自衛官がもらえる退職金と階級の関係性
ある程度の階級に上がらないと退職金が貰えない
自衛官は階級制度を採用しており、当然高い階級にいる人は金銭面での優遇も受けられます。それは退職金も同様で、高い階級で退職した場合はかなり高い金額を受け取れます。
とはいえ、一定の階級にまで上がらないと受け取れない仕組みで、受け取るためには3曹以上の階級になる必要があります。
一定以上になれば退職金の支給はある
3曹以上の階級になれば、年数こそある程度必要ですが、退職金を受け取れる権利があります。
この金額はどの階級で退職することになったのか、そして働いている年数がどれくらいかによって決まります。
階級が同じでも勤続年数によってばらつきはありますが、まずは3曹以上になったら貰えると考えておけば安心です。
階級が同じなら勤続年数で退職金が決まる
退職金は働く年数によってほぼ決まりますが、自衛官は更に年数が重視されます。
自衛官に限らず、数年で止めてしまった人よりも、10年以上仕事をしている方が高い退職金を貰うのはどこの企業でも当然です。
しかしなぜ、自衛官が勤続年数をかなり重視するかというと、何年もの間、自衛官として国を守る仕事をしてくれたことへの感謝と、年数を重ねればある程度の階級を手にしているからです。
年数を重ねると階級も上昇
自衛官の階級は在職年数によって変わるので、ある程度の年数をしっかりと勤めて、その上で立派な職務をこなしていると判断されれば階級は上がっていきます。
年数を重ねても階級が上がらないというケースは殆ど無く、何らかの形で昇進となるようです。
そのため年数を多く重ねた方が有利な階級を手にできるのです。
退職金が1000万円以上になるケースも多い
自衛官の中には、20年以上の勤務で、なおかつある程度の階級であれば1000万円の退職金を受け取ることができる例もあるようです。
この金額はある意味公務員らしい数字であり、公務員のシステムと似て年数に応じてかなりの金額が支給されるというメリットを持っているといえるでしょう。
後は階級次第ですが、「佐」と呼ばれる階級まで上がれば金額はかなり上昇するようです。
一般的な自衛官でも十分な退職金が
一般企業の会社員とは違い、自衛官は命を懸けて仕事をしますので、退職金は相当高くなります。
「佐」より下の階級でも、平均で500万円くらいの退職金を受け取れるので、普通の仕事よりは退職金を高めと考えていいでしょう。
それほど受け取れる状態を作れるのは、やはり自衛官が必要とされており、働いている人にはしっかりと渡すという考えがあるからです。
自衛官の退職金は階級次第と覚えておこう!勤続年数が長くなればメリットも多くなる
自衛官は、命をかけて行う仕事ですので、一般企業より退職金が多いのもおなずけます。
とはいえ、勤続年数は幾らでも稼げますが、退職金の目安である階級を上げない限り、自衛官は高い金額を受け取れません。
ある程度の仕事をして、立派に自衛官としての職務をしていれば、そのうち受け取れる金額が高くなる階級を手にしますので、目標意識をもって取り組むことが大事です。
そうすれば、必ず自分に返ってくる仕事なのです。
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