ワークライフバランス推奨企業にある深刻な問題点

2017年1月16日ワークライフバランス

ワークライフバランスは仕事へのやる気を引き出すことが目的

Nama

ワークライフバランスは、つまり仕事とプライベートで調和を持たせて、両方を充実させることで仕事へのやる気を引き出すことが目的です。その内容や範囲は企業によって様々ですが、必ずしも社員全員のやる気を引き出せるとは限りません。自分は対象ではなく、他の社員が対象になるなど、ある一点において優遇されてしまうと、逆にやる気を下げてしまう恐れがあります。問題点を解消しなければ、逆効果に成りかねません。

企業の弱点を克服できるが別の問題点が生じる場合もある

企業が人員不足に陥っており、その原因が結婚や出産によって早期退職をする女性社員が多いということであれば、職場復帰をしやすいように環境を整えることで、ワークライフバランスを確立できます。育児休暇を5年に延長をしたり、育児休暇手当の内容を手厚くするなどすれば、女性の社員の人員不足が解消されると共に、やる気も上がります。この場合の問題点は、男性社員やキャリア形成を目指す女性のやる気を引き出すことができないことです。

企業の社員がワークを疎かにする問題点がある

ワークライフバランスの問題点は、上手くバランスを取れず、ライフを充実させすぎることでワークが疎かになることです。ワークライフバランスを推奨し、それに伴い社員を優遇する内容の福利厚生を取り入れた際には、一時的に社員のやる気は上がります。しかし、人はどうしても環境に慣れてしまうので、それが当たり前になってしまい、ライフに気持ちが傾いてしまうことが問題点です。

徐々にワークライフバランスを推奨し成り行きを見るべき

急に、社員にとって有利になる福利厚生をいくつも取り入れてしまうと、それによって起こる問題点は未知数なので、企業にとって悪い方向に向かう可能性があります。初めは、本来から導入している福利厚生の内容を充実させることから始めて、それによって具体的に社員の様子がどういう風に変わり、どう業績に影響を及ぼしたのかを解析することが大切です。

ワークライフバランスは企業の社員全員に影響させるべき

ワークライフバランスは、一部の社員ではなく、社員全員に影響させる内容で施策を導入しましょう。一部の社員だけのやる気が上がれば他の社員のやる気が下がり、結果的に業績が下がる恐れがあります。手っ取り早い施策が昇給です。より多くの給料を支給すれば社員の生活が豊かになり、仕事へのやる気を引き出せます。労働とその対価のバランスを取ることが最初にできるワークライフバランスの施策です。

企業の能力の底上げを狙い問題点を解消する

ワークライフバランスの目的である社員のやる気を引き出すことによって、企業の能力の底上げができます。全員に影響を及ぼす内容の施策を行うことで、問題点を解消できるので、まずは福利厚生や待遇など、根本的な内容を見直しましょう。問題点を放置することで、年々業績が悪化することに繋がるので油断は禁物です。時間をかけてワークライフバランスを確立していきましょう。

ワークライフバランスを推奨する企業は現状を判断して社員個人に着目しつつ問題点を改善すべき

ワークライフバランスを推奨する企業とその問題点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?ワークライフバランスを重視する過程で仕事が疎かになってしまったり、一部の社員から批判が出るという問題点があります。しかし、上手く機能すれば企業の底上げだけでなく、社員個人としてのモチベーションや能力アップにも繋がりますので、状況に応じた対応をするようにしましょう。

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2017年1月16日ビジネス

Posted by BiZPARK