転職に失敗してから再転職するまでの期間に必ず考えるべき点

2017年3月1日2020年3月31日自己分析

再転職を防ぐ為に自分の将来を考えて転職しよう

今の会社をとにかく辞めたいと思い、転職活動を急いだ結果失敗して再転職する羽目になってしまう人もいます。この様な人に多いのが「自分が何をやりたいのか」を考えずに、単に今の会社が嫌だというだけで転職を決めてしまうケースです。

転職をする際には、どんなに今の仕事に不満があっても、あくまで自分の将来を考えて転職活動をする事が大切でしょう。

周囲の環境に我慢できるぐらい自分のやりたい仕事を探そう

今の仕事が嫌だといっても、転職先で同じ仕事を選んだのでは同じ事です。人間関係が嫌だからと転職しても、転職先の職場の人間関係が今より良いかどうかは分かりません。

転職が成功して、今より幸せになれるかどうかは入社してみないと分からないのです。転職に失敗して再転職するのを防ぐ為には、周囲の環境がどうでも、我慢できる様な本当に自分がやりたいと思っている仕事を探す事が大切でしょう。

転職に失敗すると長期間収入が減る

転職に失敗してすぐに再転職をするデメリットとしては、収入が減る事が挙げられます。転職をすると、ほとんどの企業では試用期間となり、残業代が出なかったり本来の給与よりも少なく設定されますよね。試用期間は企業によって違いますが3ヶ月から6カ月となります。

今まできちんと収入があった人にとって、ただでさえ試用期間の収入は少なく感じるものですが、転職に失敗したと分かって再転職をすることで、再度試用期間からやり直す事になり、長期間の収入不足となるでしょう。

転職に失敗すると社会保険の負担が増える事というデメリットも

中小企業の場合、試用期間の間は社会保険に加入させて貰えない場合もあります。

正社員の場合、厚生年金や健康保険は企業が半分負担してくれる事になるでしょう。しかし、加入資格がない場合には自分で国民年金や国民健康保険に加入しなければならず、満額負担となり大きな出費になるのです。転職に失敗して再転職を繰り返す人は、社会保険の負担が増える事になると考えましょう。

再転職では面接で明確な理由を述べないといけない

一度転職して失敗したからと再転職する場合、再転職先を見つけるのに苦労する事もあります。応募先の企業では短期間で転職を繰り返す人に対しては「すぐに辞めてしまうのでは」と心配するものです。

面接で再転職理由を訊かれた際に、どの様に失敗したのか、自分はどうしたいと思うのか、応募先の企業に何を求めているのかを明確に説明できないと、ただの飽きっぽい人物に見られてしまうので、成功は難しいでしょう。

転職理由として前企業の悪い面は言わない様にしよう

再転職をする際に、面接で転職理由として転職した会社がいかに良くなかったか、自分に合わなかったかを述べる人がいますが、面接官に良い印象は与えません。再転職をする際には、今の転職が失敗だったと思っても、決して企業を悪く言わない事が成功のコツです。

まずは転職できた事、今の仕事に対しても積極的に取り組んだ事を説明してください。その上で「自分はやりたかったのはこんな事だった」「御社のこんな部分にこれだと思った」と、自分が成長したいという気持ちを伝えるのがいいでしょう。

短期間での再転職は厳しいのが現実！自分に合う仕事を考えてから転職を

仕事というのは余程ブラックでない限り、転職後にすぐに失敗であるかどうかは分からないものです。少なくとも1年は頑張ってボーナスを貰ってみて、今後続けて行く価値があるかどうかを検討するべきでしょう。

再転職をする事で「ちょっとでも嫌なら辞める」という癖がついてしまう事もあります。その転職が失敗なのか成功なのか、再転職した方が良いのかは、しっかりと仕事を覚えてからの自分が決める事なのです。