【常勤と非常勤の違い】知っておきたい働き方の定義

2017年11月1日2021年3月6日就業形態

常勤の定義とは

常勤の定義は、常勤として雇われる常勤職員というのは、事業所で定められている常勤の所定労働であるフルタイムの、1週間で最大40時間の労働をする職員のことをいいます。この常勤職員のは、非常勤職員と比べると、社会保険料や手当てなどに関して様々な面で優遇されます。なので、特に時間に制限がないならば非常勤よりも常勤で働く方が良いでしょう。

スキルアップを目指すなら常勤の働き方が有利

常勤の場合、社員教育などがしっかりしているケースが多いです。スキルを伸ばすことができるため、非常勤にくらべて責任のある仕事を任せてもらえます。長時間労働になるため、精神的・体力的な負担も大きくなることに注意が必要です。スキルアップを狙う人には、おすすめの働き方といえるでしょう。

非常勤の定義とは

非常勤の定義としては、1週間のうち働く日や時間が異なる常勤職員以外の職員のことをいいます。非常勤職員は、諸手当などがないいことが多いです。仕事の日数が少ない分、給与が低いので常勤に比べて生活が不安定になりがちです。しかし、共働きなどで給与の低さを気にしないなら、非常勤は生活に合わせやすい働き方といえます。

常勤と非常勤の違い

常勤と非常勤の違いはなんなのでしょうか。それはずばり、労働時間です。働く時間の違いがある仕事として、看護師があります。看護師の働き方は、日勤勤務と夜勤勤務です。日によっては、日勤から続けて夜勤で働く日もあります。看護師には、夜勤専従といった雇用形態もあります。これは、夜勤の間だけ働く働き方です。この夜勤専従にも、常勤や非常勤といった労働形態があります。看護師免許がある場合には、定義などを知った上で働き方を考えると、転職がしやすいでしょう。

夜勤専従の看護師は勤務時間が月に144時間を超えてはいけない

夜勤専従の看護師として働く場合、勤務時間が約16時間程となることが多いです。労働基準法において、夜勤専従の看護師は、月144時間を超えて働いてはいけないとされています。そのため、1日の拘束時間が16時間の場合、最高でも月9日間です。夜勤専従常勤の場合、週に2日程度の勤務で済みます。週2とはいえ、勤務時間的には日勤とあまり変わりません。給料は常勤と変わらずに、夜勤手当が付く現場もあります。

週の労働時間が40時間を超える場合は常勤扱いになる

正規職員ではないパートタイマーにも、常勤や非常勤という区分はあります。定義として、週の労働時間が会社の所定の労働時間を下回っている場合には、非常勤という扱いになるのです。しかし、違う事務所などでも仕事をしていて、自社の労働と週の労働時間を合計して40時間を超えている場合は、定義としては常勤になります。非常勤で働きたいと考える場合には、注意しましょう。

日勤のみの常勤になると規則正しい生活や好待遇が手に入る

日勤のみの常勤になるメリットには、規則正しい生活、正職員としての待遇、求人数の多さなどが挙げられます。夜勤の仕事がないため、定義から考えても週で働く日数は増えます。そして、何より日勤の常勤は、朝早くからの生活に慣れる必要があります。また、夜勤手当てのある仕事をしていた場合、これまでよりも給料が減ることに注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか。常勤と非常勤の定義の大きな違いは、労働時間にあります。常勤は、1週間で最大40時間の勤務をする職員です。非常勤は、1週間のうち働く日や日数が異なる勤務形態の、常勤職員以外の職員を指します。これらの定義をしっかりと理解して、自分の生活に合った雇用形態を選択することが大切です。労働時間の変化が考えられるため、慎重に常勤か非常勤かを選ぶ場合は慎重に決定しましょう。