キャッシングの振込融資を利用するメリット・デメリット
キャッシングは個人に対しておこなう現金融資
キャッシングとは、銀行・貸金業者(消費者金融)・信販会社(クレジットカード会社)が個人に対して行う現金融資を指します。キャッシングという言葉は以前からありましたが、かつては「現金自動支払機(ATM)による現金融資」を意味しました。現在では、キャッシング方法は様々で、パソコンやスマートフォンからの操作1つで指定の銀行口座に必要な現金の振込融資が受けられたり、銀行カードローンであれば普通預金口座のキャッシュカードで現金融資が受けられたりする場合もあります。
無担保で審査も早く手軽に融資を受けられる
キャッシングは会社員などフルタイム勤務で仕事をする人に限らず、パートの主婦やアルバイトの学生にもその手軽さから人気があります。申込条件も、「20歳以上」「安定した収入がある」、各社共通の条件はこの2点で、多くのカードローンにおいて収入額の条件は設けられていません。収入額よりも、収入の安定性が審査では重視されるようで、パートやアルバイトでも、勤続年数が長ければ今後も同程度の収入が高い可能性で確保されていると判断できるからです。
キャッシングの振込融資サービスをどこでも受けられる
振込融資でキャッシングを利用する最大のメリットは、ATMまで出向かずに自宅や職場からスマホやパソコンの操作1つで簡単に融資が受けられる点です。銀行の営業時間内であれば、即座に自分の口座に必要な現金を補充できるので、習い事の月謝の口座引き落としを忘れていたときなども便利でしょう。家族や恋人と一緒にいるときにローン・カードを使ってATMから融資を受けるとなると、カードを見られないかといった心配があります。振込融資であれば、お金が必要になりそうなときに前もって自分の銀行口座に融資を受けられるので、いざというときも銀行キャッシュカードで堂々と引き出せるのです。
カードを発行しないという選択ができる場合もある
金融会社によっては、申込者が希望すればローン・カードを発行せずに振込融資のみで対応してくれる会社もあります。キャッシングの利用は、できれば家族にも知人にも知られたくないと考える人がほとんどでしょう。そのため、財布などをふいに見られてローン・カードからキャッシング利用を勘ぐられるリスクには、どうしても敏感になってしまいます。だからといって、財布を見ないで欲しいと頑なに言えば、それはそれで憶測を呼んでしまうものですが、そもそもカードを発行しなければそうした心配をしないで済むのです。
振込融資のキャッシングは銀行営業時間外に利用できない
一見、利便性が高い印象の振込融資キャッシングですが、実はデメリットがあります。それは、銀行営業時間外の融資ができない点です。正確には予約という形になってしまい、銀行の翌営業日の営業時間までは現金を引き出せません。中には指定する口座によって24時間振込対応ができる場合もありますが、ごく少数で限定されています。ATM操作によるカードローン融資の場合は、ATMが稼働していれば限度額の範囲内でいつでも必要な現金を引き出せるのです。
パスワードなどのセキュリティ管理が必要
振込融資によるキャッシング利用で、カード発行をしなければ家族や知人にキャッシングが見つからないと思っていても、振込融資をするネット上の画面を見られないようにする注意は必要です。振込内容の確認がメールで届く設定をしている場合は、そのメールを見られないようにする必要もあります。また、金融会社のサイトにログインしてパスワード等を入力すれば簡単操作で振込融資は完了しますが、これを会社のパソコンでやってしまうと問題です。会社はパソコンの使用状況について管理していますので、勤務時間中に私用でパソコンを使用したことを咎められるだけでなく、キャッシングの利用についても会社に見つかってしまいます。利用する際には、状況に応じて注意が必要でしょう。
場所を選ばず利用できるキャッシングの振込融資だが銀行営業時間外は使用できない
以前はキャッシングと言えば、ローン・カードを利用してATMで融資を受ける方法が一般的でした。しかし、最近では振込融資によるキャッシング利用をする人が増えています。運営する金融会社としても、コスト削減につながるので振込融資に力を入れているところが多いです。ATMまで出向かずに現金融資を受けられることは便利な反面、銀行営業時間外であれば融資を受けられないというデメリットがあります。また、振込融資の手続きを会社のパソコンで行ってしまうと、様々な問題が起こり得るので注意が必要です。
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