技術職で働きたい人は必見!未経験から転職する方法4STEP
そもそも「技術職」はどんな仕事?
「手に職を付けたい」「ものづくりの仕事に就きたい」など、技術職に転職したいと考える人には様々な理由があると思います。しかし、一口に技術職と言っても、実に多くの職種が存在するのです。
今回は「メーカー技術職」「IT・通信技術職」の大きく2つに分けてそれぞれ紹介していきます。職種ごとの仕事内容を確認して、技術職の中でも自分に合う職は一体どれなのか、考えてみましょう。
メーカー技術職
メーカー技術職には、4つの職種があります。研究職、開発・設計職、生産技術職、建築関連技術職、以上の4つを1つずつ紹介していきます。
【研究職】
メーカー技術職の中でも研究職は、製品の材料や技術をつくるのが仕事です。仕事の種類としては大きく「基礎研究」「応用研究」とあります。
基礎研究は未知の領域を開拓して、新しい材料や技術を発見していきます。一方、応用研究は、基礎研究で発見した材料・技術を具体的に製品化していくための技術を研究していきます。
仕事の形としては、社内のプロジェクトチームとして動いていくのが一般的です。しかし、場合によっては、他社や公共機関などの外部の期間とも共同研究することもあります。
【開発・設計職】
メーカー技術職の中で開発職は、研究職が見つけた成果を製品化・実用化していくために、実際に開発・設計するのが仕事です。
仕事のスタイルとしては、開発の場合は自社の強みを活かしていく形と顧客企業の依頼でつくっていく形とがあります。また、設計に至っては回路や構造などのパーツごとの設計と、最終製品までの設計の2タイプがあります。
各分野で専門分野に精通している必要があり、異分野のエンジニアと共同で開発・設計する事もよくあります。技術職というとひたすら1人で開発対象と向き合っているイメージがありますが、意外にコミュニケーション能力も求められる仕事なのです。
【生産技術職】
メーカー技術職の中でも生産技術職は、製品を実用化したり、実際に市場で流通させたりするための最終段階を管理していくのが仕事です。そのため、コストダウンなどシビアな問題を解決する策を練って、生産側の視点での提案をしなくてはなりません。
仕事の形としては、近年海外に生産拠点を持つ工場が増えてきているので、技術指導員として現地で働く可能性もあります。生産技術職は、指導力というものが必要になってくるかもしれません。
【建設関連技術職】
メーカー技術職でも建築関連技術職は、建設物の図面を書くのが主な仕事です。その中で、道路や公園を扱う土木設計、マンション・オフィスビルを扱う建設設計、注文住宅などを扱う住宅設計があります。
建築関連技術職は、技術職の中でも一番コミュニケーション能力が必要とされる仕事とも言えるでしょう。クライアント・営業・工事現場の責任者などと何度も相談しながら仕事を進めていくスタイルになります。
IT・通信技術職
IT技術職には大きく5つの職種があります。システムエンジニア(SE)、プログラマー、ネットワークエンジニア、サポートエンジニア、CAD・CAMオペレーター、以上5つを見ていきます。
【システムエンジニア(SE)】
システムエンジニアは簡単に言うと、コンピューターシステムを構築する仕事です。企業のニーズを把握して、それに見合うシステムをつくります。専門知識だけでなく、営業的資質も必要になってくるのがシステムエンジニアの特徴です。
【プログラマー】
プログラマーはSEのつくったシステム構築の仕様書に沿って、実際にプログラムを組んでいくのが仕事です。そのため、依頼先企業がある場合は、そこへ常駐して仕事するスタイルが多いです。
【ネットワークエンジニア】
ネットワークエンジニアはネットワークに特化してシステム開発を行います。LANやWANなどの構築だけでなく、音楽・映像を配信するストリーミングやセキュリティ、デジタル家電など、扱う分野は多いです。
【サポートエンジニア】
サポートエンジニアは、パソコンなどの製品や、インターネットで起こる不具合などのトラブルに対応するのが仕事です。電話やメールなどで伝えられる相手の状況から素早く原因を推測して解決方法を伝えていきます。相手の知識レベルに合わせて分かりやすく説明する能力も求められます。
【CAD・CAMオペレーター】
CAD・CAMオペレーターは、コンピューターで設計・製図・生産を行います。コンピューターの操作に精通している必要があるので、CAD操作のスキルに関する資格があると就職には有利です。
技術職に向いている人とは?
