春闘で付帯要求するコツを伝授
春闘で付帯要求するコツの前に春闘における付帯要求とは?
今回は、春闘で付帯要求するコツについて説明していきますが、その前に付帯要求とは何なのでしょうか!?
付帯要求は、ついでに様々なことを要求することですが、あまりにも目的に関連付けられていない場合は受け付けてもらえません。
付帯という言葉によって、本来は関連が薄いことまで要求しようとしているので、必要最低限は目的に関連している必要があります。最初から付帯要求として改善を求める項目を用意しておく事も、ひとつの手段です。
春闘で付帯要求した時、思いつきの内容は避ける
労働組合で話し合う際に付帯要求の内容を考える場合は、様々な意見が出てきます。中には全く目的に関連付けられない様な要求の案を出す人物も存在するので、冷静な判断で的確な付帯要求を決めることが大切です。
無茶な改善の要求をしてしまうと今後の労働組合の存在意義が保てなくなり、会社と対等な立場でいられなくなる可能性があります。その点だけは気をつけましょう。
春闘での付帯要求に関しては妥協点を見出しておく必要がある
春闘におけるメインの要求に対して充分な回答が得られても、付帯要求に対してはゼロ回答になる場合があります。つまり、メインの要求は飲めるが余計な要求は一切飲まないという会社の姿勢です。
付帯要求に関して妥協点を予め見出しておかなければ、付帯要求が通らなかった時に労働組合員から不満の声が漏れる可能性があります。
春闘の付帯要求はあくまでも「ついで」
付帯要求が通らなかったからと言って、ストライキを強行してしまえば会社との関係が悪化してしまいます。付帯要求はあくまでもついでの要求なので、重要視はせずに内容を考えましょう。
会社としても余計な要求を飲まなかったからと言ってストライキをされてしまえば、組合員に対して然るべき処置を取らざるを得なくなります。
春闘で付帯要求する際は社員が働きやすくなる内容にする事が前提
春闘は労働環境の改善も目的としているので、便利な設備との契約を付帯要求にしたりと、社員が働きやすくなる内容にすることが大切です。
例えば、女性社員が多いのであれば、保育所や託児所と契約をして割安で利用できるようにするなどが挙げられます。つまり、その企業に合った改善の方法を求めるのが普通なのです。
現実的であればあるほどに通りやすい
社員が働きやすくなる環境になれば、会社の業績アップにも繋がります。つまり、双方にとってメリットがある内容となります。
付帯要求は、現実的に実現可能と判断出来る内容にして、要求を飲んでもらいやすくすることが大切です。いかに会社にとってメリットがあるかも伝えましょう。そうした事で全て改善できる事が、春闘の本来の目的なのです。
春闘の付帯要求は内容をしっかり確認した上で改善の方法を提案
付帯要求はあくまでもついでの要求ですが、実現すればあらゆる面で社員にとって働きやすい会社になります。出来るだけ時間をかけて話し合って、不平等にならないように全ての組合員が恩恵を受けられるような改善内容にしましょう。
そうすることで労働組合の結束力がより強固なものになります。春闘で会社に要求を飲んでもらう為にも、付帯要求は妥協せずに改善案を考えることが大切です。
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