屁理屈だと決めつけてくる困った上司への対処法
屁理屈と決めつける上司の対処法①:相手を否定し論破することは避ける
上司が屁理屈だと決めつけて来ても、「相手を否定し論破することは避ける」方が無難で、そうしないことが正しい対処法でしょう。例えば、ある顧客から新規案件が受注できそうだとします。その場合でも、「以前似た案件で取れなかっただろう」「リスクはゼロではない」など、様々な理由を挙げて屁理屈だと決めつけて来るでしょう。失敗した時の責任を取りたくないので、「受注しない」との結論が初めにあり、それを正当化するために部下を否定しにかかるのです。
論破しようとすると長引いてしまう
ただそういう上司を否定し論破しようとすると、かえって態度を硬化させ、さらに細かな話を持ち出して来かねません。そうなると売り言葉に買い言葉となり、収拾がつかなくなってしまいます。上司が屁理屈だと決めつけて来ても、対抗したくなる気持ちを抑えて、論破する態度は取らないようにしましょう。
屁理屈と決めつけ上司の対処法②:データと論理で冷静に説得
屁理屈だと決めつける上司に対し、否定し論破することはしないものの、「データと論理で冷静に説得を試みる」ことはすべきで、効果的な対処法です。「以前似た案件で取れなかっただろう」と言われたら、以前と今回の違いを論理的に説明します。「リスクはゼロではない」と指摘されたら、そのリスク以上にリターンの方が大きいことをデータで立証して見せます。
感情的になるといつまでも平行線になってしまうのでNG
その際、あくまでも冷静に説得するという姿勢が重要です。感情的になり「これだけ言ってもわからないのか」という表情や態度を示すと、上司も同じような姿勢で否定しようとして来ます。そうなると先程と同じく、いつまで経っても平行線のままになってしまいます。屁理屈ではなく「理屈」であることを冷静に証明していくことが、対処法として重要です。
屁理屈と決めつけ上司の対処法③:さらに上の上司に頼み姿勢を改めてもらう
そうした説得を試みる努力は必要ですが、部下という弱い立場で頑張っても限界があります。やむを得ない場合は、その上司の「さらに上の上司に頼んで姿勢を改めてもらう」しかありません。屁理屈だと決めつけるのが営業課長なら、その上の営業部長に相談してみましょう。
データと論理でさらに上の上司にも説明する
さらに上の上司に新規案件が受注できる可能性が高いこととその根拠をまず示します。それに対し、上司が「屁理屈だ」として何を言って来ているかを伝えます。そのうえで、いかに「屁理屈ではない」かを、データと論理で説明。そうすれば、部長も納得してくれるはずです。課長も所詮は組織人ですから、上の立場の言うことには従わざるを得ません。また何度も部長から注意されると査定に響くので、今後部下を屁理屈だと決めつけることはしなくなる可能性が高くなります。困った時の最終的な対処法として、上司の上司に相談して注意してもらうとよいでしょう。
屁理屈だと決めつける上司に対処法は論破は避けてデータを用いて冷静に説得する
以上が、屁理屈だと決めつけてくる上司の対処法です。上司が自分のことを屁理屈だと決めつけて来ても、決して相手を否定し論破しようとしてはいけません。あくまでデータと論理で冷静に説得を試みることが大切です。それでも上司の態度が変わらない場合は、さらにその上の上司に相談し、態度を改めてもらうようにするといった対処法を取りましょう。対処法を間違って事態が悪化しないように、細心の注意を払い、対処法を実行しましょう。
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