未経験から技術職への転職を考える人が気になるのが、「そもそも自分は技術職に向いているのか」という問題ですよね。ここでは、技術職に向いているタイプを紹介します。自分が当てはまったら、技術職の素質はあると考えても良いかもしれませんね。
1つのコトに集中できるタイプ
好きなことにはとことん取り組み、結果が出るまで一生懸命集中できるタイプは、技術職に向いていると言えるでしょう。技術職の仕事は、失敗する事も多くありますが、それをいちいち気にして立ち止まったり、やる気を失ってしまったりしては仕事になりません。
失敗しても、何が原因だったか考えて、それに対応できる解決策を導き出して成功へと繋げていく執念のようなものが技術職には必要なのです。
明るいオタクタイプ
オタクのように1つのことに対する情熱があり、そのことについて聞かれたら喜んで熱心に答えられる明るさのある人が、技術職には向いていると言えます。技術職は確かに、1つの事に集中して取り組むのも大切ですが、人と協力して作り上げる仕事でもあるからです。
未経験でも技術職に転職する方法とは?
お待たせしました。最後に皆さんが一番知りたい情報、「未経験から技術職に転職する方法」を紹介します。全部で4つのSTEPがあるので、ひとつずつ順番に取り組んで頂けたらと思います。
STEP1:まずは社内の人事異動を狙う
これは、転職前に必ず考えて欲しい選択です。特にメーカーなど、社内に技術職の部署が存在する場合は、この方法が一番安全に技術職を狙える可能性が高いのです。
未経験で技術職に転職するのは大変です。どの企業もできれば即戦力となり働いてくれる人材を求めている事実は変わらないからです。ただ、社内ならあなたへの信用があります。全く自分の事を知らない会社よりも、技術職になれる確率は高いと言えるでしょう。
STEP2:関連資格をとる
次に関連資格を取ることです。技術職といってもたくさんありますから、その中で自分が志望する職種に関連する資格を取る事は、未経験から技術職に転職する際には大きく影響してきます。
資格を取ったからといって、確実に転職できる保証は必ずしもないですが、無いよりはあった方が良いのは事実です。取れる資格は取っておきましょう。資格があれば、転職の際に資格を取るだけの熱意があると受け取ってもらえることもあります。
STEP3:狙うべき求人を知る
続いて重要なのが、狙うべき求人を知るということです。技術職の中には色々あるでしょうが、今一番需要が高まっている職種には特徴があります。それは、顧客対応を伴う職種です。
この職種はどうしても営業的側面が求められてきます。また、このように顧客対応を伴う職種が出てきたのは最近のことなので、まだ経験者が少ないのです。経験者が少ないということは競争率が低くなるので、一気に未経験でも狙いやすくなります。
STEP4:技術職に精通したコンサルタントに相談する
未経験で技術職に転職するということは、経験者のライバルに勝つための知識も少ない事を意味します。しかし、技術職に精通したプロのコンサルタントに相談すれば、様々な質問に答えてくれるはずです。業界の常識などにも答えてくれるでしょう。
さらに、こうした転職エージェントは非公開求人を抱えている場合が多いです。なかなか公式には出ない情報を持っているので、ライバルの少ない求人に応募できるのです。そうなれば、ますます未経験でも転職できる可能性は高まります。
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未経験で技術職になるなら人事異動を狙え!資格取得やプロへの相談が転職の鍵
未経験で技術職を狙う人にお伝えしたい情報を紹介してきました。未経験で技術職へ転職したい人は、転職に踏み出す前に、社内転職の道も考えてみましょう。転職は時間も労力も伴いますが、異動で技術職に配属されれば、全て省けるのです。一度考えてみましょう。
また、社内転職が望めない場合は、資格を取得して、転職のプロに相談するのが近道です。とにかく1人で悩んでじっとしていないで、行動することが重要です。未経験でも決して諦めず転職を成功させましょう。
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