定年後の仕事に役立つ資格取得のススメ
定年後の仕事に役立つ資格①:危険物取扱者
定年後の仕事に役立つ資格の一つ目は「危険物取扱者」です。この資格を持つ危険物取扱者は、「危険物の性質や消火法、法規制などについての知識を持ち、危険物の貯蔵や取り扱い、その指示ができる人」と定義づけられ、ガソリンスタンドや化学工場、石油貯蔵タンクやタンクローリーなどの施設への再就職が可能になります。
正社員並みの給与を受け取れる危険物取扱者
また、正社員として再就職できなくても、資格手当がつくために、正社員なみの給与を受け取ることもできます。危険物取扱者の資格は、甲種・乙種・丙種があり、定年後の仕事のためには、乙種の資格がおすすめです。乙種と丙種は独学での資格取得も可能なので、定年後の仕事に役立てたいと考えている方は、定年前から資格取得や資格取得に向けての勉強を始めておくとよいです。
定年後の仕事に役立つ資格その②:ボイラー技師
定年後の仕事に役立つ資格の二つ目は「ボイラー技師」です。ボイラー技士は、工場や事務所の他、病院や学校、オフィスビル、マンションなどの空調設備のある建物でボイラーの点検や安全管理を行うのが主な仕事です。つまり、ビルがあればそこにボイラー技士の仕事があるということです。ボイラー技士の求人数は年間を通じて安定しており、さらに、仕事内容が軽作業であることから、定年後も長く働くことができるため、定年後の仕事として人気の業種です。
ボイラー技士には3つの級がある
ボイラー技師には特級・1級・2級があり、2級の資格であれば、実務経験のない人でも実技講習を修了するだけで受験資格を得ることができます。短時間で取得できることも、定年退職者に向いた資格の条件です。ボイラー技師とあわせて、ボイラー整備士の資格を取得しておくと、仕事の幅がさらに広がるので、おすすめです。
定年後の仕事に役立つ資格その③:第二種電気工事士
定年後の仕事に役立つ資格の三つ目は「第二種電気工事士」です。第二種電気工事士は、一般用電気工作物の電気工事ができます。電機工事士の資格がなければ一般用電気工作物の電気工事ができないため、一般住宅や店舗、工場などの電気工事設備を行うには、必ず電気工事士が必要になります。つまり、コンセント一つ付けるのにも電気工事士が必要で、意外にも生活に密着した資格であるといえます。
生活密着型だからこそ常に募集がある電気工事士
このため電気工事士の仕事は景気に左右されることが少なく、ハローワークでも常に求人が出ています。年齢制限のない求人が多いことから、定年後の仕事としてはうってつけの業種・仕事になります。第二種電気工事士の資格を取得するためには、試験に合格するか、指定教育機関を修了する必要があります。上記の二つの資格よりは、資格取得の準備に時間がかかるため、退職前早めの準備が大切です。
定年後の仕事に役立つ資格は実務経験なしでも取得できる
以上が、定年後の仕事に役立つ資格と取得方法についてです。定年後の仕事に資格を活かしたい場合には、まず、自分がどんな仕事をしたいか、どんな働き方をしたいのかを決めてから、取得する資格を選びましょう。資格取得には準備期間が必要です。退職後すぐに就職活動を始められるように、早め早めの準備を心がけましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません