考察ってどう書くの?レポートのスタンダードな書き方
そもそも考察とは
レポートの書き方は様々ですが、よほどのことが無い限り考察はどんなレポートにも存在します。では、そもそも考察とはなんでしょう?それぞれのセクションと対応させて考えてみましょう。まず、レポートには「目的」があります。この目的が達成できたか、できなかったかを明言するのがレポートの最後、「結論」です。では、この結論のもとになるのはなにかというと「結果」です。
結果と結論を結び付けるには根拠を得ての考察が必要になる
しかし、結果と結論だけを書いても第三者から見ると関連があるかどうか分かりません。
考察とはこの二つを関連づける根拠に当たります。ですので、いくら実験を成功させたとしても、結果から根拠を得て考察する力が無ければ、結果と結論は何ら関係ない事柄に成り下がります。誰が見ても納得する書き方を心がけましょう。
考察に至るにはタイトル・目的・概要・手順や方法・結果が必要
考察とはレポートの中で絞めのセクションに当たります。スタンダードなレポートだと、考察にたどり着くまでには、タイトル、目的、概要、手順や方法、結果、考察と言ったふうに5つの前段階があり、それぞれに違う書き方があります。(理系ならば実験手順や予備実験のデータも必要になります)
長いからといって決して手を抜いてはいけない
他のセクションが粗末な書き方となり考察まで粗末なものになってしまうのです。何故なら、考察とはすべてのセクションから得た情報を元に行うので、必要だからといって今までにない情報をだすことや前のセクションと違うことを言ことはできないのです。ですので、考察だけに力を入れればいいわけではないのです。
考察の注意点やポイントとは
考察の書き方にはいくつか注意点があります。これは、論文でもレポートでも同じです。まず、レポートは読む人がいるということです。読んだ人が疑問を持てば作者に質問や批判を投げかけます。これを「いかに少なくするか」、もしくは「読者をどのように納得させるか」が意外に大変です。完璧に理論武装して、質問や批判を撃退するのも手ですが、そもそも疑問を生じさせないのが1番です。
思い込みでの結論付けや誤解を生む書き方は避けよう
なので、結果の情報を思い込みで飛躍させたり、関係のない事柄を話題にする書き方は控えましょう。また、誤解を生む書き方を避けたり、前段階のレポートが関わるときは事前に引用の旨を伝えるのがベストです。もし、難しい様でしたら先に結論を言ってしまい、あとに「根拠は〜だからです。」と考察するのも1つの手です。
レポートでの考察は思い込みや誤解を生む書き方を避けよう
レポートの考察のスタンダードな書き方について紹介しました。考察を文章で表すのは思っているより簡単には行かないものです。文章を寝かしつつ推敲を繰り返してよりよいレポートになるように吟味してください。提出する前に先輩や上司にこの書き方で大丈夫かを相談してみましょう。
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