「どなたですか」の正しい使い方と敬語利用【謙譲語・尊敬語・丁寧語】
敬語力=社会人力
社会人にとって最も大切な事のひとつに敬語という物があります。この敬語が上手に使う事が出来る人は比較的会社の中で上司としっかりとコミュニケーションがとれる人だと思っていいでしょう。
敬語への自信は社会人としての自分の印象を決める
自分の敬語に自信が無いとオドオドした態度になってしまったりします。これが仕事に対して自信がないと見なされてしまうというケースをよく見かけます。その逆も然りです。社会人になるとつくづく敬語をしっかりと使うという事の重要性を感じます。
社内での電話対応や来客対応時は「どなたですか?」は不適切
社会人になると目上の相手の名前を聞く機会も増えます。そんな時「どなたですか?」と尋ねる人もいますがこれは社会人としては不適切な敬語です。どなたという言葉も一応は敬語の部類には入りますが、この場合はどちら様でしょうか?という表現が正しいです。正しいか誤っているかという判断が難しいという人は、どなたがその場で自然か不自然かという感覚を基準に考えると良いでしょう。
「どなた」が与える印象に注意しよう
こんな話があります。得意先から電話があって、相手が名前を名乗らないで用件を話し始めた為電話にでた人間が、どなたですか?と聞いたそうです。得意先のクライアントは名前を名乗らなかった事は謝ったそうですが、電話対応した社員のどなたですか?という悪気はないにせよぶっきらぼうな言葉に呆れ返ってしまったそうです。社会人であればこそ相手にしっかりと敬意を込めて話すという事を心がけないといつ何時足元をすくわれるかわかりません。
社会人として「どなた」を使って良いのはプライベート時だけ
会社に大事な来客が合った際にインターフォンで「どなたですか」と聞いてしまったらそれだけで会社の信用を失いかねません。どなたですかという敬語は、自宅では勿論構いませんが、会社という場所では適していません。
敬語の使い分けを覚えよう
「どなたですか?」に限らず、プライベートと会社で異なる正しい敬語を身につける事はとても難しくて大変な事ですが、敬語力を身につけておかないと後々困るのは社会人としてのご自身です。敬語はシチュエーションによっても使い方が変わってきます。これは理屈で覚えるよりも感覚的に覚えた方がはやいかもしれません。
敬語としての「どなた」を会社とプライベートで使い分けるのが社会人
どなたですかという尋ね方はプライベートで使うのであれば問題ありません。しかし会社の来客、電話対応時であればNG、敬語も時と場合を選びます。
正しく敬語を使えるようになれば、自分も相手も気持ちがいいものです。社会人の常識のひとつとしてしっかりとマスターしておきましょう。
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