【30代でも遅くない】転職成功率が”劇的にあがる”13の心得
- 1. 心得①:転職成功平均年齢を知る
- 2. 心得②:30代の転職事情を知る
- 3. 心得③:30代の転職での年収アップの可能性を知る
- 4. 心得④:30代の転職で未経験職種を目指すリスク
- 5. 心得⑤:転職活動は在職中がオススメ
- 6. 心得⑥:スキルに自信がない場合はキャリアの棚卸を
- 7. 心得⑦:転職サイトをうまく使い分ける
- 8. 心得⑧:転職面接が新卒採用と異なる点を理解する
- 9. 心得⑨:転職の軸を明確にしておく
- 10. 心得⑩:30代にふさわしい履歴書の書き方を押さえる
- 11. 心得⑪:30代の転職者の職務経歴書の書き方を抑える
- 12. 心得⑫:転職面接で必ず聞かれる質問の対策をしておく
- 13. 心得⑬:30代の転職の成功談・失敗談を知っておく
- 14. 求められる点を理解して確かな行動をすれば30代の転職は成功する
心得①:転職成功平均年齢を知る
30代という年齢は、大卒で社会に出たなら7年目か8年目に差し掛かる頃。仕事でもプライベートでも中堅的な役割を求められる時期です。 「仕事が本当に楽しくなるのは30代から」という言葉がある通り、ある程度キャリアがつき、仕事の本質が見えてくる時期でもあります。しかし一見、順風満帆に思われるような日々の中に、ふと「このままでいいのか」と思う30代は少なくありません。他人事と思っていた「転職」がより身近に感じるのも30代と言われています。 30代の転職活動は20代とも40代とも異なります。「まだまだ伸び盛り」と自分では思っていても、世間の目とは乖離があるもの。 そこで今回は、30代の転職活動をより効率的に行えるための13の心得を紹介します。人生の貴重な一分一秒を無駄にしないためにも、転職への迅速な行動を心がけるようにしましょう。
転職成功の平均年齢は32.1歳
ある調査によると、2015年下半期の転職成功者の平均年齢は「32.1歳」となり、過去8年間で最も高い年齢となりました。これは、業績回復による新規事業参入、大型投資のための即戦力人材、IT・宅配業界の深刻な人材不足など、従来よりも採用ターゲットが広がっているためと言われています。 予想よりも高い年齢で転職している人が多いという現実は、終身雇用制度が崩壊した日本の現状を表しているようです。そのため、以前と比べて30代の転職はしやすくなっているものの、転職に対する心得や準備を怠ると失敗のリスクが高まります。注意して行動に移さなくてはなりませんね。
30代前半の方が有利
上記のデータを見てもわかる通り、30代前半までの転職活動が成功のカギを握っています。20代の下積み時代を経て30代になり、責任ある仕事を任されてくる年齢だからこそ、企業側からも即戦力として求められる年代というわけです。 転職成功者の平均年齢は30代であり、転職で悩む年代であるといっても過言ではありません。人は考え続ける生き物であり、悩んで終わるのか、悩んで解決に導くかの二者択一。どちらを選ぶにしても、成功に導きたいですよね。 とはいえ、30代半ばから後半になったとしても、転職を諦める必要はありません。まずは30代の転職事情を知り、順番に心得をみていきましょう。
心得②:30代の転職事情を知る
つづいて、30代の転職事情を知っておきましょう。転職理由は人それぞれ。これから転職理由ランキングと活動期間の平均、企業側から30代に求められているものを順に説明していきます。 自分の市場価値を知る意味でも、人材として求められているものの把握は事情に重要です。
30代の転職理由ランキング
dodaの調べによる転職理由ランキングから、人が転職を考える際の理由をみていきましょう。 ランキング2位の「ほかにやりたい仕事がある」、「専門知識・技術力を習得したい」、「幅広い経験・知識を積みたい」など、転職を自身の成長につなげたいという動機が転職理由となっている傾向が強いことがわかります。「30代の転職でもポジティブな理由が多い」という捉え方もできそうです。 しかしながら、1位の「将来性への不安」、10位の「業界の先行きが不安」などネガティブな理由も多く、今の閉塞感を打破して環境を変えていきたいという想いも強いことが見えてきます。
