入社日の延期を交渉するときのポイント
入社日を延期する事は可能
まずそもそも入社日を変更が可能かについてですが、入社日を延期する事自体は可能です。入社日というのは、雇い主と従業員の間で交わされた契約の一つです。法律上、絶対に変えてはならないとうルールはありませんので、合意が得られれば変更は可能です。実際に入社日を延期したケースも多数あります。
入社日を拒否され内定取り消しになることもある
ただし一方で、「入社日を守れない場合、雇用主側は内定取り消しに出来る」とも法律で定められています。入社日を守らないという事は業務の妨害にもなりますので、雇用主側の意向次第で内定を取り消す事は認められています。したがって、相手方の合意が得られれば入社日の延期は可能ですが、拒否される事もあり、それで内定取り消しになっても文句は言えないという事になっています。
入社日を延期しなければならないときは誠意をもって交渉しよう
どうしても入社日を延期してもらわないとならない状況の場合は、誠意を持って交渉をする必要があります。入社日を延期するというのは企業からすると非常に迷惑な話です。ですので、まず深く謝罪をした上で交渉を切り出す様にしましょう。交渉を行う上では以下の様な点がポイントとなります。
入社日延期を求めるときは謝罪と具体的な理由が重要
・まずは謝罪する
・なぜ間に合わないかの理由を具体的に述べる
・何日程度なら延期が可能かを相手側に確認した上で、自分が入社できる日を明確に述べる(早いほうが良いですが確実に入社できる日を指定するべきです。再び延期となると内定取り消しの可能性が大きくなります)。
以上のことに注意して交渉に臨みましょう。
交渉のときは相手が納得できる理由を具体的に述べる
交渉のときは、深く謝罪をした上で、相手側が納得できる理由を具体的に述べる必要があります。単に「今の会社の仕事が終わらない」、「プライベートな事情がある」程度ですと認められない事があります。
入社日の延期には導入教育のずれなど会社に悪影響がある
最後に入社日を延期する事で発生する影響を以下にご紹介します。
・雇用契約関連の書類や、給料関連の書類に手直しが必要となり、余計な事務作業が発生する
・即戦力の人材の場合は、参入予定だったプロジェクトや担当する予定であった顧客先に迷惑が掛かる
・導入教育のためスケジュール調整をしている上司や先輩社員に迷惑が掛かる
・一斉の導入教育を行う予定であった場合は、他の新入社員とスケジュールがずれ迷惑が掛かる
・職場の雰囲気が険悪になり、後の人間関係に悪影響を及ぼす
などです。
会社にかける迷惑もしっかり理解しておこう
入社する会社の方では、その日を前提に書類を作成していますし、既に仕事や教育のスケジュールも算段しています。歓迎会などの手配もされているかもしれません。入社日を延期するとそういった数々の準備を台無しにしてしまう事となりますので、その点を十分承知した上で延期の交渉をする様にしましょう。
入社日の延期を交渉するときは誠意ある謝罪と納得を得られる理由を伝えよう
入社日の延期を交渉するときのポイントをご紹介しました。入社日を延期する事自体は可能ですが、場合によっては拒否される事もありますし、たとえ交渉の末に認められても延期した事で様々な悪影響が生まれます。ですので、まずは極力延期は発生しないように勤める事、またどうしても延期が発生してしまう場合は、出来る限り早めに報告する事が大切です。
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