職人に転職したい人が覚えておくべき厳しい現実

2016年12月6日2020年3月31日職人

転職の選択肢として職人を選択するメリットとは？

転職の際に、同業他社を目指したり、異業種に挑戦する方もいますが、選択肢には「職人になる」パターンもあります。

職人は、他の仕事にはないメリットが有りますから、狙ってみるのもよいでしょう。まずは、職人になる方が知っておくべき仕事の現実について見ていきましょう。

「職人」は技術さえ身につければ好きなペースで働ける

職人に転職することで、得られるメリットは数多くあるのです。例えば職人になると、独立しやすいのもメリットの一つでしょう。

木工職人にしろ、陶芸職人にしろどんな種類の職人でも、ひとたび技術を身につけてしまえば自分の好きなように働いていけます。他にも、職人にはものづくりの工程を、全て一人で出来るといった楽しみもありますよね。

このようなことを魅力に感じる人も多く、職人熱が若者の間でも高まってきているのです。マイペースに働いていきたい人でしたら、転職の選択肢として考えるのも良いでしょう。

どうすれば職人になれるの？

「職人」と一言で言っても数多くの種類があって、選択肢は様々。家具職人からパン職人まで種類は様々。

職人になりたい人は、どういった種類の仕事を選ぶのかといったことから考えていきましょう。自分が情熱を燃やせるもの、得意なモノなど狙いを定める必要があるのです。

学校もしくは弟子入りが一般的

転職の選択肢として「職人」を考えた際、どのような方法で転職活動を行えば良いでしょうか？一般的には、専門の学校に入るか、弟子入りといった方法があるのです。

職人には資格がいらない場合も多く、学校に通うか弟子入りするかは自由になっています。弟子入りを選べば、それだけ早く現場に出やすいといったメリットもあるのですが、学校教育の方が体系的に学べるメリットがあります。

メリットばかりではない！職人の厳しい現実

職人になるメリットももちろんあるのですが、現実はそんなに簡単ではないのです。職人を取り巻く、厳しい現実に目を向けましょう。

職人になるということは、何かを極めようとすることですよね？「選択肢の1つ」といった軽い気持ちではやっていけない理由を説明していきましょう。

一人前になれる保証はない！給料も下がると考えるべき

一番の厳しい面は、一人前になれる保証がない点でしょう。どれだけ頑張って修行をしても、独立できるとは限りませんし生活できるだけの給料を得られる保証もないのです。

一人前になれたとしても、転職前の年収より下がってしまう覚悟はする必要があるでしょう。「お金だけではない、好きな事をやりたい」意思がある方ならいいですが、お金を目的に職人を目指すのはオススメできません。

職人を取り巻く現実は厳しく安定した生活ができるとは限らない！転職する際には覚悟を持とう

いかがでしたか？職人に転職したい方の為に、メリット・転職方法・職人の現実を紹介しました。

十分働いた方が、老後の楽しみとして「道を極める」といった考え方ならば良いです。しかし、働き盛りの年代でお金の為に職人に転職するのはオススメできません。もしも、職人に転職したいのであればそれなりの覚悟が必要でしょう。