30代の前半・後半の転職活動期間の平均
グラフから読み取れるように、30代前半の転職の4割が1~3ヶ月で内定を受けています。概ね1~5社程度に応募して早めに内定をもらっているケースが多いようです。これは目的が明確な30代前半の転職では事前準備などに余念がなく、短期集中で一気に転職活動を行ったことが要因と考えられます。 一方、30代後半では、約20%以上が内定を受けるまで半年以上の時間を費やしています。同じ30代でも前半と後半では転職活動期間に大きな差があることがわかります。同じ30代でも前半と後半という違いによって、求められる要素が異なっていることの証拠です。
30代前半に求められるのは即戦力
企業側から30代の転職者に求められるものは、ズバリ即戦力としての活躍です。 即戦力という枠組みの中でも、同じ30代でも年齢によって求めているものが異なるため、アピールするポイントも違ってきます。それぞれの年齢において求められるスキル、実務経験などのポイントを理解して、短期間のうちに内定を勝ち取りましょう。
30代に求められるもの
【30代前半】
・20代が持っていない知識や実績などのプレイヤーとしての即戦力の期待と、マネジメント能力
【30代後半】
・業務を熟知していて当然のため、リーダー候補や将来の幹部候補として期待している。
さらにマネージャーとしての経験・スキル、また独自の人脈が求められている場合もある。
30代後半に求められるのはマネジメント能力
30代後半に求められるのは、リーダーシップやマネージャーとしての経験などのマネジメント能力です。部下を束ねて数々のプロジェクトを成功に導いた経験など、誇れるエピソードがあれば、転職活動では非常に強い武器になります。 年齢を重ねた渋みと能力値の高さをアピールしていきましょう。
心得③:30代の転職での年収アップの可能性を知る
30代ともなると家庭を持っていたり、両親の介護などの問題が出てくる年齢です。そのため、年収が下がる転職は避けたいのが本音でもあります。給与に関する不満はどの世代にも共通しており、30代の転職理由ランキングの3位にランクインするのも珍しいことではありません。 転職で年収アップを図りたい気持ちがあるのは当然ですが、、ただ転職しただけでは年収は上がらないという現実にも目を向けましょう。では、年収が上がる転職に共通点はあるのでしょうか。
キャリアを活かした転職なら年収アップは確実
上記のグラフからわかるように30歳以上の転職者の平均年収アップ額は58万以上です。ただし、これはあくまで平均であり、年収アップにはこれまでのキャリアを活かした転職が絶対条件と言えるでしょう。 それはまるで、日本全体がスピーディな成果を上げる人材を求める風潮を反映してるようです。逆に考えると、すぐに成果を上げられる人材であるとアピールできれば、よりよい待遇で転職を成功できるのです。
年収アップする人の4大共通点
転職で年収アップする人としない人には決定的な違いがあります。そこで転職で年収アップする人の4つの共通点をまとめました。 転職で年収アップする共通点は以下の通りです。
年収アップする人の4つの共通点
・自分の市場価値を知っている
→転職エージェントとの面談で知ることができます
・貢献できる人材であるとアピールできる方法を知っている
→キャリアの棚卸ができている
・転職手段が1つではない
→転職サイト以外に転職エージェントや知人からの紹介、求人誌など情報源を複数持っている
・年収アップを狙える企業か見極めている
→これから伸びる業界や昇給、昇格見直しのタイミングの仕組みやインセンティブ制度などを給与アップができる要素があるか把握している
どれも自分の強みを知っている点が一致していますね。企業側が求める人材に対し、自分を合わせて演出できるのも、己を知る者にしかできません。転職サービスの効果的な利用もうまいやり方です。 また、転職エージェントに少しでも興味を持った方は、↓こちらもチェックしてみるといいと思います。
会社規模は給与アップに影響する
