賞品にのしを使用する際の選び方
賞品を用意する機会大きいものから身近なものまで様々
「賞品が出る」というと、スポーツの競技大会や、芸術分野での技能を競う大会がパッと思い浮かぶ方もいるでしょう。しかし意外と、社内の行事やゴルフ大会、あるいは町のくじ引きなど、とても身近な場所でその機会は訪れます。用意する側としたら、その賞品ののしはどうしたらいいか、表書きはなんて書いたらいいか悩んでしまうことがあるでしょう。場合によっては、目上の人に差し上げることになるかもしれないので、マナー的に間違いのないのしを選べるようにしておきたいですね。
賞品にも具体名があるものとないものがある
賞品といっても、具体的に「○○賞」と名前がついているものもあれば、ただ単に景品や記念品に近いものもあります。どちらの場合も、賞品には違いないのですが、そののしや表書きの書き方をどうしたらいいかという問題に変わりはありません。それぞれの場合について、どうすればいいか知っておくといざという時便利です。
賞品に使うのしは基本的に紅白蝶結びのものを使用する
賞品に使用するのしは、一般的なお祝い事と同じととらえ、紅白蝶結びタイプのものを選びます。水引より下の部分は、主催者や賞品を出す人の名前を書きます。この際、手書きで記入する時は毛筆か筆ペン、サインペンを使用し、楷書で丁寧に書くようにします。賞品を大量に用意する場合は、コピー機などを使用しても構いません。文字のバランスに気を付けて記入するようにしましょう。
たくさん賞品を渡す場合は「賞」や「粗品」と記入する
例えば「一等賞」「特別賞」「優秀賞」やはたまた「参加賞」「優勝」「第一位」など、具体的に「○○賞」や、順位が分かる場合は、のしの表書きは、水引より上半分に「○○賞」などと書きます。もし「特別賞には映画チケット」などと「賞」と「商品名」を同時に書き、中身が分かるようにしたい場合は、「特別賞/映画チケット」と2行くらいに分けて上半分に記入するといいでしょう。また、特に決まっていない場合や、たくさん賞品を渡す場合は「賞」や「粗品」、あるいはそのまま「商品名」を入れて構いません。
カジュアルなシーンでは気軽なのしの使用も可
基本的には賞品ののしには、紅白の蝶結びののしを使用します。しかしビンゴ大会やくじ引きなど、カジュアルなシーンでの賞品には、のし紙もそれなりに気軽なものを使用して構いません。例えば、水引が結び目になっていない「赤棒」や、かわいいデザインののし紙などです。結婚式の二次会など、シーンに合わせたのし紙の使用も一つの方法です。
のしを使用する際は結び切りと間違えないように注意
賞品ののしを使用する際に注意したいのは、水引のタイプを間違えないことです。金封であればあわじ結びを使用してもいいですが、のし紙の場合は紅白の蝶結びのものを使いましょう。赤棒を使用する場合、水引を使うには少々大げさな賞品を贈る際に利用して構いません。ただし、結び切りだけは、マナー的におかしいので使用しないでください。
賞品に使用するのしは中身や用途に合わせてカジュアルダウンしてもいいが結び切りの水引を選ばないように注意する
賞品ののしは、基本的に紅白の蝶結びのものを使用しますが、場合によっては赤棒のしにするなど、カジュアルダウンしても問題ありません。ただし、結び切りののしだけは選ばないように気を付けましょう。賞品の名前が具体的についているものは、表書きにそれを書き、特にない場合は一括して「賞」や「粗品」とします。他のお祝いごとに比べて、のし紙の使用法にも幅があるので、それぞれのシーンにあったものを選びたいですね。
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