公務員の給与の特徴と管理職手当について
公務員の給与は民間企業に比べ安定している
長らく不景気だと言われている日本経済。給与も安定していて、解雇もされず、休みの多い。そんなイメージを公務員に持っている人も多いと思います。そんな公務員の給与、特に管理職手当について説明していきます。管理職手当とはその名の通り管理職、他の職員を監督する立場の人がもらえる給与です。
年功序列なので勤続年数に比例して給与額が上がるのも特徴
公務員は基本的に年功序列、勤続年数が長くなれば自ずと地位も高くなりやすくその分給与も高くなります。公務員が批判されやすいのはこう言った年功序列的な仕組みで特に仕事で成果を出さずとも給与が上がると言った勝手なイメージがあるからかもしれませんね。では実際にその給与はどのような仕組みで決まっているのでしょうか。
公務員の給料は民間企業の平均額を基に設定される
公務員の給与は、一般企業の平均を基準にして定められています。そこに管理職手当を含む各種手当がつき給与となります。よく公務員の給与は高すぎると批判を食らいますが、その際に出てくる一般企業の平均は非正規雇用の労働者も含んだものです。従って正規雇用者の給与だけで出す公務員の平均が高く見えてしまうのも仕方がないですね。。
基本給に上乗せされる管理職手当の金額は自治体によって異なる
管理職手当のうち俸給の特別調整額は国、地方自治体ごとに基準を持って決められています。本省の課長クラスになると13万円ほど手当がつき、地方出先機関でも課長クラスには5万ほどの手当がつくようです。地方公務員の詳しい管理職手当については各自治体によって異なっているようですが極端に大きな差異はないようです。
管理職手当には様々な種類がある
管理職手当にも様々な種類があります。それぞれ、目的によって支給額や条件は異なりますので、しっかり知っておく必要があります。ここで紹介するのは一部ですが、しっかり押さえておきましょう。それでは見ていきましょう。
管理職員特別勤務手当は時間外労働した時に支給される
管理職手当の中には基本給に付随するタイプの他に管理職員特別勤務手当というものもあります。これは管理職にある者がどうしようもない理由で休日、もしくは平日の深夜0時から5時の間に勤務するとつく手当です。一般企業でも同じようなものはありますのでイメージしやすいですよね。この手当は管理職に区分にもよりますが一回の勤務あたり3000から18000円が支給されます。
公務員は民間企業よりも支給される手当の種類が多い
もちろんこの他にも管理職以外の一般職員に着く手当もいろいろとつきますので公務員は恵まれているかもしれませんね。一般職員と同じものとして休日や深夜などの時間外手当や賞与手当などがあります。こうして考えると公務員で管理職になるのはかなり安定した状態であるといえます。ただ公務員の場合一度でも懲戒処分を下されていしまうとその後の昇進にかなり影響しますのでその点は気をつけなければなりません。
公務員の給与は安定しており管理職手当には様々な種類がある
公務員の給与の特徴と管理職手当について、ここまで紹介してきました。各種手当の豊富な公務員はかなり魅力的な職業だというのが分かりました。特に管理職手当のつく管理職はかなり優遇されていると言っていいでしょう。ただしその分公務員の管理職と言った立場はかなり重要な職務となります。管理職手当目当てだけでは成り立たないものですので公務員を目指す、もしくはすでに公務員で管理職を目指す人は公務員の存在理由をじっくり考えて職務を遂行する必要があります。
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