ホチキスで書類を止める際の正しい位置【ビジネスマナー】
ホチキス(ホッチキス)の止め方の基本的なマナーは?
「書類をホチキスで止めておいて」と会社の先輩や上司に頼まれたら、あなたはどこに、どのように止めますか?縦書きの文書、横書きの文書の場合それぞれで、ホッチキスの止め方や止める位置は違ってくるのでしょうか。
ホッチキスの止め方1つで資料や書類の見え方は変わります。新人にとっては、ホチキス止めだって大事な仕事の1つなのです。ですから、しっかりと正しいホチキスの止め方や止める位置を覚えるようにしましょう。
それでは早速、書類をホチキスで止めるときの、基本的な止め方と止める位置を見ていきます。
横書きは「左」の位置が正しいホチキスの止め方
まず、書類が横書きの場合のホチキスの止め方からです。
横書きの書類は、「左上端」から始まり「右下端」で終わります。そして、そちら側をつまんでページをめくるのが、たいていの人の習慣です。
つまり、ページをめくる側の対角線の位置にホチキスを止める、というのが横書きの場合のホチキスの止め方と止める位置になります。
では縦書きの場合はどうでしょうか?
縦書きは「右」が位置が正しいホチキスの止め方
横書きに対して、縦書きの文書の場合は「右上端」から読み始めて、「左下端」へと読み進めていきます。そして、読み終えた側をつまんでページをめくります。
ですので、縦書きの場合は書類の右上を止めるが、正しいホチキスの止め方と止める位置となります。
このように、横書きと縦書きにより、ホチキスの止め方や止める位置は変わってきますが、「読み始めの方にホチキスを止める」と覚えておくといいでしょう。
ホチキスを止める位置は、その書類や資料のめくりやすさや扱いやすさに大きく関わります。縦は右・横は左です。一番触れる機会が多いであろう、縦書きと横書きという書類の書き方別のホチキスの止める位置、そして止め方は必ずおさえておきましょう。
縦書きと横書きがが混ざっていたら? 書類が混在した際のホチキスの止め方
では、縦書きと横書きの書類が混在する場合には、どのようにホチキスを止めるべきなのでしょうか。
横書きの場合において説明すると
「横長の書類を左側に90度回転させ、書類を縦にしてその左上に止める」というのが基本的な止め方になります。
つまり、見る方向に合わせて上辺にホチキスを止めるようにすれば良いという訳です。これも覚えておきたいマナーですね。
ホチキスの止め方には例外が!
ホチキスを止める位置と止め方の基本を紹介しましたが、とはいえ、基本は絶対ではありません。基本のホチキスの止め方を頭に入れた上でも、書類の種類や書き方、そして資料としてどう見せたいかにより、例外もある事を覚えておきましょう。
時と場合によって臨機応変に対処するよう、心がける必要があるのです。では次に、ホチキスの止め位置・止める位置で起こりえる、例外のマナーについて見ていきましょう。
書類をファイリングする際は要注意!ホチキスの止め方が変わる場合も
例えば、書類の書き方に関わらず、左上にホチキスを止めるとその書類をファイリングするときに、ホチキスの針の厚みで左上が膨らんで、ファイリングしにくくなる可能性があります。
そのため、会社によっては左側の2箇所、上と下の端からそれぞれ○分の1程度のところにホチキスを止める、といったルールもあるようですから、上司に確認は取った方が良いでしょう。
ホチキスの止める位置マナー!読む人の気持ちを考えて
では最後に、ホチキスを止める位置についてのマナーも見ておきます。そもそも、ホチキスの止め方や止める位置のマナーは全て、資料を読む人に見やすくなるように、と決められたものです。
ですので、あくまでも決まりに従ってホチキス(ホッチキス止め方)をしていれば十分という訳ではなく、「資料を見たときに読みやすいか」を考えてホチキスを止める位置を考えるのが重要です。
例えば、まっすぐ縦横にホチキスを止めてしまうと斜めにめくりづらくなる、などが挙げられるように、何よりも書類を見る側の立場で考えて、ホチキスの止める場所・止める位置を決めるようにしましょう。
ホチキスの止める位置は「書類のサイズ」で統一するのがオススメ
基本的なホッチキスの止め方については最初に説明しましたが、保管用にファイリングする資料もあるはず。その場合、ホチキスの位置が右上だったり左上だったりすると非常に見にくいですよね。
そんなときは、ファイリングした後を第一に考えてホッチキスを止める位置は「書類のサイズ」で統一するのが良いでしょう。
■縦長の書類→左上にホッチキスを止める
■横長の書類→右上にホッチキスを止める(書類を縦にした時、ホッチキスの位置が左上に来る)
といったような方法がオススメです。
とはいえ、扱いやすいホチキスの止める位置を上司に聞いておくのが大事
ここまで見てきたように、縦書きは右上、横書きは左上、というのがホチキスの止める位置の通例です。しかし、人によっては、縦書き文書であっても左手でページをめくり、右手でペンを使いたい人は多いようです。
そのため、その資料を使う上司や同僚に「縦書きのときのホチキスは右上でいいですか?」などと確認して、事前に扱いやすいホチキスの止める位置は必ず聞いておくと良いでしょう。
ホチキスの止め方や止める位置を正しく覚えて書類をまとめよう!ただし臨機応変に対応を
今回は、ホチキスの止める位置は? 書類の止め方のビジネスマナーと題して見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
ホチキスの止め方の基本は縦書き文書は右上、横書き文書は左上で止める、と覚えておけば間違いありませんが、読む人に応じて柔軟に使い分けましょう。
ホチキスの止める位置くらい、どっちでもいいやという人もいるとは思いますが、些細なことでも、その人の気配りはというのは見えるものです。
資料や書類を一生懸命作った人がいること、そして読み手側から考えた「読みやすさ」を頭に置いて、ホチキス留めする際は、止める位置に気を遣いましょう。
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