お歳暮で日頃の感謝を伝える挨拶文の書き方と文例【場面別】
お歳暮を贈る意義から挨拶文を考えよう
お歳暮は年末に送る季節の贈り物で、日ごろからお世話になっている人に感謝の気持ちを添えて贈るものです。
送り状はその気持ちを文章にして送るものなので、挨拶文を書いて基本的にはお歳暮の品物に同封するようにします。
お歳暮の挨拶文のポイント
お歳暮を贈る時期は、12月初旬~20日頃までが一般的です。一年間お世話になった感謝の気持ちを伝えるとともに、来年のお付き合いを願うメッセージとして挨拶文を添えて送ります。
基本的に記載したいのは以下の4つです。
・時候のあいさつ
・一年間の感謝の気持ち
・相手の健康を気づかう言葉
・贈り物の内容や選んだ理由
このポイントを押さえて挨拶文を構成しましょう。
ビジネスの場合の挨拶文
送り状は、かしこまりすぎる必要はありませんが、場面によって多少使い分けたいものです。まずは、ビジネスでの送り状、取引相手などに送るものをご紹介します。
ビジネスの場面での挨拶文の文例
謹啓 師走の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、格段のお引き立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。この一年、無事に終えることができますのも、ひとえに、貴社のご支援ご助力の賜物と存じ、心より感謝いたしております。つきましては、本年の言葉に尽くせぬ感謝の気持ちと、歳末のご挨拶を兼ねまして、ささやかな品をお送りいたしました。
本来ならば、直接お伺いしてご挨拶申し上げるべきところ、誠に失礼とは存じますが、ご受納下さいますれば幸いに存じます。年末ご多忙の折、皆様には何卒ご自愛の上ください。幸多き新年を迎えられますよう祈念いたしております。
来年も何卒宜しくお願い申し上げます。 謹白
それ以外の場面で使える挨拶文
また、もう少し親しい間柄や、取引先でも使える送り状の文例もご紹介します。比較的言葉遣いはやわらかくなりますが、内容の構成は同じようになります。
その他の場面で使える挨拶文の文例
拝啓 年の瀬も押し詰まり、何かとご多忙な日々をお過ごしのことと存じます。日頃は多大なるご配慮にあずかり、心より御礼申し上げます。つきましては、本年の感謝の気持ちを込めまして、心ばかりの品を別便にてお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸いです。
皆様おそろいで幸多き新年を迎えられますようお祈り申し上げますとともに、来年も変わらぬご指導をどうか宜しくお願い申し上げます。
誠に恐縮ですが、書中をもちまして歳末のご挨拶とさせていただきます。 敬具
文例を参考にして、お歳暮に挨拶文を添えよう!
お歳暮を贈るときには、ただ品物を贈るのではなく、それを相手に贈りたいと思った気持ちもきちんと伝えたいものです。そのためにあるのが、挨拶文となります。難しく考えすぎる必要はありません。相手への感謝の気持ちを、素直に表現するようにしましょう。
何を書けばいいのか悩んだときは、今回ご紹介した文例を参考にして書いてみてください!
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