一般的には大きな企業であればあるほど、給与が多く支払われるイメージがあります。しかし、上記のグラフから読み取れる通り、転職前より従業員が少ない、または現状維持の企業へ転職したほうが年収アップにつながりやすいという結果となりました。 それは規模の小さな会社に転職することによって、役職がついたり、裁量が増えることが影響していると言われています。これは、「大企業に入れば年収アップ」は安易な考えであることを表してもいます。 大企業で優秀な人材の下で経験を積んだ後、中小企業に転職して管理職を目指すというのも、ひとつの可能性といえますね。
心得④:30代の転職で未経験職種を目指すリスク
大手求人サイトをみていると、「未経験者は30歳まで」というくくりをよく目にします。これは「キャリア形成」などの理由で年齢制限をしているためです。 ある程度年齢を重ねると、人の考えというのは凝り固まっていくもので、若い人のように新しい制度や仕組みを受け入れにくくなってしまう傾向があります。年齢制限はそのために用意されていますが、若い段階で将来のすべてを決めるのというのも酷な話しです。 しかし、すべての企業がそういった年齢制限をしているわけではなく、30代からでも未経験職種にチャレンジすることは可能です。ただし、未経験の職種・業種に応募する際にはしっかりとそのリスクを考えておきましょう。
年収アップは望めない
先ほど30代の転職は年収アップが期待できると説明しましたが、それはキャリアを活かした場合のみです。異業種などの未経験職種の場合はまず年収アップが望めません。それもそのはず、30代は即戦力として期待されるからです。 即戦力ではなく、1からを学ぶ30代に高い年収を設定する企業はほとんどないのが現実であり、未経験職種を目指すリスクとして、年収ダウンがあることを理解しておきましょう。
キャリアチェンジに挑む本気度が重要
未経験の職種に応募する転職者は、企業側から前職の方が良かったとすぐに辞めないように、挑戦する「本気度」を確認されます。これまでの経験が活かせない分野では、想像以上に人は不安になるものだからです。少しでも不安材料と思われれば、採用の道は遠のいてしまうでしょう。 熱意だけで通るほど30代の転職は甘くありません。本気度を示すためにはこれまでのキャリアで活かせる点を具体的に「できる」ポイントとなぜこの仕事が「したい」かというポイントを伝えるようにしましょう。
これまでの経験を捨てる覚悟も
流れにのって就職したものの、30代まで生きてきて「自分の仕事が本当にしたいことだったのか?」、「このまま続けてもよいのか?」と思うときがあります。 30代になってから新しくやりたいことが生まれたとしても、それは自然なことです。人生は80年、まだ半分も終わっていないのですから。 異業種への転職を真剣に考える場合、これまでに積み上げてきたキャリアを捨て去る覚悟も必要です。30代という、一般的にはやり直しの利かなくなってきた年齢で、すべてを失うかもしれないことに恐怖を感じるかもしれませんが、本当に進みたいのなら勇気を出しましょう。
転職失敗と感じる人は年収を妥協している
「転職失敗」と感じる人に共通しているのが「年収の妥協」です。金銭交渉が苦手な日本人にとって面接の場では、企業にとって都合のいい給与で決まってしまうケースが多々あります。ましてや未経験職種では想定よりも低い給与を提示されても、ノーとは言えずに決めてしまう傾向があるのです。 「ここで失敗すればきつい転職活動が振出しに戻ってしまう……」自分の中の弱さに負けてしまう可能性があります。年収よりもやりがいが大事と思いつつも、給与が低いため「転職失敗」と感じてしまう転職者が数多くいるのが現状です。
心得⑤:転職活動は在職中がオススメ
転職活動をする際に気になるのが在職中のままやるか、退職後に行うかという違いです。結論からいうと転職活動は在職中がオススメです。 現状の業務を抱えたままの転職活動を億劫に感じてしまうかもしれませんが、退職後の転職活動はあまりにデメリットが多すぎるからです。 それでは、30代の転職の心得として、転職活動の進め方を理解しておきましょう。
在職中は時間の使い方に工夫を
