新入社員が送別会に参加する時に守るべきマナー
送別会におけるマナーポイントは開宴前・終了後・宴会中の3つ!
送別会で新入社員が守るべきマナーは、大きく分けると「開宴前」「終了後」「宴会中」の3つに分けられます。それでは、新人が守るべきそれぞれのマナーについて確認していきましょう。
まずは、開演前に新入社員が気をつけるべきマナーについてです。
送別会のマナー①:開宴前の遅刻は厳禁
新人の最大のマナー違反は「遅刻」です。もちろん、業務上の都合でどうしても遅れてしまうことはあります。それはしかたありません。しかし、新入社員が業務多忙で送別会に遅れるというケースは、きわめて稀でしょう。新入社員なら、心がけひとつで送別会への遅刻を回避できるはずです。
早めに送別会の会場に入るよう心がける
開宴よりできるだけ早く、送別会の会場に入るようにしましょう。その際、送別会の幹事に「初めてで勝手がわかりません。新人ではありますが、何かお手伝いできるようなことがあれば、お申し付けください」と、ひと声かけておくことをおすすめします。
送別会場の席次を確認し必ず末席に座る
会場に入ったら、末席に座るのが新入社員としてのマナーです。上座や下座に詳しくなく、どこに座ればいいのかわからなければ、もっとも出入り口に近い席に座りましょう。出入り口に近い席が末席であり、新人が座るべき場所です。
新入社員なのに、上座に堂々と座るようなことは絶対に避けてください。
送別会のマナー②:宴会中は2つの気配りを忘れない
送別会の宴会最中に新入社員が気を付けるべきマナーについて、「2つの気配り」という視点から説明しましょう。
新人が守るべきマナーの1つ目は「送別会の幹事への気配り」です。
できる範囲で幹事の手伝いをするのがマナー
新入社員がやりがちな送別会のマナー違反は、「末席に陣取って、自分の飲食に専念する」ということ。宴会で末席に座る人には、気配り、心づかいが課せられていると心得ましょう。
先ほど送別会が始まる前に、幹事にひとこと声をかけておくことをお勧めしました。たいていは幹事から「君は手伝わなくていい」という返事をもらうはず。しかし、「手伝わなくていい」と言われても、できるだけ幹事の動きに目を配り、新人でもできそうなお手伝いをしましょう。
社会経験のない人には、なかなかむずかしいことにちがいありませんが、「どう動いたらいいかわからない」という場合は、近くにいる先輩にアドバイスを求めるといいでしょう。
新入社員として出しゃばらず主賓への心遣いを忘れずに
送別会の主役は、言うまでもなく「送られる人」です。退職や異動でその職場からいなくなる人が、送別会の主役。ですから当然、その主賓に対する気配りも必要になります。
新入社員はその主賓ともっとも関係が薄く、距離の遠い立場と言っていいでしょう。ですから「出しゃばらない」というのが、新入社員が送別会で守るべきマナーになります。
しかし、新人だからと言ってあまりに遠慮してばかりいるのも考えものです。送別会では、参加者それぞれが主賓のところへ出向いて、お酌をするのが一般的です。
お酌をしに行く時は先輩に主賓のところまで連れていってもらおう
新入社員だからと言って、そのお酌を控えるのはマナーに則しているとはいえません。たとえ、主賓とのおつきあいはほとんどなくても、会の雰囲気とタイミングを読んだ上で、お酌をしに行きましょう。
新入社員はその際に、「先輩に連れていってもらう」というスタイルをとるのがベストです。入社年次や年齢の一番近い先輩に、「私もお酌を差し上げたいのですが、一人では行きにくいので」と申し出るといいでしょう。
お酌をする時は、「お世話になりました」「お疲れ様でした」と一言添えるのがマナーです。「ご苦労様」は目上から目下への慰労の言葉ですから、新人が使うことは絶対にNGです。
送別会のマナー③:終了後はすぐに帰らない
最後に紹介する新入社員が守るべきマナーは、送別会終了後にすぐ帰らないということです。
送別会に仕方なく出席した新入社員は、送別会が終わったらすぐに帰りたいと思うでしょう。しかし、送別会が終わったからといって、新人はすぐに帰っていいというわけではありません。
新入社員は後片付けや見送りをしてから帰ろう
送別会終了後は後片付けの手伝いもあるかもしれませんし、何より送別会の主賓を見送るという大切なことが残っているのです。
「新入社員は、誰よりも早く会場に入り、一番最後に会場を後にするべき」という心構えでいれば、マナー違反にならないでしょう。
新入社員が守るべき送別会のマナーは開演前・宴会中・終了後それぞれにある
新入社員が送別会に参加する際に守るべきマナーについて、具体的に紹介してきましたが、一つ大前提となるポイントがあります。それは「送別会に参加すること」です。
「主賓の人とは話をしたこともないし、新入社員なのだから不参加でもかまわないだろう」というような理由で欠席するのはいただけません。職場に早くなじむためにも送別会には積極的に参加し、上記のマナーを守って、部署内での評価を高めましょう。
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