手土産を用意する時に知っておきたい個数のポイント

2017年1月16日2020年3月31日手土産

手土産の種類や数に気遣うと印象が良くなる

お家に招待された時に手土産を持って行くのは、大人として常識です。ですが、知識なく手土産を選んでしまうと、相手に迷惑をかけてしまう場合があるので注意しましょう。ただ単に選べばいいというわけではなく、手土産の種類や数にも気遣うことが、より相手への好印象につながり、その場を盛り上げてくれることにもなります。

手土産の種類は集まる人数や層で判断する

一般的に、手土産の相場は2,000～5,000円程度とされています。しかし、金額はあくまで目安です。呼ばれた目的やパーティの内容、さらには集まる人たちの層によっても、種類や数を臨機応変に対応するのが賢い手土産の選び方です。子供などがいる大人数の集まりの場合は、質より量を選びましょう。みんなで分けられる数の多いスナック菓子や、焼き菓子の詰め合わせなどがおすすめです。対して、大人のパーティの場合は、チーズやワインなど数は少なくても一点豪華主義で選ぶといいでしょう。

ケーキは人数が確定している場合の手土産に向いている

手土産の数で最も悩むのが、ケーキなどのスイーツを持って行く場合でしょう。種類の違うケーキを持って行く場合は、集まる人数とぴったりすぎるのはNGです。必ず人数分以上になるように、数を調整するようにしましょう。また、その場にいなくても、訪問先のご主人や子供の分も考えるのがより賢い手土産です。数がどうしても分からなく困った場合は、切り分ける時に数を調整しやすい、ホールケーキやロールケーキなどを選ぶといいでしょう。このように個数の決まったケーキはリスクも多いので、人数がはっきり分かる場合や気心が知れた集まりに向いた手土産だと言えます。

相手の家族の分を考慮しないと数が足りなくなる

ケーキなどの、お菓子の手土産で一番多い失敗が数です。ありがちなのが、相手の家族の分を考えていなくて数が足りなくなるケースになります。その場でとても気まずい思いをしてしまうので、必ず事前に人数を確認するようにしましょう。ケーキの場合、逆に多すぎてもいけません。生ものですので、大量に余っても食べきれず相手を困らせてしまします。その他にも、ホールケーキを手作りで持って行く際も注意が必要です。相手はそのつもりじゃなかったので冷蔵庫に入らない、アレルギーがあって食べられない、なども想定されます。

手土産の個数は「4」「9」を避ける

手土産の数にもNGがあるのを知っていますか？日本人は、「4」や「9」の数字を嫌います。呼ばれた理由が結婚祝い・出産祝い・引越し祝いなどおめでたいものならば、この個数は避けるのが無難です。気心が知れた人同士の集まりや、ケーキ箱の都合などがあればさほど気にすることはないですが、年配の方など目上の方に手土産を渡す場合は、念頭に置いておいたほうがいいでしょう。

迷った時は日持ちがするお菓子の詰め合わせがおすすめ

手土産の種類や数を失敗しないためにあまり考えすぎると、今度は一体なにを選べばいいのか分からなくなってしまいます。本当に迷った時は、焼き菓子やお煎餅の詰め合わせなどの数が多く、かつ残っても日持ちのするものを選べば間違いがありません。焼き菓子だけでは足りないという時は、紅茶などつけるとさらに丁寧になります。どうしても生菓子を持って行く場合は、シュークリームやどら焼きなど、無難なものを選ぶと数の調整もしやすいでしょう。

手土産の個数は訪問する家族の分も考慮する必要があるため事前に確認することが大切

いかがでしたか。手土産とは一見気軽そうでいて、実は選ぶのにとても難しいものです。自分が良かれと思って買っても、場合によっては数が足りない、好みじゃなかった、など相手にマイナスの印象を与えることにもなってしまいます。手土産を持って行く際に一番大切なのは、相手を思いやる気持ちです。どういうシチュエーションで人数はどれくらいなのか、相手の好みなどきちんと考えた上で手土産を選べば、数も種類も間違うことはないですし、なにより相手の嬉しい笑顔が見られて、相手も自分も楽しいひと時を過ごすことができるでしょう。