入社するときに必要な身分証明書の種類と取得について
入社時に必要な身分証明書を取得しよう
入社時に会社から身分証明書の提出を求められたら、何を提出すればよいのでしょうか。この場合の身分証明書は、免許証や保険証の類ではありません。
身分証明書は管轄の役所で取得出来る
お住まいを管轄している役所で身分証明書は取得できます。手数料は住民票等と同じく300円程度になります。身分証明書は、破産者、禁治産者、準禁治産者ではないことを証明するための証書です。本籍地の市町村役場で発行しています。本人もしくは委任状を持参する代理人が取得できます。
住民票記載事項証明書を取得しよう
入社時に会社から住民票記載事項証明書の提出を求められたら、どこで取得すればよいでしょうか。住民票記載事項証明書も管轄の役所で取得することが出来ます。手数料は300円前後になります。住民票記載事項証明書とは、会社が必要とする入社する人の情報が、住民票に記載されている内容であることを証明するための身分証明書です。よって、住民票と違い、必要な情報のみを証明するための身分証明書になります。取得のために覚えておきましょう。
住民票記載事項証明書も管轄の役所で取得出来る
通常は入社前に会社から規定のフォーマットを渡され、必要事項を自分で記入します。記入をしたら役所に持参し、住民票の内容と相違ないことを証明するための判子を押してもらいます。会社からフォーマットを渡されなかった場合は、役所規定の書式があるので、それを発行してもらいます。本人、同一世帯に住む家族、もしくは委任状を持参する代理人が取得できます。
入社時に戸籍謄本の取得と提出はOKか
入社時に会社から戸籍謄本の提出を求められたらどうするべきでしょうか。必ず提出しなければならないのでしょうか。じつは現在、企業は個人に対して戸籍謄本の提出を求めることを禁止されています。戸籍謄本には、本人の出身地、家族構成、両親の出身地も記載されています。このような情報を会社が取得して出身地で選別することは、人種差別につながる可能性があります。取得して提出しないようにしましょう。
戸籍謄本の提出はNGです
もし、戸籍謄本を会社に提出できない理由を聞かれた場合は、会社に提出することを理由に戸籍謄本の提出を求めたら、役所から取得を拒否されたと伝えましょう。もし、提出拒否を理由に会社から入社を拒否されるようなことがあった場合は、労働基準監督署に申し出るべきです。しかし、そのような会社は人権意識に欠けるので、そもそも入社は考え直したほうがよいでしょう。
入社時に取得と提出が必要な身分証明書は住民票記載事項証明書
入社時には会社から求められた身分証明書を速やかに提出するようにしましょう。会社に入社する際には、他にも年金手帳や入社誓約書等の提出を求められます。転職者の場合は、他に、雇用保険被保険者証、源泉徴収票、扶養控除等申告書などの提出も求められます。どれかひとつ欠けても社会人としての常識を入社前から疑われてしまうので、きっちり準備して提出するよう心がけましょう。
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