在職中の転職活動はとにかく時間の使い方を工夫しましょう。転職活動に費やせる時間を捻出できれば、納得いくまで企業選びに専念することができます。 外回りの営業職などは取引先に行く振りをして面接に行くという方法も考えられますね。内勤の場合はうまく有給を使って面接の日程を組んでいきましょう。
【メリット】
・職歴に空白期間が生じない
・収入なしの心配がない
・妥協せずにじっくり企業を選ぶことができる
【デメリット】
・時間を作り出すのに秘匿等
・平日に面接があるため日程調整が難しい
・すぐに退職できない、入社日まで時間がかかる
・現状の仕事に対するモチベーションの維持が困難
退職後の転職はデメリットが多すぎる
「仕事が忙しいから退職後にゆっくり転職活動する!」と思っている30代の転職者は考え直してもいいかもしれません。なぜなら退職後の転職はデメリットが多すぎるからです。 冒頭で紹介した「30代の転職期間の長期化」を見れば一目瞭然です。無給の状態で何カ月持ちますか?金銭面のデメリットを踏まえたうえで転職活動の進め方を考えましょう。
【メリット】
・時間に余裕がある
・すぐに入社ができる
・1つのことに集中できる
・資格取得や勉強する時間が作れる
・リフレッシュできる
・時間が経てば雇用保険がもらえる
【デメリット】
・収入ゼロの状態がつづく
・なかなか決まらないとメンタルに影響
・妥協して入社してしまう可能性がある
・空白期間が長引くと選考が不利になる
・失業期間が長いと労働意欲が低下する
辞めてからなら蓄えを万全に
在職中に転職活動を行い、スマートに退社して次の会社に行くという流れが理想ではあるものの、なかなかうまくいくものではありません。仕事が忙しい場合や休日が少ない場合は、面接に行くのもままならないからです。 そのため、一旦今の仕事を辞めてから転職活動を行う方法もあります。この場合だと精神的には楽ですが、金銭面の問題があります。収入がない状態で長くは転職活動を続けられないため、しっかりと貯金をしておくか、失業保険を受給しながらおこなっていきましょう。
空白期間が開くほど不利に
30代になってからの1年、1ヶ月の重みは20代の頃よりも遥かに重くなります。そのため、なるべく転職中の空白期間を生まないことが重要です。在職中の転職が有効とされる理由も、この空白期間を生まないために他なりません。一度退職してから転職活動を進める場合は、なるべく早めに次が決まるように気をつけたいですね。しかし、ここで焦って適当な仕事に就いて失敗するのはご法度です。
心得⑥:スキルに自信がない場合はキャリアの棚卸を
30代の転職で年収アップを目指すなら「スキル」が絶対条件。しかし、転職者の中にはスキルに自信がないという方もいると思います。なかには転職で通用するスキルすら持っていないと思っているかもしれません。 しかし、安心してください。スキルがないのでなく、それは気づいてないだけの可能性が高いからです。気づいていないスキルを見つけるための方法の1つとして「キャリアの棚卸」があります。では、キャリアの棚卸とは何か図とともに紹介していきます。
職務の実績からスキルを発見
キャリアの棚卸とは、これまでどんな仕事をしてきて、何を身につけてきたか、その経験から「自分ができること」、「これからしたいこと」、「それを実現するステップ」を整理する作業です。つまり、キャリアの検証作業でもあります。職務を振り返ることでスキルは必ず見つかるので、安心してください。 たとえば、飲食店に7年間勤めていた30代男性を例にしましょう。その場合のスキルはコミュニケーション能力や接客力はもちろん、相手の希望することを先回りできる洞察力があるといえます。 なぜその洞察力が身に付いたかを具体的に説明できれば、それがスキルになるのです。つまり、どんな業務からでもスキルは身につけられるということです。
自分の目指していたものを再確認
キャリアの棚卸を通して、自分が昔思っていたことを思い出せるかもしれません。なぜ最初の会社に就職したのか?今となっては記憶の奥底にしまい込んだものだとしても、30代を迎えたときに必要になってくる場合もあります。 毎日の仕事に目的を見出せなくなっている人にこそ、初心に帰って自分が目指していたものを再発見してください。
