ご厚志とは?その意味と貰った際の正しい紹介のタイミング

2016年11月29日ご厚志

ご厚志の読み方

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まずは、ご厚志の意味やご厚志を貰った際の紹介をするタイミングの前に、「ご厚志」の読み方について先に知っておきましょう。ご厚志は「御厚志」を記載される場面もありますが、読み方はお分かりになりますか?ご厚志や御厚志の読み方をいうと「ごこうし」です。

「厚志」に丁寧の「御」をつけた表現で、相手の親切や行為などを指す表現として使われます。読み方と合わせてしっかりとおさえておいてください。

ご厚志とはどのような意味?

先ほどは「ご厚志」の読み方について紹介しましたが。続いて、ご厚志や寸志と言う言葉を聞いたことがあるという人もいれば、全く聞いたことがないという人もいるのではないでしょうか?

ご厚志・寸志と言う言葉は、幹事をやるうえで知っておきたい言葉となりますので、今知らないという人も、ご厚志とはどのような意味なのか曖昧といった人も、確認しておいて損はありません。ぜひご厚志とはどのような意味なのかをおさえておいてください。

ご厚志とは主賓が参加費の代わりに渡すお金のこと

ご厚志とは、送別会や歓迎会の主賓が、参加費の代わりとして幹事に渡すお金です。名目上は、主賓の分の料金は参加者全員で割り勘定をしますが、結局はご厚志を受け取る事で主賓が自ら支払っているのと同じ意味になります。

つまり、ご厚志とは主賓として招いてもらった事に対する感謝の気持ちを示す意味があるのです。そして、ここで混乱しがちなのが「ご厚志」と「寸志」の言葉の使い分けです。

「ご厚志」と「寸志」の違いとは?

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ご厚志と寸志はよく使われますが、いったいどのような違いがあるのでしょうか?意味に違いがでてくるのでしょうか?実は、ご厚志と寸志の意味は同じなのです。ご厚志とは寸志と同じ意味なのに、なぜ使い分けされるのかというと、それは、ご厚志と寸志では言葉を使う人に違いがあるからなのです。

〈ご厚志→主賓〉〈寸志→幹事〉が使う言葉

寸志は、御厚志を幹事に渡す際に「主賓が使用する言葉」です。のし袋にも寸志と記載されています。これは、せめてもの心ばかりの気持ちという意味が込められており、幹事がご厚志を受け取ったことを参加者に紹介する際には、寸志という言葉を使ってはいけません。

「○○さんから御厚志を頂きました」という風に紹介しましょう。受け取る側が寸志と言ってはいけない、という事です。

主賓がいなくてもご厚志がもらえる場合も

御厚志は基本的に主賓から渡されるものですので、主賓がいないただの懇親会でご厚志を貰えるなんて、意味が通らないと思う方もいでしょう。しかしそのようなケースがあるのが現実。

送別会や歓迎会を兼ねていない親睦会であっても、上司や役員からご厚志を貰える場合があります。これは、社員の負担を少しでも軽くするために、日頃の労働に対する労いの意味を込めて御厚志が幹事へ渡されます。この際、上司や役員は自分の分の参加費を支払った上で、別途ご厚志を幹事に渡すのです。

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御厚志を当てて余った費用は参加者へ返金する

幹事は、親睦会が終わった後に決算報告をしなければなりません。ご厚志の計上方法は、収入の部にプラスして、それを人数分で割って出た合計額と、実際に徴収した金額を比べて、多かった分を参加者に返金します。

御厚志を出してくれた方へ返金すると失礼

この返金についてですが、ご厚志を出してくれた人物へ「余りました」と返金しないよう注意が必要。返金をすると失礼にあたります。御厚志はありがたく頂戴するのも礼儀です。

「ご厚志を貰った」と紹介するタイミングは乾杯前の挨拶

ご厚志の読み方や意味がわかれば、御厚志を貰ったことを参加者に紹介しなければいけないと分かりますね。ご厚志紹介のタイミングは、乾杯の前の挨拶が、そのタイミングです。

親睦会の目的を述べた後に、ご厚志を誰から頂いたのかを紹介します。そして、社長の挨拶などに移行して乾杯の挨拶を行います。挨拶の中でも丁度中間のくらいのタイミングとなるように、ご厚志の紹介を組み込んでください。また、受け取った金額などには触れないことがマナー。

複数人紹介する場合は位が高い人から

複数人からご厚志を受け取る場合は、「○○さん、△△さんから多大な御厚志を頂きました。この場を借りてご紹介させていただきます。」と紹介しましょう。

役職がハッキリしていて、高い立場にいる人物であれば、部署と地位名に加えて名前には様を付けて紹介しましょう。また、紹介する順番は立場が高い人から順番に紹介するのが一般的なマナーですのでしっかりと役職などの確認も行っておいてくださいね。

ご厚志とは主賓が参加費の代わりに渡すお金で読み方は「ごこうし」!紹介は乾杯前に

ご厚志の読み方・意味と寸志との違い、そして紹介の適切なタイミングについて見てきました。読み方や意味に関してバッチリでしょうか。読み方については、間違えて「ごあつし」という読み方をする人も意外と多いみたいですので注意してくださいね。

御厚志を出してくれる人物は、地位が高い人物であることがほとんどです。必ず、乾杯の挨拶の際に適切なタイミングで紹介して御礼を伝えましょう。また複数人紹介する場合には、位が高い人からというのを忘れないように注意してください。また、頂いた御厚志を当てて余った費用は、参加者へ返金するわけですが、ご厚志を出してくれた方へ返金すると非常に失礼となります。

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2016年11月29日ビジネス

Posted by BiZPARK