代休の割り増し賃金を買い取ってもらおう！理解しておかないと損をする!?

2016年11月25日2020年4月8日代休

代休の「割り増し賃金の買取」とは？

代休が消化できずにたまってしまっている人も多くいます。上司からは早く代休をとるように言われていても代休がとれない場合もたくさんあるからです。未消化の代休があるけれど、職場や業務的に休みがとれないのであれば、代休の割り増し賃金買取制度を利用しましょう。休日出勤した割り増し賃金分を手当てとして会社が支給する方法が、買い取り制度です。

代休の割り増し賃金の買取は違法ではない

休日に仕事をさせておいて、手当ても代休も与えないというのは、無償で労働させている事になります。どうしても代休がとれず未消化のままであったとき、休日出勤の割り増し賃金を会社に支払ってもらう事を買取といいます。この場合、労働に対価を支払うことになり違法ではなくなります。

休日出勤したら代休が付く

会社員の場合、休日出勤した時はどのようになるのでしょうか。会社員はアルバイトのように時給で働いているわけではないので、休日出勤した時間分がそのまま給料にプラスされる事にはなりません。多くの会社では、休日に仕事をしてもらった分をほかの日に振り替える振替休日や代休という方法で処理します。その際、割り増し賃金が付きます。

割り増し賃金が付く代休と付かない振替休日

法律では、休日に働かせる場合は定められた割り増し賃金の支払いを義務つけています。

振替休日は、上司などが休日出勤の前に代わりの休日を決めておく事です。休日出勤する日と同じ週の中で振り替えるなどが定められており、期間については会社の就業規則に明記されています。

振替休日は、労働日を一定期間内で変更するという考え方で、この場合割り増し賃金が発生しないことになっています。代休は、休日出勤した後に自分で代わりの休みをとるのをいいます。この場合、割り増し料金は支払われます。

代休がとれないなら割り増し賃金を買取してもらう

休日出勤した後に自分で休みをとる代休の場合、なかなか休めないようなケースもあります。仕事が一段落したら・・・と思っていても、なかなか業務が落ち着かないし、人手不足の職場環境だと代休をとりにくいという事情もあります。その際に活用したいのが割り増し賃金の買取なのです。

会社側が代休をとらせてくれない悪質なケース

会社に貢献していない、営業成績が悪い、仕事でミスが多いなどの理由を挙げて、代休をとらせてくれない上司や会社もあります。しかし、休日出勤したのにもかかわらず、手当てや代休などの対応をしないのは、れっきとした違法行為です。これらのケースの場合に「割り増し賃金の買取」が活かされるのです。

代休が取れないのなら割り増し賃金の買取をしてもらおう

休日出勤した代わりにとる代休がなかなかとれないケースがあります。上司から早くとるように言われていても、仕事が落ち着かず、そのうちにどんどん消化できなくなった代休が溜まってしまう場合、代休の分をあきらめるには早いです。手当ても割り増し料金の支給もなく、代休もとれないのは、会社側の違法行為と見なされます。どうしても代休がとれない場合は、割り増し料金の対価を買取する制度を利用しましょう。

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