マイホームの住宅ローンが払えない場合の対処法

2017年1月16日2020年3月31日マイホーム

マイホームの借入金が払えない時の対処法①:契約内容の確認

マイホームの購入時に契約したということは、マイホームの資産価値や購入価格によっても内容に違いがあります。このため、どうしても毎月のローン返済額を払えないという方は、今一度、ご自身が契約している内容について再確認してみる必要があります。再確認によって、契約時には気づかなかった内容に気づき、当時と現在の支払い能力に違いがあるかどうかが把握できます。

払えないような内容になっていないかを見る

借入金の契約内容を確認する行為の目的が、現在の支払う能力に相応しいものであるかどうか？という点です。収入状況は、転職によっても大きく変化する上、例え仕事を変えていないとしても、雇用条件や勤務する職場の経営状況によっても大きく違いが現れます。あくまでも住宅ローンの返済額は、当時の支払い能力に基づいた内容で構成されているので、現在と比較した上で払えない内容だと判断足し場合には、速やかな対策を行わなくてはいけません。このため、払えない状況にあるのなら、必ず最初に内容の再確認を行いましょう。

マイホームの借入金が払えない時の対処法②:借り換える

住宅ローンなど高額な借入金や、長期間にわたる返済計画を持つ一部を対象に、最近、借り換えという手法を実践するユーザーが急増しています。借り換えとは、現在契約しているマイホーム購入の為のローンに対して、別な資金を調達した上で一括返済を行う手法です。この方法を活用すると、従来よりも有利な内容に切り替えることができます。払えない時は、こういった手法を取るのもアリでしょう。

金利差や手数料に注意して借り換え先を選ぶ

住宅ローンを借り換えによって別の内容に切り替えることで、条件によっては年利ベースで数%程度の節約が可能になるケースも珍しくありません。特に、インフレなど景気状況が良い時に契約した住宅ローンほど金利が高く設定されているので、既存の金利と新規の場合の金利差をしっかりと吟味しましょう。また、意外に忘れがちなのが、ローンの契約時に求められる手数料についてです。借り換えによるマイホームの住宅ローンが数百万円以上に昇る場合、手数料だけで数万円前後が必要になる点にも注意しましょう。

マイホームの借入金が払えない時の対処法③:家の売却

購入したマイホームの為に契約した借入金に対して、借り換えなどを活用した方法が選択肢として選べず、どうしても払えない状況に陥った際、最後の方法となるのがマイホームの売却です。借入金が残っている段階でも、マイホーム自体の所有権は購入者に帰属しているので、所定の手続きを行い売却が認められます。したがって、マイホームを売却して払えない借入金の返済に充てる方法が選べるのです。

任意売却制度を活用すると良い

自動車やマイホームなどをローンで購入し、その全額を返済していない段階で資産として売却できる手法が、任意売却という方法です。これは、契約の際に担保になっているマイホームを資産として売却できる方法のことで、法律的にも認められた行為に当たります。ただし、任意売却を行うためには債権者からの売却許可を得る必要があるほか、売却した資金から必ず、払えない借入金への返済に充てる必要があるのです。

マイホームの借入金が払えない時はプランの見直しや借り換えを検討し最終手段として家の売却を考える

マイホームの借入金が払えない場合の対処法について見てきました。いかがでしたか？多くの方の憧れの1つが、マイホームの購入です。ローンを使ってマイホームを手に入れる方が多くなっている一方、返済金がどうしても払えないという状況に陥る人も少なくありません。毎月の返済がどうしても払えないのであれば、契約の見直しを行った上で、より金利の安いローンへの借り換えを実践してみたり、最終的な方法としてはマイホームを売却して返済金に充てたり、といった手段が選べます。後々の後悔がないよう、しっかりと検討した上でベストな方法を選びましょう。