取引先に年賀状を送る際の宛名の書き方と注意点
年賀状の書き方①:取引先の宛名に注意
取引先に年賀状を出す場合、取引先の宛名の書き方に注意しなければなりません。細かい所にも配慮することで、ビジネスマナーがきちんとできていると思われ、信用力が高まります。
取引先の社名や部署名などをはがき中央付近に書く
取引先の宛名は、はがきの中央付近に書きます。その際「社名、部署名、肩書、氏名」を間違えないように書きましょう。
例えば、中央よりやや右に「株式会社山田物産」と社名、その左横に「営業第一部第二グループ」と部署名を書き、さらに左横に「マネージャー川野三郎様」と肩書及び氏名を書きます。この肩書及び氏名がちょうど中央になるようにしましょう。
御中と様の使い分けに注意
なお上記の例のように、年賀状の宛名が最終的に人物の場合は「様」とします。それに対し、宛名が部署になる場合は「御中」としましょう。
年賀状の書き方②:自社に関する事項で書くべきこと
通常の挨拶状でもいえることですが、取引先への年賀状の宛名書きでは、自社に関する事項も当然書かなければなりませんので注意しましょう。
左端に「社名・部署名・氏名」を書く
上記のように、年賀状の中央に取引先の宛名を書きます。一方自社に関する事項は、年賀状の左端に「社名、部署名、氏名」を丁寧に書きましょう。
例えば「東西商事株式会社第二営業部」と書き、その左横に「中本太郎」と氏名を記します。
電話番号などの連絡先は記入するべきである
その際「住所や電話番号などの連絡先」も明記しておきましょう。スペースに限りがあるため、メールアドレスまでは無理かもしれませんが、電話番号くらいは書いておくべきです。
取引先に出すものですから、単なる年始の挨拶ではなくビジネスのツールでもあります。その点をふまえて、連絡先を記しておくことは大切です。
年賀状の書き方③:正しい字で丁寧に書く
年賀状の宛名か否かを問わず、取引先へ出すものですから「正しい字で丁寧に書く」というのは、言うまでもありません。
例えば、略字を用いるのは失礼ですし、崩した書き方をするといい加減な印象を与えてしまいます。
読み手の側に立って、誠実な印象を持ってもらえるような書き方にしましょう。
修正などはせず書き損じたら新しいはがきを使う
書類の作成でもありがちですが、書き損じた場合に、二重線で消したり、修正液や修正テープを用いたりすることをしがちです。
しかしこれも、年賀状の宛名かどうかに拘らず、取引先に向けたものであることを忘れてはなりません。
面倒かもしれませんが、「新しいはがきに書きなおす」ようにしましょう。
取引先に年賀状を送る時は宛名の位置に注意して丁寧に書きましょう
取引先へ出す年賀状の宛名は、心を込めて書くことが大切です。
取引先及び自社に関する事項は正確を期す必要があります。また、正しい字で丁寧に書き、失敗したら新しいはがきに書きなおすようにしましょう。
受け取る相手の立場になり、新たな一年もよりよい取引をしていこうと思ってもらえるように書きましょう。
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