退職届・退職願の提出マナーと避けるべきNGタイミング
退職届・退職願は人事でなく、まず上司へ提出するのがマナー
退職届・退職願を提出をする際の提出先はしっかりと把握できていますか?退職をするにあたっての第一段階は、まず自分が退職したいという意思を上司に伝える事から始まります。通常、お互いの意思を確認してから退職届や退職願を提出する流れとなり、提出先は人事ではなく上司となります。一般的なマナーでもありますのでしっかりと覚えておいてくださいね。
就業規則によっては、自分で人事へ提出するといったケースも稀にある
先ほどは退職願・退職届の提出先は人事ではなく、まずは上司へ!という紹介をしました。しかし、場合によっては退職届や退職願を自分の手で人事に提出すると就業規則で定められている場合がありますので、ケースバイケースと捉えておいたほうが無難です。
どちらに書類を提出すれば良いか提出先の確認ができない場合は、上司に提出したほうが良いです。なぜなら、人事に直接退職届・退職願を提出してしまった場合、上司の部下管理能力がないと判断されたり、問題視される可能性があるからです。
退職届・退職願は人事に提出して正式な受理となる場合がある
自分が退職を希望している日と、引き継ぎのスケジュールから逆算すると、自ずと退職届・退職願を提出するタイミングを算出できます。注意したいのは、この書類をを人事に提出した時点で退職の意思を確認したとみなすケースがあるという点です。
上司に提出するのではなく、人事に提出した事で正式な受理となる場合もあるので、その点については注意が必要です。また、『引き継ぎに必要な期間』を事前に考えておき、退職までの計画をたてるのも必要です。当たり前ですが、仕事量が多ければ引き継ぎに時間がかかりますから、引き継ぎを完了させてから退職しようと思うと、2ヶ月以上の日数が必要になる事もあります。書類を提出するタイミングや時期を考える際には、このような部分も忘れてはいけません。
退職届・退職願を提出する時期やタイミングは予定日より1~2ヶ月前がベスト
先ほどは、退職届・退職願の提出先について紹介してきましたが、しっかりとご理解いただけていますか?続いて、このような退職をする際に必要となる書類を提出する時期やタイミングですが、時期やタイミングとして最も望ましいのは、退職する予定日からみて1ヶ月から2ヶ月前がベストだと一般的にいわれています。
法律上では退職日の14日前と決められているが注意が必要
法律上では、退職日の14日前と決められていますが、就業規則ではそれ以上の期間を設けているという会社も実際にもあります。会社を円満退職するためにも、就業規則で決められた日数を守って退職届を提出したほうが良いでしょう。先ほども紹介したように、提出するベストな時期やタイミングは、退職予定日より1~2ヶ月前です。
退職届や退職願の提出するタイミングによっては円満退社が危ぶまれる
引き継ぎや就業規則に則って退職届・退職願を提出していても、人事が嬉しくないと感じる書類提出のタイミングや時期もあります。円満退職ができればそれ以上の事はありませんので、人事が喜ばない退職届・退職願の提出する時期やタイミングについても見ておきましょう。
書類提出を避けたいタイミング①ボーナス支給額が決定した直後
ボーナス支給額が決定するのは、ボーナス支給日に近い時期です。支払いも金額も決まった時期・タイミングで、人事に退職届・退職願を提出すると「ボーナスをしっかりもらって辞めるのか」と反感を覚える人もいます。
ボーナス受給は正当な権利ではあるものの、反感を買う可能性もありますので注意は必要です。このような時期やタイミングで書類提出をされる場合には気をつけましょう。
書類提出を避けたいタイミング②繁忙期と退職時期が同時期
退職する日が繁忙期直前、あるいは最中であった場合も、人事によっては良い顔をされない
ことがあります。繁忙期に退職者がいると、ただでさえ人手不足になっている環境から更に人員を割いて新人の研修をしたり、仕事のカバーをしなければならない場合もあるのです。
人事としてはこのような事を好みませんし、人事担当者にとっても仕事の負担が増えてしまいます。トラブルを生む退職とならないためにも、退職届を提出する時期やタイミングはしっかりと見極めた方が良いと言えるのです。
退職届・退職願の提出先はまず上司!退職予定日の1~2ヶ月前を心がけよう
退職届・退職願の提出先。また、提出する際の適切な時期やタイミングについて紹介してきましたが、いかがでしたか?退職届の提出は後々トラブルになる可能性もあります。
退職したいという気持ちが強くなっていても、グッと堪え、提出先が人事か上司かの確認、引き継ぎや会社の閑散期等を見て時期・タイミングをチェックする、これだけは退職届を提出する上で確実に抑えておきたいポイントと言えます。円満退職をするためにも、綿密に計画をたて、退職時のマナーでもある引き継ぎをしっかり行うようにしてくださいね。
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