ビジネスで使える「ちなみに」などの敬語と合う言葉

2016年11月29日2020年3月31日敬語

ビジネスマンとして正しい敬語は覚えておくべきである

敬語は間違って使っていても指摘されないでそのまま使っていて、何かの拍子で実はとんでもなく失礼な敬語の使い方だったという思いは、少なからず経験があるのではないでしょうか。こういう間違いをしてしまうと、ビジネスマンきちんと敬語をマスターしておかないと、という気持ちにもなるので今思うとありがたい経験です。

「ご苦労様です」は間違った敬語である

ちなみに私がビジネスの場面でよく聞く間違った使い方の敬語は「ご苦労さまです」という言葉です。取引先のクライアントに対して「ご苦労さまです」と声を掛けた同僚がいたのですが、その場に居た人が全員引きつった顔をしていました。後で同僚にさっきの言葉は目下の人に対して使う言葉だと忠告したら、落ち込んでいました。それをきっかけに彼は自分の敬語を徹底的にメンテナンスしたそうです。ちなみに現在はとても優秀なビジネスマンとして活躍しています。

敬語をマスターするためには勉強も必要

敬語を上手に話せる人は何処で勉強をしてきたのでしょうか。就職にあたって、正しい敬語を教えてくれるビジネススクールに通ってマスターしたという人も多いのではないでしょうか。丁寧に話すという事を心がけていれば、ある程度であれば自然に身に付けることができますが、敬語を更に追求したビジネスで使うような敬語はさすがに勉強が必要です。

言葉を選んで話すという技術も重要

例えば、「ちなみに」という言葉があります。「ちなみに」という言葉をさらに丁寧にすると「ついでながら」という表現になります。この様に、単純に敬語という概念にとらわれるのではなく、相手に丁寧な印象を与えたいという時は言葉を選んで話すというまた敬語とは違った技術も必要になってきます。

敬語がつかえるビジネスマンは優秀な場合が多い

敬語が上手な人はビジネスマンとして業績が優秀な場合が多いようですが、それはなぜでしょうか。理由は取引先のクライアントに対して、しっかりとコミュニケーションがとれているという事が大きいと思います。しっかりと敬語を話すことができる人と話をしているととても気分がいいものです。同じ条件でビジネスをするとき、一人はとても丁寧な敬語で、もう一人はおぼつかない敬語だった場合はどちらと取引をするでしょうか。勿論前者でしょう。それくらい敬語はビジネスの上でとても大切です。

類義語を使い分けることができればなお良い

敬語をマスターした上で、さらに言葉を選んで話すことが出来るようになれば言うことはありません。ビジネスの会話上「ちなみに」という言葉は頻繁に使います。しかし、この「ちなみに」という言葉を使いすぎると耳についてうるさく感じてしまうという事があります。そういう時のために「ちなみに」という言葉の類義語を幾つか用意しておくと更に円滑に話が進むことでしょう。

「ちなみに」は敬語との相性が良いのでビジネスの場面で効果的である

敬語は大切ですが、敬語を使うあまり話の本質を見失っては意味がありません。中には敬語ではありませんが相手を気遣う言葉があります。それは「ちなみに」です。これは話のポイント毎に使うと相手を気遣っているという印象を与えるので、いいイメージを与えたいという時に、「ちなみに」を使うと効果的です。自分なりの丁寧な言葉を探して、バリエーションを増やすという努力もビジネスマンとしては必要かもしれません。