ストライキのやり方とは?交渉に必要な3ステップ!
ストライキのやり方①目的の把握
ストライキを交渉する前に、目的を把握する必要があります。ストライキは、労働側の要求を会社側に認めさせるのを目的としています。この要求は多岐にわたりますが、基本的には労働条件の改善、賃金アップが多くみられるものとなります。そして、ストライキというのは、労働者が、自分たちの労働条件を改善するために仕事をせずに要求することを言うのです。
ストライキを開始するには
ストライキのやり方は一種類ではありません。労働組合としてストライキの交渉を行う場合を見てみましょう。労働組合でストライキをおこなう場合は、まず、ストライキをするかどうか、組合員の意思を問うところから始まります。そのためストライキで交渉を開始するには、初めに労働組合に入る必要があります。
ストライキのやり方②権利の確立
ストライキは投票によって組合で過半数以上を得ると、権利を確立するようになります。このストライキ権の確立ですが、労働組合の規約に基づいて行われるようになります。ここで権利が得られないとストライキの交渉を開始することが出来ません。当然、要求が通ることもありません。
ストライキの交渉が始まったら
権利が確立されると、ストライキ開始、闘争宣言となります。これは、ストライキの交渉をする意思表示ともいえます。そして、事前に会社へ通告を行います。具体的に争議行為を行う何時間もしくは何日前に通告するかの点についてはケースにより異なります。
ストライキのやり方③団結の強化
ストライキの交渉を開始してからどういった形で進めるかは、ストライキの種類によって異なります。ストライキには、たとえば全面ストといって、組合員全員が参加するものもありますし、一部の組合員のみによる部分スト、というものもあります。こういった形態によって、ストライキの具体的なやり方は異なってきます。どちらにしても必要になって来るのは、団結の強化です。
ストライキ中には具体的に何をするのか
ストライキ中には基本的に仕事をしません。具体的にはその時のストライキや、労働組合次第というところになってきます。仕事しない空き時間を使い、職場で報告集会を開催する場合が多くなります。一致団結のために、組合内部の統一をはかるための集会を開くこともあります。なぜなら、途中でストライキを離脱する組合員がいる可能性があるからです。するとストライキの交渉が滞り、要求を受け入れられません。団結は絶対にしておく必要があるのです。
ストライキのやり方は3ステップ!交渉のために団結の強化を
ストライキのやり方は3ステップあります。まず目的を理解し、権利を確立させます。組合員の団結を強化し「脱スト」の無いようにしなくてはなりません。労働組合でストライキをする場合、開始までのステップはだいたい同じようになりますが、実際にストライキが開始してからの進め方などは、労働組合や会社次第というところになります。ただし、交渉のための団結の強化は必須になります。
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