心得⑦:転職サイトをうまく使い分ける
30代の転職を成功させる心得の7つ目は転職サイトの使い方です。インターネットで「転職サイト」と検索すると数多くの転職サイトが表示されます。ひと昔前までは総合的な転職サイトのみでしたが、現在「薬剤師」や「看護師」、「税理士」など職種ごとの転職サイトが当たり前になってきています。 情報化の進んだ現代において、乱立する転職サイトを使いこなすことが転職成功への近道です。ここからは転職サイトのうまい使い方、選び方をみていきましょう。
転職サイトの特徴に合わせて登録する
転職市場が盛り上がりをみせる中、数多くの転職サイトが乱立しています。その中で、各社ともに差別化を図ろうとさまざまなサービスを展開中です。たとえば転職未経験者向けや、IT、エンジニアなどの技術系向け、年収500万円以上のハイクラス求人向けなど、さまざまです。 さらに東京、埼玉、千葉、神奈川の一都三県のみ取り扱っているサイトもあるため、良く調べてからではければ登録するだけ時間の無駄という場合も考えられます。やみくもに登録するのではなく、サイトの特徴に合わせて登録しましょう。
特化型のサイトで狙いを絞る
クリエイティブ業界やマスコミ系、IT系など、スキルなどを必要とする業界への転職を目指している場合は、特化型の転職サイトを利用する方法がオススメです。 求人数の規模では大手にはかなわないものの、専門的な企業とのつながりが深く、思いもよらない出会いがあるかもしれません。また、大手サイトよりも親身になったサービスを受けられる場合も多いです。
同じレジュメで何社も応募しない
転職サイトを利用しているとやってしまいがちなのが、同じレジュメでの応募です。希望職種を絞っているから使いまわせると気楽にいても、百戦錬磨である採用担当者の目はごまかせません。 どこにでも通用する志望動機はすぐに見破られてしまいます。志望動機を一社ごとに変えるのが「めんどうくさい」と考えていては転職の成功は難しいです。企業の求める本気で転職を目指す人物に見られるように、書類の段階から気合を入れておきましょう。ここからは、オススメの転職エージェントを3つご紹介します。
オススメエージェント①「リクルートエージェント」
績、知名度ともに業界No.1のリクルートが運営している「リクルートエージェント」。エージェント利用者の7割が登録している点が安心のポイント。
日本一の求人件数と、充実したサポートが魅力です。30万人以上の転職希望者を成功に導いたノウハウは伊達ではありません。30代の転職に関しても、プロのキャリアカウンセラーとの面談で、親身に話しを聞いてもらえます。 “面接力向上セミナー"など、年齢で求められる要素をアピールするための練習もできるため、非常にオススメのエージェントです。利用者数が多いため、とても綿密な対応とまではいきませんが、常に親身になって転職の応援をしてくれますよ!
オススメエージェント②「JAC Recruitment」
次におすすめしたいのが、海外転職、外資系企業などのハイクラス求人、高年収求人に強みを持つ「JAC Recruitment」。海外を目指す場合には最も利用すべきエージェントです。 自身のキャリアを積み上げてきた優秀なコンサルタントがなんと500名も在籍しており、30代の転職という不安要素を払拭してくれます。転職エージェントの中には利益だけを追求した求人をごり押ししててくる場合がありますが、このサービスではそのようなことはありません。利用者の9割りが「友人・知人に紹介したいサービス」と回答しているなど、信頼できるエージェントです。
“外資系転職に強い"と銘打っていることもあり、「JAC」には語学堪能な担当者が多くいます。そのため、英文レジュメなどに対する添削も徹底的に行なってくれる点が非常に魅力的。外資系転職を考える方からの利用者満足度が特に高いのはこのような性質があるからです。
オススメエージェント③「ランスタッド」
3つめの「ランスタッド」は、世界35カ国に展開する世界最大級の総合人材サービス会社です。オランダに本社があり、日本の企業を買収したことで、一挙に国内シェアを拡大させました。まだまだ知名度は高くないものの、充実した転職サポートが魅力で、書類作成・面接対策・技能向上研修など転職者の強い味方です。
