美容師が行っている主なマーケティング手法

2016年12月12日2020年3月31日マーケティング, 美容師

美容師のマーケティング手法は価格かサービスに分かれる

美容師はカットやパーマなどでお客を幸せにする花形の職業だと言えるでしょう。そんな美容師もマーケティングを意識しなければ、勝ち残れないほど競争が激化しています。多くの美容師が実践しているマーケティング手法として、大きく「価格競争」と「サービスの充実」があると言えるでしょう。美容室に最新の機器がない所では低価格で勝負をし、最新の機器がある所ではサービスを重視するようになった傾向があります。そのため、美容師が行うマーケティング手法で大事になるのは、どのような強みを活かせるかです。「価格」と「サービス」を重視したマーケティング手法には、どんなものがあるのでしょうか。

低価格でサービスを提供する美容師が増えた

価格を重視したマーケティングを行うところでは、カット料金を1,000～2,000円にしているところがあります。これはカットだけにとどまらず、カラーやパーマなどの料金も安くなっているのです。これは不景気が続き、安く利用できる美容室を求めるニーズが多くなったからだと言えるでしょう。そのため、多くの美容師は1人でも多くのお客に来店してもらうために、価格重視のマーケティングを行うようになっていきました。

予約不要のお店が多いのも人気の理由

価格競争を重視したマーケティングを行う美容師のお店は、予約不要であることが多いです。これも来客数を増やしている要因の1つだと言えます。お客のなかには突然デートの約束をした方や、お子さんの入学式が明日であることを忘れていたお客が数多くいるのです。つまり、予約をしないで当日に美容師にカットや、パーマ・カラーなどをかけてもらいたいお客が数多くいると言えるでしょう。お客のニーズをすぐに満たせるマーケティングを行っているのです。

ハガキを送ってリピーターを増やすマーケティング手法もある

美容師の中には、上述したような「価格競争」以外にも「サービス」を重視したマーケティングを行う人も多くいます。例えば、担当したお客にハガキなどを送るようになったのもこのマーケティング手法だと言えるでしょう。ハガキを送ってもらったお客は「私の事を覚えてくれている」と思い、そのお店のリピーターになる可能性があるのです。また、お店によってはカルテを作るなどお客に対して手厚いサービスを提供できるマーケティングも行っています。

マッサージなどのサービスを行う

「サービス」を重視する美容師は、マッサージを無料で行うこともあります。例えば、カットだけでなくカラーやパーマをかけたお客には、肩をマッサージするなどのサービスを提供するのです。疲れを取りたいお客も多いので、効果的だと言えるでしょう。こういったサービスの工夫も美容師はマーケティングとして意識するのがおすすめです。

空間の工夫によっておしゃれな雰囲気を楽しめる

また、美容師の中には空間を重視したマーケティングを行う方もいます。例えば、お客に座ってもらう椅子を柔らかく座り心地の良い物にしたり、美容機器も最新の物したりするにするなどです。こういった空間があると、特別感やおしゃれな雰囲気を楽しめるので利用したくなるお客も増えるでしょう。

美容師は主に価格競争やリピーターを獲得するマーケティング手法を実践している

美容師が行っているマーケティング手法には、大きく「価格」と「サービス」に分かれると言えます。予約不要の低価格な美容室は増加している傾向いると言えるでしょう。一方、サービスを重視する美容師は、ハガキを送ったり、マッサージを行ったり、空間の工夫をします。自分の強みを活かせるマーケティングを行うにしましょう。