわけではありません。

敬称略を使う状況に決まりがあるわけではない

敬称略はどのような時に使えるのでしょうか。明確な線引があるわけではないため、どの場面で敬称略を使えるか判断するのはケースバイケースとなります。たとえば、祝電や弔電を読み上げる時に敬称略をしては絶対にいけません。人数が少ないものの場合は敬称をわざわざ略す必要はないでしょう。敬称略をつけておけば、相手に不快に思われることはありません。

社内文書の敬称略は自社の規定が使い方の基準になる

社内の文書については敬称略の使い方はそれぞれの会社ごとに異なっています。たとえば、役職を持っている人の敬称をつけないと社内文書の使い方として決まっているケースがあります。この場合は、わざわざ敬称略と書く必要はないでしょう。実際に会社の人に聞いてみたり、社内文書を確認してみれば、敬称略の使い方が分かります。

敬称略では役職も省略の対象になるが基準は会社によるので使い方に注意

社会人になると敬称略という言葉を使う機会が多いです。基本的に役職は敬称の一種のため、敬称略の際には役職もきちんと略しておきましょう。敬称の略し方に関しては、その時の状況に応じて臨機応変に考えましょう。会社ごとに敬称に関する使い方が決まっているケースもあります。敬称を略す方法はビジネスマナーとして覚えておきましょう。