キャリアコンルタントがカウンセリングに非常に注力するため、求人量よりも「丁寧さ」「正確さ」を求める人にはおすすめのサービスです。30代になって初めて転職する場合など、不安なときこそ利用したいですね。
心得⑧:転職面接が新卒採用と異なる点を理解する
つづいて転職の成功に欠かせない最終関門である面接です。 転職の面接は新卒採用の面接とは異なり、募集部署の上長が行う場合がほとんどです。 「部下として仕事を任らせられる人材かどうか」を確かめるため、上長自らが面接を行うため、実際の働きを想像させられるような立ち振る舞いを心がけましょう。最後に合否を決めるのは「自分の部下として一緒に働けるか」というビジョンを持たせられるかにかかっています。 「面接は得意」だと感じていても新卒採用時とは異なる点を理解していないままでは、内定は遠のいてしまうでしょう。
異なる点①個人面接が基本
転職などの中途採用の場合は、基本的に個人面接です。新卒のときのように集団面接やグループディスカッションはほとんど行われません。そのため、面接官との1対1の対策を重点的に行いましょう。 面接の対策は転職サイトに登録すれば無料で受けられるほか、セミナーなどに参加する方法もあります。就活時代と違い、練習気分で受けてみるほど時間の余裕もないため、実際の面接になれる必要がありますね。
異なる点②:やる仕事が決まっている
異なる点の2つ目は「やる仕事が決まっているかどうか」です。新卒採用の場合は、面接の段階で配属先が決まっていないケースがほとんどで、研修を通して、適材適所の部署に配属します。 これに対して転職面接ではあらかじめ補強したいポストは決まっています。つまり、やってもらいたい仕事が決まっているということです。
異なる点③:会社を変える理由を問われる
異なる点の2つ目は「会社を変える理由を問われる」点です。働きたいと思って入った会社を変える理由は、企業側として知っておきたい情報です。会社を変える理由に説得力がなければ、「また転職を繰り返してしまうのでは」と思われて当然でしょう。 企業が一名あたりにかける求人広告費の平均は40万円。限られた予算の中で、正確な採用するためにも、再び転職をしてしまう可能性が高い人材は採用しないのが当たり前です。
心得⑨:転職の軸を明確にしておく
30代の転職を成功させる心得の9つ目は「転職軸」の重要性の理解です。転職の軸とは「どんな仕事・働き方で何をしたいのか」という「働く基礎となる考え」のことであり、転職軸が明確であればあるほど、転職が成功しやすくなります。 ではなぜ、転職軸を明確にしておかなければならないのでしょうか?
転職軸が明確でないとまた繰り返す
「どんな仕事・働き方で何をしたいのか」が曖昧のまま仕事に就いてしまうと、「やっぱりここではない」と強く思うようになり、再び転職する道を選択します。転職軸が明確であれば、妥協した企業選びは起こらない可能性が高められるのです。 転職軸を決めるためには譲れない条件を考え、それに順位づけしていきましょう。すべての条件にマッチする企業は存在しないかもしれませんが、どの条件を重視するのかを自分の中で明確になれば、それは妥協ではなくなるはずです。
転職軸の定め方
以下の項目が明確にできれば、転職軸をしっかりと定めらえるでしょう。曖昧なままでいるとロクな結果にならないため、自分の人生の問題としてしっかりと向き合いましょう。
転職軸の定め方
・希望する職種
→その職種を希望する理由
・就きたい業界
→なぜその業界に就きたい理由
・勤務地 転勤の有無
→勤務地を決める理由
・企業規模
→規模を決めた理由
・いつ頃までに転職
→期限を定めた理由
・給与の金額
→希望金額の根拠
・雇用形態
・休日や福利厚生
→それぞれの根拠
心得⑩:30代にふさわしい履歴書の書き方を押さえる
新卒採用でも書いた履歴書は、転職活動地には少し中身が変わってきます。30代の転職に使う履歴書で注目すべきポイントを理解しましょう。企業側が重視する項目がわかれば、履歴書で苦労しなくなりますよ。
これまでの実績が明確に伝わるようにする
