「昨日」などの日にちにおける敬語の使い方について
ビジネスで日にちを伝える際は「昨日(きのう)」などの使い方はマナー違反
普段の会話では日にちのことを「昨日(きのう)」「明日(あした)」「明後日(あさって)」などの使い方をします。これをそのままビジネスの場で活用するのはマナー違反となります。きちんと敬語を使えるようになりましょう。意外と見逃しがちな面ですが、大人としては最低限身に付けておきたい言葉の使い方です。取引先との会話、上司とのメールなどで日にちを伝える際は注意してみてください。
「昨日(きのう)」を敬語に表す際は「昨日(さくじつ)」を使おう
では具体的な日にちに関する敬語について紹介します。「昨日(きのう)」は「昨日(さくじつ)」となり、「今日」は「本日」、「明日」は「明日(みょうにち)」という風に敬語を使います。「一昨日」は「一昨日(いっさくじつ)」、「明後日」は「明後日(みょうごにち)」となります。日にちが具体的では無い場合は「このたび」「さきほど」などの敬語も使い分けてみましょう。
日にちに「お」をつけるのは間違った敬語
ビジネスでは丁寧な言葉を心掛けるあまり、どんな言葉にも「お」をつけてしまう場合があります。「ひにち」に「おひにち」と表したくなりますが実は間違いとなります。「いつがよろしいでしょうか」と聞く場合に「おいつがよろしいでしょうか」となるのも違和感を感じてしまいます。「お」は丁寧語としてよく使われますが、日にちを新たにつけると間違いとなるものも多いため注意してみましょう。
年に関わる敬語の使い方も覚えておこう
「今年(ことし)」「去年(きょねん)」「一昨年(おととし)」など具体的な年を表す場合もビジネスではあります。これらは日常的に使う言葉も多くなっていますから、基本的なマーナーとしてマスターしてみましょう。「今年」は「本年」、「去年」は「昨年(さくねん)」、「一昨年(おととし)」は「一昨年(いっさくねん)」と使うのが敬語として正しい方法です。普段から使い慣れるよう覚えておきましょう。
日程を聞く際は「ご都合はいつがよろしいですか」といった敬語を使う
お客様と会話をする場合、日程を聞くケースもよくあります。この場合に具体的な日にちが決まっていないときに使う言葉がいくつかあります。何日が良いかわからないなら「ご都合はいつがよろしいですか」「いつごろの予定ですか」などの敬語を使えば良いでしょう。「昨日」や「明日」など具体的な日程では無い場合に使うことができます。
日にち変更する場合の敬語は「別の日程に変更させていただけないでしょうか」
こちら側の都合で日にちを変更しなければならないこともあります。キャンセルしなければならない場合はできるだけ早めに伝えるようにします。「別の日程に変更させていただけないでしょうか」という文面を加え、謝罪も同時に入れておきます。さらに日程の変更をする場合、何度もメールのやり取りをしなくても良いよう、こちら側の希望日や時間を詳しく書き出しておくようにしましょう。
「昨日」等の日にちを敬語で伝える際は「さくじつ」といった言い方に注意しよう
「昨日」などの敬語の使い方を紹介しましたが、どのくらい「昨日」などの敬語を普段使えていたでしょうか。日にちや日程はビジネスではよく使われる言葉ですので、いざという時に間違いないよう覚えておきましょう。具体的な日程が決まらず相手に尋ねる場合や、急な日程の変更方法についても知っておくと便利です。またなんでも「お」をつけて丁寧な言葉にしないよう敬語に注意してみてください。
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