退職後にもらう離職票の離職理由コードで知っておくべき知識
離職票に記載されている理由によって失業給付が決まる
会社を退職した際に発行される離職票は、失業手当を受給するためには必ず必要なものです。
この離職票に記載されている離職理由によって、失業給付がいつ始まるのか、どういった受給者にあたるのかが決まってきます。
理由コードは離職票に必要不可欠なもの
これは離職理由コードと呼ばれるコードによって振り分けされますので、自分がどの離職理由コードにあたるかで、すぐに失業給付が支給されるのか、90日間の期間を置く必要があるのかなどが決定されることになります。
逆に言えば、離職票の離職理由が正確に記載されていなければ、離職理由コードも全く違うコードになってしまうわけです。
離職理由コードが正しく分類されているかを必ずチェック
離職票によって離職理由コードが決まると言いましたが、この離職理由コードには様々な種類があるため、離職票の離職理由が失業給付金の支給日数などにも影響をしてきます。
大きく分けると4つのカテゴリがあり、特定受給資格者、特定理由離職者、正当な理由のある自己都合退職、正当な理由のない自己都合退職に分けることが出来ます。
自己都合退職に関しては3ヶ月の給付制限を受けることになる
中でも細かくコードがわけられていますが、正当な理由のない自己都合退職以外は失業給付が即時行われ、正当な理由のない自己都合退職に関しては、3ヶ月の給付制限を受けることになります。
そのため、離職理由コードが正しいコードに分類されているかどうかを必ずチェックする必要があります。
会社の記載次第で離職理由コードが変わることもある
離職票を元に決められる離職理由コードですが、これはあくまでも離職票が基本となるため、会社の記載次第では離職理由コードが思わぬコードに分類されることになります。
例えば、本来なら会社都合で退職するはずが、会社の圧力などで、自己都合に変更されて記載された場合、即時支給される失業給付が3ヶ月の制限つきの離職理由コードになる場合もあるわけです。
離職理由コードに納得がいかない場合はハローワークに相談
その場合、離職理由コードに納得いかない場合も出てくるでしょうから、離職票には必ず正しい離職理由を記入してもらう必要があります。もしどうしても納得いかない場合には、ハローワークに相談することをお勧めします。
離職票が正確だと離職理由コードも正しいものになる
離職理由コードは離職票を元にして決定されますので、自分が言っている離職理由が正しくても、離職票が優先されて離職理由コードが決定されることになります。
特に、正当な理由がある自己退職を、正当な理由が無い自己退職と記載されてしまうと、本来受け取れるはずの給付金がすぐには支給されなくなってしまいます。そのため離職票を記入してもらう場合には、その場で必ず離職理由の内容をチェックして納得したうえで離職票をハローワークに提出する必要があります。
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