産休明けに退職する際に知っておくべき職場への対応と注意点

2016年12月9日産休, 退職

産休明けに退職する場合は早めに報告する

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よく産休明けに退職を希望する人がいるようです。この場合には、会社側には退職を希望する1カ月前に申告すれば良いシステムとなっているのですが、それでも産休の代わりに雇っている派遣の人の契約期間をいつまで組むのか?といった問題を会社側は抱えているので、出来ればお世話になった会社なのだから早めに退職の意志を伝えた方が良いでしょう。産休に入る前の妊娠が発覚した時点で退職希望を出す人もいます。産休と育児休暇をいっぱいにとってから復帰するといったパターンもあります。産休明けにすぐに職場復帰する人もいます。これらの3パターンの方が、会社側や職場の人達にとっては悪いイメージは抱かれないでしょう。

職場に迷惑をかけないためには1ヶ月まえまでに報告しよう

産休明けにしばらくの間は子育てに専念するから仕事を辞めるといった意志が固まっていた場合には、もしも職場の人達の事を一番に考えているのであればその意志を出来るだけ早めに伝える事が大切です。基本的に退職の意志を示す際には、やめる1カ月前までに報告すればよいのですが、特に産休、育休といった長期の休暇を活用する場合には、その期間別の人を雇う必要があるし、もしもその後職場復帰しないのであれば、補てんする人員を確保しないといけないからです。たとえ一人の職員でも、スタッフを募集する際にはその募集をかけるために広告費もかかるし、実際に雇い入れた後でも職場で即戦力となるために教育していくためには莫大な時間と労力がかかってしまうのです。そういった雇用主側の立場もきちんとわきまえてから、身の振り方を考えていきましょう。

産休の意義は「安全な職場復帰」なのですぐに退職するとネガティブなイメージを抱かれかねない

基本的に産休や育休は妊娠出産すれば誰でも取得出来ますが、会社側の規定には産休や育休を取得した後に職場復帰する意志がない時には、利用出来ないといった事が記されているはずです。元々病休や育休、産休はそのように職場復帰するまでの休息期間といった意味合いがあるので、もしも権利だからといってぎりぎりまで産休や育休を取得して手当をしっかりもらった後に急に復帰する1か月前になって退職希望するといった事は、モラルに反する行為とみなされる可能性が高いのです。このように産休明けに退職する際には、事前報告しておいて職場の理解を得る事が先決です。

産休明けに退職をしても手当を返金する義務はない

産休を取得しておいて社会保険料を支払うのを免除してもらったり、出産育児一時金をもらったり、出産手当金を取得しておいてから、産休明けに急に退職希望するといっても、手当等を返金する義務はありません。そうだからといって、産休後にいきなり退職するといってしまった場合には、自分だけでなく他の女性職員もそのように同じ事を繰り返すのだろうなと、雇用主や周りの男性職員達に悪いイメージを抱かれる原因となるでしょう。そうなってくると、女性が社会進出するチャンスも減ってきます。余程お金に困っていない限りは、そういった周りの人達の事もしっかり考えてあげる事です。女性一人一人のモラルの高さが、これからの女性の社会進出を助けていくのです。

中小企業で産休後に退職するとトラブルになる可能性がある

妊娠した時には産休明けにはまた職場復帰するつもりであっても、実際に赤ちゃんが生まれてみたら、体が弱くて育児が大変だといった事実が明らかになった場合には、それで産休明けに退職希望すると決まった時点で、即職場に報告するべきです。これは実際に生まれてみないとわからない事です。職場でも大企業であれば、様々な産休、育休のパターンや寿退職、妊娠退職のパターンも経験しているので慣れている面もあるかもしれませんが、中小企業の場合には、そういったパターンがはじめてな場合には、混乱する事でしょう。こういった事はもしかすると起こりうるリスクのある事例なので、そういったリスクについても産休に入る前に職場の人と充分話し合っておく必要はあります。

逆に職場から産休後の退職を迫られる場合もあるので注意

妊娠した時点で、雇用主や職場の人達に、退職するように迫られる事があります。これは実は労働基準法では禁じられているのですが、産休や育休といった長期の休みを取る事によって、派遣を一時的に雇入れたとしても職場の仕事にも支障をきたすし、子供が出来た時点で風邪を引く度に休みがちになる事がわかっているからです。さらに子供が小さいうちは残業もほとんどできないはずなので、やはりどうしても職場にとって支障が出てしまいます。そういった事がわかっているからこそ、産休は取っていいけれど、産休明けの退職を促すのでしょう。

産休明けに退職する場合は1ヶ月前には職場に連絡しよう

産休明けに自分から退職を希望する場合と雇用主や職場の人達から退職を促される場合といった風に2つのパターンがあるようですが、どちらにしても問題は大きいので、出来ればもめないためにも産休明けに職場復帰するのか?育休を取得するのか?退職するのか?といった事はしっかり家族だけでなく、職場の上司や雇い主とも話し合っておくべきです。問題なくゆっくりした気持ちで育児をするためにも、早めに問題解決しておいて下さい。

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2016年12月9日転職

Posted by BiZPARK