【働き過ぎは損をする!?】残業と年末調整の関係性を知ろう!
残業代が増えると年末調整で損をする!?
年末調整はその年1年間の年収と支払った税金をつきあわせて、税金を多く払っていれば戻ってきて、少なかったら追徴されるというものです。給与明細を見れば分かりますが、毎月税金が給与から天引きされます。この天引き分は「仮」の状態なので、年末調整で本清算をして正しい徴税を行うのです。
残業と年末調整の関係
残業代が増えると年末調整に影響するのかは、給与をもらっている側にとっては気になるところです。結論から言うと、残業代が増えると税金の徴収額が増えます。残業をたくさんしていた月の給与明細を見てみてください。その月はいつもより多く税金が引かれていませんか?年末調整もそれと同じなのです。
残業すると支払う税金が増える!
年末調整は一年間の年収と支払った税金を元に算出されています。残業代とはいえ給与額が増える、つまり収入が増えたことになるのでその分の税金も支払うことになります。頑張っていつもより多く仕事をしたのに、その分のお金を払わなくてはいけないというせつない状況になるのですが、こればかりは受け入れざるをえません。
年末は残業の調整も必要
ただ、残業をしたからといって必ず年末調整で追徴されるわけではありません。残業が多い月が年に1,2カ月あったくらいで、あとは残業がほとんどなかったり逆に給与が少ない月の方が多かったという場合は追徴されることはほとんどないでしょう。これは年間を通した収入で計算をされているため、1年に換算すると収入額はそれほど増えていなかったりするからです。
多額の残業代と昇給は追徴の対象に?
また、給与からは税金が多めに引かれているため、残業代を多くもらっても追徴がくる場合は少ないと言えます。追徴がきたという人は、残業代が多額であったり昇給があったりと、とにかく収入が大幅に増えたということになります。もし、残業代も特別な昇給もなかったのに年末調整で追徴が来たら、それは残業代は関係がない場合があります。
扶養家族も関係している
残業代とは関係なく年末調整で追徴が来たら、扶養が関係しているかもしれません。例えば、扶養していた妻が正社員として働くことになり、扶養を外れることになったとします。すると扶養家族が減ったということで、家族を養うための出費が減って結果として手元のお金が増えるとみなされて追徴されることがあります。
残業をし過ぎると年末調整で「損」をするケースもある!
実は過去のサービス残業も追徴される可能性があります。最近はサービス残業を労働基準監督署が厳しく見ているケースが多くなってきています。そのため、過去のサービス残業に対して翌年に給与の支払いが発生した場合、その金額に対しても税金がかかってくるのです。もちろん、新たに課税した際には、今年の給与所得の金額も上乗せされて税務署に支払う必要が出てきます。そうならないためにも、サービス残業はしないようにしましょう。年末調整と残業にはこのような関係性があるのです。
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