履歴書の書き方で注目すべきは、これまでの社会経験をいかにアピールするかです。新卒時代とは異なり、学歴に加えて職歴も必要になります。実力が重視される転職の場合は、職歴をいかに魅力的にみせられるかも重要なポイントです。 自分の実績をわかりやすく伝えられるようにしておきましょう。
履歴書で気にする点は「学歴」と「職歴」
企業側が履歴書で気にするのは「学歴」と「職歴」です。企業側としては客観的な事実であるバックグラウンドが一番知りたいポイントであり、そこからどういった人物像かをある程度イメージします。 新卒の時ほど学歴は重視されないものの、そこに至るまでの努力や知識量の指標として機能しています。職歴は転職回数の多さなどが見られており、ひとつの仕事を長く続けられるかどうかもチェックされるポイントです。 この「学歴」と「職歴」の項目の重要性に気づいていない転職者が多く、ライバルに差をつけるためにも書き方をしっかりと覚えましょう。
「学歴」・「職歴」欄で注意するポイント
履歴書で重視する「学歴」・「職歴」の項目。必要な情報がわかりやすく記載するのが大前提です。とくに職歴の欄では「どういう業種・会社で」、「どの期間」、「どんな仕事」をしてきたかを簡潔に書くことが大切です。 せっかく体験してきた実績は残さず書くようにしたいですからね。
「学歴」・「職歴」の例文
心得⑪:30代の転職者の職務経歴書の書き方を抑える
中途採用において職務経歴書の書き方によって採用が左右されるとも言われています。新卒時にはなかった職務経歴書は、「相手が知りたい情報が顕在しているか」と、「仕事の具体的な経験・能力が分かるようになっているか」の2点が重要になってきます。 履歴書以上に重要な意味を持つ職務経歴書について、詳細にみていきましょう。
職務経歴書の内容を把握
職務経歴書は、履歴書と異なり決まったフォーマットが存在しません。そのため、自由な作りにできますが、いかにして「読んでもらえる職務経歴書」にするかがカギを握ります。必要な要素は以下の4つです。
職務経歴書の内容
①職務要約
職歴を一言で、わかりやすく伝えます。自分の仕事ぶりにキャッチフレーズをつけたらどうなるかを意識しながら、100文字以内にまとめます。
②職務経歴
これまでの在職期間、会社名、規模、事業内容、自分が担当した業務内容を具体的に記載します。
③活かせる経験・知識・能力
職務経歴の中でどんな経験をして、どの程度の知識や能力を得たのか、また応募先企業でそれをどう活かせるのかを箇条書きで記載します。
④自己PR
応募先に自分をアピールする部分です。志望動機や入社意欲を盛り込み、読んだ相手に訴える文章にします。
「転職回数が多い」人の職務経歴書の書き方例文
職務経歴書を書く際に頭を抱えてしまう部分が、経験職種の記入欄です。基本的に空白期間以外は自分が経験した仕事をすべて書き込む必要があります。 何度も転職を繰り返している人の場合だと、この欄が非常に多くなってしまい、企業側にあまりよくない印象を与えてしまいかねません。仕事をすぐに変えてしまうと思われないためにも、募集職種に合いそうな職務経験の書き方にする必要がありますね。
心得⑫:転職面接で必ず聞かれる質問の対策をしておく
面接転職で必ず聞かれる質問は3つあり、それは「前職の仕事内容」、「転職理由」、「志望動機」です。 避けては通れない転職面接の質問の対策は取っておくべきであり、質問の意図と例文を合わせて紹介していきます。
「前職の仕事内容」の答え方と例文
転職面接での定番の質問の1つ目は「前職の仕事内容」です。 この質問の意図は転職者に何ができるかの確認であり、募集している仕事を任せられるかどうかを確認しているのです。大事なのは仕事上でどう考え(思いや目標)、どんな行動(具体的なエピソード)をしたかどうかを盛り込むことであり、 「積極的に仕事をしてきた」や「何事にも前向きに行動を取っていました」では具体性に欠けた意味のないものになってしまいます。
「前職の仕事内容」の例文
○○社で○年間、○の販売のしごとをしておりました。老若男女を問わず幅広い年齢層のお客様それぞれに合わせた提案が求められる職場です。
