お言葉を賜るという敬語の意味と正しい使い方

2016年12月12日敬語

お言葉を賜るの意味は「言葉」の丁寧語と「貰う」の謙譲語

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「お言葉を賜る」という言葉は「お言葉」と「賜る(たまわる)」に分解できます。「お言葉」は、言葉・発言の丁寧語であり、「賜る」は、「もらう」の謙譲語となります。目上の方に対して、自分がへりくだって、その人から発言をもらうということを意味しています。謙譲語ですので、「もらう」のは常に自分となり、主語が自分のときにだけ使う表現です。

「お言葉を賜る」は最上級の敬語

「お言葉を賜る」という言葉は、非常にへりくだった、かしこまった意味の表現です。挨拶やスピーチ、あらたまった書面などでお言葉を賜るという使い方をしますが、日常的な会話ではあまり使いません。天皇陛下から言葉をもらう際も、このような使い方をします。乱用すると丁寧過ぎて、かえって慇懃無礼ともなる意味の表現ですので、使い方には注意をしましょう。

「お言葉を賜る」の正しい使い方は目上の人から挨拶などをいただいた時

「お言葉を賜る」はあらたまった書面以外では、直接の相手にはあまり使えません。自分と相手で、共通の目上の方から言葉をもらったときに使うことがあります。例えば自分が部長にたいして、「社長からお言葉を賜った」という場面です。挨拶やスピーチでも、共通の目上の方から「お言葉を賜る」ことを聴衆に連絡しているという形で使われています。

使い方によっては失礼に当たる場合があるので相手を間違えないよう注意する

「お言葉を賜る」は最上級の表現なので、言葉を貰う相手と、それを連絡する相手との関係に配慮した使い方をしなければ、失礼にあたる場合があります。例えば、自分が社長に対して「部長からお言葉を賜った」という使い方をすると、社長を差し置いて部長を上位に置いている意味になるので、いい気はされません。この場合には、「お言葉を頂いた」という表現に留めるのが適切です。

「お言葉を賜る」は他人が主語の時は使わない

謙譲語ですので、他人が主語の文章には「お言葉を賜る」という使い方をしません。例えば、「AさんがBさんからお言葉を賜った」というのは、Aさんをへりくだらせている意味になります。Aさんが自分と同等の立場でない場合、失礼にあたります。堅い文章にはなりますが、「賜る」の尊敬語の「下賜(かし)する」を使用して、「BさんはAさんへお言葉を下賜した」と書き換えられます。

「賜る」と「承る」の意味が異なるので間違えない

お言葉を賜るの「賜る」と似た言葉に「承る(うけたまわる)」がありますが、意味が異なるので使い方を間違えないようにしなければいけません。「賜る」は「もらう」の謙譲語であり、「承る」は「引き受ける」「受ける」「聞く」の謙譲語となります。「お言葉を承る」という表現は一般的ではありませんので、誤用しないように気をつけましょう。

「お言葉を賜る」は「言葉を貰う」という意味の丁寧語・謙譲語であり目上の人との関係を考慮して正しい使い方をするのが大切

お言葉を賜るという敬語の意味と、正しい使い方を見てきましたがいかがでしたか?「お言葉を賜る」は非常に丁寧な敬語ですので、挨拶・司会進行など格式ある場面では敬意を表す意味の使い方をします。しかし、使い方によっては行き過ぎる可能性もあり、ビジネス敬語としては使いどころに注意が必要な言葉でもあります。「お言葉を賜る」は乱用せず、日常会話で使う場合には「賜る」より、「頂く」や「頂戴する」という使い方が良いでしょう。敬語は難しいものです。間違った意味で解釈していると、とんでもない事態にもなりかねません。そうならないためにも、言葉の意味や正しい使い方を徹底しましょう。

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2016年12月12日ビジネス

Posted by BiZPARK