初めての職場挨拶の流れと新人が心がけるべきポイント
初めての職場における挨拶の流れやタイミング
就職内定を得て以降、その会社の人事部門と何度か会合を持たれる場合もあります。しかし、この際も会社側はまだ新入社員としてではなく、お客様扱いで接しています。
このお客様扱いが、入社式を境に、新入社員として正式な従業員の一人として扱われる様になります。入社後、社員としての自覚を持った発言や話し方が求められる事を再度認識して置くべきでしょう。こうした背景の中で、初めての職場での挨拶・スピーチが待っているのです。
初めての職場ではまず部課長に引き合わされるのが一般的
入社式を終えて、配属先が決まれば、人事部門の担当者に連れられて、職場の上司に紹介し引き渡されるのが普通です。初めての職場で挨拶をする時、一般的には、部課長にまず引き合わされ、そこから職場内の人達に紹介されるという段取りが多いものです。
部課長に対する最初の挨拶は、氏名を述べ、「頑張りますので宜しくご指導のほどお願いします」と簡潔に伝えれば良いでしょう。部課長は、その場にいる社員を集め、紹介し簡単な自己紹介のスピーチを求める場合もあるでしょう。
多くの社員が出払っている時は個別に挨拶
また、営業部門などで社員の多くが出払っているような場合には、残っている社員に個別に紹介だけし、自己紹介のスピーチは翌朝の朝礼やミーティングの場で求められることもあります。
上司や先輩の顔と名前はいち早く覚えるのがマナー
個別に挨拶した場合は、上司や先輩も自己紹介をしてくれるでしょう。この時、緊張していて相手の話が頭に入ってこないかもしれませんが、顔と名前はきちんと覚えてください。
せっかく自己紹介をしてくれているのに覚えないのは、バッドマナーです。先輩社員が立て続けに自己紹介してくるときは、特に注意しましょう。
初めての職場でのスピーチ内容と心がけるべきポイント
個別に紹介を受けて挨拶する場合には、氏名を言った上で、宜しくお願いしますと言う程度で簡潔に済ませるだけでOKです。もちろん、紹介された先輩から出身大学などを聞かれれば、それに答える事は当然ですが、あえて自ら言うのは、個別の挨拶時には避けた方が良いでしょう。
こうした個別の挨拶とは別に、初めての職場の皆の前で自己紹介のスピーチを求められるのが一般的ですが、そのスピーチはどんな事を盛り込んで話せば良いのかを考えてみましょう。
内容は簡潔に分かりやすく伝えよう
自己紹介のスピーチでは、氏名、出身地、出身学校名と専攻、会社の寮等に入居している場合にはその寮の名前の紹介程度をまず行います。趣味や特技などを長々と話すのは避けた方が良いでしょう。
初めての職場では新人らしい"はつらつ"とした話し方を
自己紹介のスピーチは長々と話すのではなく簡潔にし、かつ新人らしい溌剌(はつらつ)とした話し方を心がけてください。スピーチの時間は、1、2分で済ませるべきでしょう。
生意気に感じられない話し方をするのも当然のマナー
そして、その会社に入社するにあたって、後は自分が社会人として未熟であり、先輩のご指導を受けて、精一杯頑張り早く戦力となるべく努力する旨の決意表明を簡潔に行うのが理想です。
いわば、公式のフォーマルなスピーチであり、生意気に感じられないように簡潔にフレッシュマンらしさを心がけるのがポイント。これは社会人として当然のマナーですね。
入社後初めての宴会や歓迎会での挨拶とスピーチ
初めての職場で公式の自己紹介を終えても、その後しばらくして催してもらった歓迎会の席でも、再度挨拶と自己紹介のスピーチを求められるのが普通です。このような場合のスピーチは、どのような内容や雰囲気で話すべきかを考えてみましょう。
歓迎会でのスピーチは少しフランクさを盛り込んだ内容に
再度、自己紹介のスピーチを求められ、同じ内容のみを話すだけでは、場がしらけてしまいますので、歓迎会でのスピーチには、少しフランクさを加味して話しましょう。これも一つのビジネスマナーです。
しかし、フランクさを加味したスピーチであっても、社会人として適切である事が重要で、学生のお客さんではない事を肝に銘じておく事が必要です。
どんなに長くても3分以内にまとめるのがベスト
また、スピーチの時間は3分以内にまとめて話すのが目安です。改めて、公式な自己紹介で話した内容を繰り返し、ここでフランクさを出す意味で、趣味や特技や学生時代のクラブ活動などに関してプラスした紹介をすると良いでしょう。
そして最後に公式スピーチでの決意表明を、表現を変えて話して締めくくればOKです。宴会や歓迎会の挨拶は間延びしがちですが、どんなに長くても3分以内におさめるのが一般的なマナーです。新人が長い時間を取ると、生意気と感じられる場合があります。
初めての職場での挨拶は社会人としてのマナーを守って行おう!TPOでアレンジできるとなお良い
初めての職場挨拶の流れと新人が心がけるべきポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
入社式を終えて緊張する中、初めての職場で待ち受けている挨拶・スピーチは、簡潔でフレッシュマンらしい元気さを備えている事が大切です。会社の人たちが自分に興味を示してくれるチャンスの場ですから、バッチリの対策をしておきたいですね。
歓迎会での再度のスピーチでは、少しフランクさを加味して自分の趣味や特技に触れると良いでしょうが、それでも学生の乗りではなく、社会人としての節度を持った話し方が重要です。社会人ですから、ビジネスマナーは必ず守りましょう。
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