介護保険における要介護4で受けられるサービス
介護保険における要介護4とは5段階の中で悪い状況を指す
介護保険における要介護度は、1から5までランクがあり、要介護4とは重度の介護を必要としている方に認定されます。要介護5の場合は、最重度の介護を必要としている方に認定されるので、要介護4はかなり介護度が高いことになります。介護保険では要介護度によって、受けられる介護サービスの内容が規定されています。自宅での食事、入浴、排泄など身体に関わる援助や調理、食事、掃除、買い物など、家事全般の援助などのサービスも介護度によって変化してきます。
段階で上がる介護費用は要介護4では月に3万円程度
介護保険における要介護4の場合は、介護費用も当然のことながら高くなってしまいます。現在の介護保険で受けられる介護サービスにかかる費用は月に308,060円かかります。そのうち自己負担額は約1割の30,800円となります。この額は在宅介護を受けた場合なので、介護センターなどに入所した場合はまた異なってきます。
介護保険の要介護4で施設サービスを利用した月の費用は11万円ほど
介護保険における要介護4で施設サービスを利用した場合の具体的なシミュレーションを行ってみました。介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の1ヶ月の自己負担の目安として、施設サービス費の1割で約25,000円、居住費25,000円、食費50,000円、その他の経費10,000円となり、合計で110,000円ほどになります。これはあくまでも相部屋の場合でのシミュレーションなので、個室の場合ではさらに20,000円から施設によっては50,000円ほど上乗せされることになります。
要介護4でも老後の生活をイメージしてみる
また在宅介護の場合では、介護保険における要介護4で、介護サービス費に30,800円、あとは生活費となります。居宅サービスを利用する場合は、利用できるサービスの量(支給限度額)が要介護度別に定められています。実際にかかるコスト・金額を記入してシミュレーションしてみると、より具体的な老後のライフプランが立てやすくなります。
介護保険における要介護4は排泄や食事で週5日・入浴で2日のサービスがある
介護保険における要介護4で受けられる介護サービス内容は以下の通りです。身体介護(身の回りの着替えや排泄、食事に関わる介護サービス)は毎日朝に30分ほどのサービスが受けられます。また入浴介護は週に2回ほど、病院への付き添い介護は週に1回となっています。夕方の身体介護(身の回りの着替えや排泄、食事に関わる介護サービス)は、週に5日間受けられます。午前中の身体介護(身の回りの着替えや排泄、食事に関わる介護サービス)が毎日なのに対して、夕方の場合は回数に制限があります。
要介護4には簡易的なサービスもある
その他に介護保険における要介護4で受けられる定期的な介護サービスとして、安否確認にもなる宅配弁当のサービス、デイケア介護施設で、専門家による機能訓練などを日帰りで受けるサービス、福祉用具を貸与のサービス、機能訓練や日常生活の支援のために施設で宿泊するショートステイサービスなども受けられます。
要介護4では家族の負担が多いため介護保険のサービスを利用して日常に近い生活を送れるようにする
老後を迎え介護を受ける場合はさまざまな状態が想定されます。介護保険における要介護4というかなり重度の介護度で、あらゆることを想定したシミュレーションをしてみる必要があります。介護保険における要介護4の場合、月に費用はどれくらいかかるのか?またどのようなサービスがどのくらいの頻度で受けられるのか?知っておくようにしましょう。
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