転職が決まった際に内定承諾書と退職願を出すタイミング|入社までに必要な手続き
退職届を出したその日に受理されるわけではない
転職するならば、もちろん今働いている会社に退職願を出さなければいけませんが、このタイミングを間違ってしまうと、無職になる期間があるかもしれません。ですが、退職願を出せばその日に退職できる、退職が受理されるというわけではありません。
退職願は会社を辞める1ヶ月前には出しておくべき
退職願は会社を辞める(辞めたい)日の1ヶ月前には出しておくべきでしょう。会社はあなた1人に抜けられるだけでも大きな穴ができてしまいます。そのため、できるだけ早く退職願を書いて提出し、会社に残る人たちに迷惑をかけないようにするのが大切です。
そして、自分自身も立つ鳥跡を濁さずの教えで、気持ちよく会社を去れるようにしなければいけません。また、退職願は辞める1ヶ月前まででも、退職をする意思を伝えるのはもう少し前の方が良いでしょう。
転職先から内定通知が出た時の手続きの流れ
では、退職願を出してから転職先に入社する流れを確かめます。まずは、転職先から内定通知が出た時の手続の流れです。
【転職先への手続きの流れ】
①内定通知の電話の返信を行う
②雇用条件の確認と内定承諾書の提出
③入社日の調整
④転職先との労働契約書の締結・各種保険手続
③の入社日の調整は退職後であれば会社が提示した日程にするのがベターでしょう。ただし、在職中で退職日もはっきり決まっていない時は、現在の勤務先と数日中に交渉する旨の了解を得てください。
現在の職場から退職の手続きをとる際の流れ
続いて、勤務先へ退職の手続をとる流れです。
【現在の勤務先の退職の流れ】
①1ヶ月以上前の段階で退職の意思を伝える
②上司と退職日の決定
③退職願の提出
④業務の引継ぎ
⑤社会保険などの解約・変更手続き
上記にもある通り、1ヶ月前の段階で③の手続を終わらせましょう。会社側も新しい体制の準備を行うため、なるべく早い段階で手続きが終わっていると助かります。では、退職と内定がほぼ同時に決まった際、退職願と内定承諾書、どちらを先に出すべきでしょうか。
内定承諾書よりも退職願を先に出す
基本的に、内定承諾書は退職願より後に出すのが基本です。退職までは時間がかかるので、なるべく退職の手続を済ませてから内定承諾書を出す方がスムーズに転職先へ入社できるでしょう。また、内定承諾書を出されると、転職先も早めに入社してもらえると勘違いされる可能性が考えられます。入社日の調整を行う際になって退職日が決まっていない事実を伝えると、転職先に不信感を与えてしまいかねないので、このルールはきちんと守りましょう。
退職日を決めてから転職の手続きをとるのがベター
内定承諾書は自分が承諾してしまえば、あとは入社日を待つだけです。しかし、退職願に関しては、上記でも述べたように、提出してからすぐに転職先に移るのは不可能です。現在の勤務先と転職先に迷惑をかけないためにも、あらかじめ退職を決めてから転職に向けた手続きをとるのがベターでしょう。
退職願を出す前に入社日を決めるのはマナー違反
ただ、どうしても会社を辞める旨を切り出すのは悪いことではないのに億劫になってしまいます。しかし、退職願を出す前に入社日を勝手に決めるのはマナー違反です。上記にもある通り、退職までには1ヶ月程度の時間が必要です。例えば、入社日を1週間後に決めてから退職願を出しても会社としては早くても1ヶ月後以降の退職しかできないため、両者に多大な迷惑をかけることになるでしょう。
内定承諾書を出す前に入社日の延期を必ず要請する
退職願も受理されないまま、勝手に退職願を出せば退職できると思っていてはいけません。退職願を出すのが遅くなってしまった場合は、内定承諾書を提出する前に、転職先に入社日をずらしてもらえるかまずは聞きましょう。基本的には現在の勤務先の事情をくんで認めるケースが多いので、面倒くさがらず、誠意をもって対応するよう心がけてください。
転職から入社の流れにおいて退職願は内定承諾書より先に出すよう心がける
転職から入社する流れで最も気になる、内定承諾書と退職願のどちらを先に出すべきなのかについてみてきましたが、いかがでしたか。仕事をしながら転職活動をすると、退職時期と転職先へ入社するタイミングが非常に読みづらいので、どのタイミングで退職願と内定承諾書を出せばよいのか分かりません。ただ、退職の手続きは想像している以上に時間がかかるので、先に退職願を出した上で、内定承諾書と入社日の手続を行いましょう。
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