心がけていたことはお客様の気づいていない組み合わせの提案です。お客様が要望する○○に対して、私は組み合わせとして持っていないと思ったものを提案してきました。
提案が気に入ってくださったお客様に再訪いただけたときはとてもやりがいを感じました。
日々の積み重ねの甲斐もあり、○年間で○名近いリピーターのお客様ができました。
「転職理由」の答え方と例文
転職面接での定番の質問の2つ目は「転職する理由」です。 その理由は入社後すぐに辞めてしまうのではないかという疑問点を解消するためです。 同じ理由で辞める人を採用するわけがないため、言い訳に聞こえるような転職理由は避けましょう。
「転職理由」の答え方と例文
会社の経営方針が大きくわかり、これまでの個人向け営業を廃止し、法人向け営業を強化していくという方針に決まったため転職を決意しました。私は個人のお客様と密にかかわる仕事のおもしろみを実感していました。法人向け営業の道を選ぶより、会社全体で個人向け営業に力を入れていく会社で仕事をしていきたいと考えております。
「志望動機」の答え方と例文
転職面接での定番の質問の3つ目は「志望動機」です。 この質問の意図は転職者が「これから何がしたいのか」を把握するためのものです。 そして「転職者のやりたいことがこの会社でかなえられるかどうか」を確認します。転職理由で2位に「ほかにやりたい仕事がある」があるように、何をしたいかがとても重要になります。採用後のミスマッチを生まないためにも、なるべく正直な気持ちと熱意を伝えましょう。
「志望動機」の答え方と例文
数ある求人広告の制作会社の中から御社を選んだモットーは方針である「顧客の成長が自身の成長になる」に利益遵守ではなく、質に対するこだわりを感じたからです。
これまで7年勤めた求人広告制作の知識と経験に加え、現職であるWebライターとして培ったライティング能力は御社で求人小枠制作において、必要となる能力だと思っております。御社が求めている求人広告制作経験者を知り、私が求めている職場はここだと確信しました。
心得⑬:30代の転職の成功談・失敗談を知っておく
30代の転職を成功するための最後の心得は、成功談や失敗談を知っておくことです。成功体験、失敗体験を聞いて満足ではなく、自分に置き換えて状況を考えることが大切です。 先人たちの行いから、自分がどうあるべきかを意識しておけば、成功をイメージした行動を可能にします。
成功談:希望職種に合わせた職務経歴書に
これまで求人広告の制作、記者、ライターと経験してきました。つぎに応募する企業は求人広告を制作する会社でした。職務経歴書では必要とされるであろう1社目の求人広告の制作の職務経歴部分を目立つように書きました。
その結果、1社目で内定を受けました。現職中だったので、一社目で決まって安心しています。あとは退職日の調整だけですね。
失敗談:無職が3ヶ月続いたため選択の余地が
仕事が激務だったため、退職後に転職活動を始めました。かんたんに決まるだろうと思っていたらあっという間に三か月無職の状態が続いてしまいました。
ここまで苦労するとは思わず、精神的に追い詰められてしまいました。その結果、内定をもらった企業に求人条件とはかけ離れた契約内容で雇用を結んでしまいました。仕事は楽しかったのですが、給与が低すぎたため家計はひっ迫していました。 すぐに辞めると職歴に傷ついてしまうと思い、一年間どうにか働きました。その後、どうにか転職をしました。無職が続くと選択の余地がなくなるため、やはり在職中の転職活動をオススメしますよ。
求められる点を理解して確かな行動をすれば30代の転職は成功する
多くの労力を必要とする転職は、30代を過ぎると過酷さを増していきます。 転職を成功という形で早期に終わらせるためにも、転職サイトの登録や履歴書、職務経歴書の作成など、コツを押さえて対応していきましょう。 1つでも「めんどう」と思ったら転職は成功しないため、本気で状況を変えたいと思うなら行動あるのみです。 30代の転職の成功に導くためにも、紹介してきた13の心得を意識して、自分の目標の実現のためにも、ひと踏ん張りしてみてくださいね。
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