教師・教員の仕事が大変だと言われる激務度
教師・教員が激務と言われる理由①:「仕事量が多い」
教師や教員が激務だと言われる理由には、まず第一に仕事量が多すぎることが挙げられます。
教師や教員の業務は授業だけだと思ったら大間違いです。もちろん、時間的に大きな割合を占めるのは授業ですが、授業にはまず準備が必要ですよね。資料集めや資料作成、テスト問題作成など授業に関するものだけでも、やらなければならないことは多くあり激務となるのです。
教師・教員は一般的な事務や雑務処理もあり激務である
授業に関するもの以外で、一般的な事務や雑務処理ももちろんあります。
指導計画書の作成や、遠足や旅行があればそれらの手配、テストの答え合わせ、各種集金など、教師・教員の仕事とは思えないような雑用も全てやらなければなりません。それだけでも激務だと思いますが、さらに、これらの仕事を授業時間以外に確保する必要があるのです!
当然、授業が無いすきま時間を使うか、放課後になってしまいますよね。基本的に授業は毎日あるため、一日のうちにやるべきことが必然的に多くなってしまうのです。
教師・教員が激務と言われる理由②:「保護者の対応に追われる」
昨今は、モンスターペアレントと呼ばれる保護者が問題となっています。
担任を持ったクラスの中にモンスターペアレントがいた場合には、彼らへの対応ももちろん教師・教員の業務の中に入っています。モンスターペアレントというととんでもない要求をする保護者を連想してしまいますが、実は最も多いのはモンスターまではいかないプチモンスターペアレントです。
子供のこととなると、必要以上に神経質になり、小さなことでも電話やメール、LINEで常に教師に質問攻めしてくるのです!教師・教員は無視するわけにもいかないので、プライベートを犠牲にしてそれらに付き合うことで、時間が割かれ激務となります。日々の業務の中心は別なので、ほとんどサービス残業ですよね。
事務作業と合わせて考えると、相当な激務であることが分かると思います。
教師・教員は時期により家庭訪問や面談で激務になる
一般的には、4月~5月にかけて家庭訪問、学期末や夏休み中に保護者を含めた三者面談が行われます。
さらに、小学校・中学校・高校の最高学年のクラス担任となれば、進路指導のために、個別で話を聞くことも多々あります。一回の面談にかける平均時間は15~20分程度ですが、家庭訪問となれば移動時間もかかります。それをクラスの全員分やるのですから、かなりの激務と言えますね。
教師・教員が激務と言われる理由③:「土日は部活動や課外授業に従事」
小学校のクラブ活動や中学校・高校の部活動や課外活動など、授業のない土日に行われる活動に関しては、監督者が必要となります。それがすなわち教師や教員です。顧問になってしまうと、活動により状況は異なります。
ですが、ほとんど休日はつぶれるほどの激務です。保護者が力を入れるようなメジャーなスポーツなどは、特に大変です。体育系の場合、定期的に練習試合や合宿、大会などで遠征しなければなりません。吹奏楽や演劇など、大会が開催されるような文化系部活動においても同様です。
大会前には朝練などで教師・教員の激務が加速する
大会前になると平日の授業が始まる前に、朝練をやらざるを得ないこともあります。
実質的に、教師や教員が休みをとれるのは大会後の土日だけになってしまいます。教師や教員の部活動に対する、やる気が感じられない場合には、保護者からクレームがくることもあるので、部活動や課外活動を疎かにすることもできないのです。
教師・教員は保護者対応や部活動による仕事量の豊富さにより激務
「教師や教員の仕事は授業だけでしょ?」と思っていた方もいるかもしれませんが、教師・教員の仕事が激務であると言われるのには、それなりの理由があります。
多くの事務作業や保護者対応、クラブ・部活動指導に追われ、自分の時間が全くない!という教師・教員はたくさんいるのです。このような激務が続き、肉体的にも精神的にも追い込まれてしまう教師・教員は非常に多いのです。
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