カイゼンで有名なTOYOTA式の片付け方法を身につけよう

2017年7月3日2020年3月31日TOYOTA

TOYOTA式は世界でも通用するやり方

世界中での年間生産台数が1000万台を超え、常に自動車シェアのトップ争いを繰り広げるトヨタ自動車。そんなトヨタ自動車がここまで世界的企業に成長した理由は、製品生産時の効率化を極限まで図ったことが理由です。「カンバン方式」や「ジャスト・イン・タイム」、「カイゼン」などトヨタ独自の生産効率アップ方法は日本だけでなく、世界でも注目を集めています。この中でも特に「カイゼン」は、皆さんのご家庭でもすぐに活用できる要素があるのでこの機会にぜひ覚えてみましょう。

「カイゼン」は現状をよりよくするための活動

では、家庭でも活かせる「カイゼン」とは、いったいどんな活動を指すのでしょうか。TOYOTA式でいうところの「カイゼン」は今現状行っているやり方をより効率よくさせるために必要な行動を示します。つまり問題があろうとなかろうと、もっと現状を良くすることができるアイディアを提案し、より働きやすい環境に導くために行う方法といえるでしょう。

家庭の片づけに置き換えた場合、どうなるでしょうか。例えば、いつもはクローゼットにただ保管する形にしていたのを、クローゼット内に段ボールや収納ケースをおいて区別しておくことで、片づけも取り出しも容易になるようにするなどの工夫がTOYOTA式片付けにおける「カイゼン」といえます

TOYOTA式片付けには5Sも肝心

先程はカイゼンについて紹介しましたが、他にも家庭に活かせるTOYOTA式片付け術があるので紹介します。それは5Sと呼ばれるもので、多くの業界でも用いられているやり方です。なお、5Sとは以下の頭文字から取った言葉ですので確認してください。

整理整頓や清掃など、普段から意識しているよと思われる方もいるかもしれませんが、ただ意識するだけでは何の解決にもなりません。それぞれこれまでの片づけのやり方を振り返って見直さなければならない部分が多々あるのです。

TOYOTA式片付け術は必要な分だけ取り出せるかがポイント

TOYOTA式片付けのポイントはただ部屋を綺麗にすることではありません。必要なものを必要な場所に置き、いかに取り出しやすい環境を整えるかが一番重要です。まず、清掃や清潔で環境を整え、整理ではいるものと要らないものをしっかりと区別してください。また、整頓は元の場所にきれいに並べるのではなく、取り出しやすい場所に移動させたり、その場所を示す表示を設けるなどの工夫をしましょう。そうすると、自然と部屋がきれいな状況になり、誰もが使いやすい空間へと変わるのです。

TOYOTA式片付けは「カイゼン」や「5S」を意識して取り組もう

TOYATA式の片付け方法を見てきました。ただ綺麗にするのではなく、どこに何を置くか、どう整理すれば余計な荷物を集めずに済むかといった点を重視した片付けが求められています。作業効率の良い空間を作ることは、普段の生活をストレスフリーに過ごす第一歩といえますので、この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。