【部下から?上司から?】複数人で自己紹介する際の順番とマナー
紹介する順番は部下が先?それとも上司??
取引先との初の顔合わせの席などで、お互い自己紹介をしますよね。その先、ふと気になったことはないでしょうか?「あれ?こういう時って上司と部下、どっちを先に紹介するの?」と。
なんだかんだ、流れに沿ってうやむやになってしまいがちな”紹介順序”におけるビジネスマナーですが、これにもしっかりと正しい順番が存在するのです。
実際、そんなもの学んだところでどうなんだ?なんて思ってしまいがちですが、マナーにうるさい企業との会合の席で、間違ったマナーを披露してなんて言われているかわかりませんよ??「お?この会社の人たち、そういう細かいマナーまでしっかりと教育しているんだな」なんて高評価を得るきっかけにだってなるかもしれません。この機会に、きっちりマナーを身に付けておくのも良いのではないでしょうか?
正しいビジネスマナー!「部下から紹介」が正解!
紹介する順序として正しいのは『部下から上司』です!普通に考えたら、上の人から紹介するものだと誤解されがちですが、紹介する人の地位に差がある場合、地位の低い人から先に紹介します。
(【先】 役職が下 - 【後】 役職が上) ということになります。
同様の法則で、「同僚」「上司」を取引先の担当者に引き合わせる場合は、まず身内である同僚を紹介し、その後に上司を紹介するようにします。その後、身内の同僚や上司に対して、「取引先担当者」「その担当者の上司」という順序で紹介していくのがセオリーです。
役職が同じ場合はどう紹介するか
役職的な地位が同じ複数人を紹介する場合は、年齢や性別で紹介するようにします。
下記のような順序で、序列を組んでみましょう。
①『地位の違い(課長→部長など)』
②『年齢の違い(23歳→32歳)』
③『性別の違い(男性→女性)』
例えば、【A】27歳:部長(男性)、【B】32歳:部長(女性)、【C】34歳:課長(男性)
……の3人がいたとしましょう。この場合、どういった順序で紹介するのが正しいでしょうか?
・・・
答えは【B】【A】【C】となります。
①②③を再度考察して、答えあわせをしてみてくださいね。
なぜその順番で紹介するべきなのか?
普通に考えたら、目上の人を先にするようなものなのに……そんな疑問が浮かんだのではないでしょうか?なぜ部下を先に紹介するのか。その答えは知ってしまえば明確で、ビジネスシーンにおいては『敬意を表すべき相手を後に紹介するのがルール』だからです!もっとわかりやすく説明すると……
『身内(目下)から先に紹介し、立てたい人(目上)を最後に紹介する』ということです。
人物紹介のルールの原則をしっかりと覚えておきましょう。取引先との会合のみではなく、意外にもあらゆる場面で使えるビジネスマナーです。なんとなくではなく、しっかりとこの基本を身につけておくことをお勧めします。
注意!名刺交換の場合は部下ではなく上司が先に行う
自己紹介は部下から行うものというお話をしましたが、では、営業先での名刺交換はどうでしょうか?部下、上司、どちらが先か、正解は上司が先に行うものとなっています。複数人で名刺交換を行う際は、目上の人から行うのがビジネスマナーとなっています。部下は上司が名刺を交換した後に対応するということを意識するだけでなく、上司の名刺を切らさないようストックを持っておくことなども意識しましょう。
複数人の自己紹介を行う際は上司ではなく部下が先!
『目下の者から紹介し、立てるべき目上の者は最後に紹介する』この原則を、自信を持って使うようにしましょう!あまり普及していないようなビジネスマナーでもあるので、ちょっとうろたえ気味に紹介したのであっては、逆に不振がられてしまいます。どんな場面でも意外と活用する場合があるものなので、頭の隅に置いておくことをお勧めします。
社会人として、正しいビジネスマナーを身につけましょう!
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