派遣社員の無断退職はご法度!辞める前に考えたい大きなデメリットとは
無断退職は今後の人生に影響する可能性もある
職場に何も言わず、勝手に仕事を辞めてしまう無断退職は、派遣先にも派遣元にも多大な迷惑をかけ、損害を引き起こす行為です。最初は単なる無断欠勤扱いですが、会社からの連絡を無視し続けていると、警察を巻き込む騒動に発展しかねません。事態が大きくなればなるほど、その後の処理も大きくなってしまい、今後の人生に大きな傷跡を残してしまいます。
派遣社員に損害賠償を請求される可能性もあり
もし派遣社員が無断欠勤したのが原因で会社に多大な損害が発生した場合、発生した損害の一部について責任を問われてしまう可能性があります。損害に対する責任範囲の立証は困難ですが、会社側が損害の責任は派遣社員の無断欠勤にあると立証すれば、賠償責任を免れることはできず、賠償金を支払わなければいけなくなります。
無断退職する前に派遣元の担当に相談しよう
派遣元から事前に伝えられていた話と仕事内容が違う、パワハラやセクハラがひどい、サービス残業を強要される等、会社側に問題がある場合は、無断退職する前に派遣元の担当者に相談してください。
派遣元は契約内容に反する行為があると確認されれば派遣先企業に改善を要求してくれますし、改善の意思が確認されなければ、派遣先と派遣元との間で結ばれた派遣契約を破棄するなど、適切な対応を取ってくれます。無断退職をする前に、まずは状況の改善を考えることが重要です。そして、困ったときには派遣元の担当に相談するのが重要です。
担当者が力になってくれなかったら労働基準監督署に相談
契約違反や労働法規違反など、明らかに問題が発生しているのに派遣元が適切な対応をしてくれないときは、労働基準監督署に相談しましょう。派遣社員も正社員と同様に労働者としての保護を受けられますから、無断退職する前に証拠を集めて、労働問題の相談窓口に駆け込んでください。無料法律相談や労働関係の電話相談を活用するのもオススメです。
無断退職をした際に考えられるデメリット
派遣社員が無断退職をした際にはどのようなデメリットが考えられますか?ここでは、派遣社員が無断退職をした際に発生するデメリットについていくつか紹介します。非常に重要なところですので、しっかりと確認をお願いします。
給料が支払われない
まれに、派遣社員が無断退職をしたとしても給料を支払っている派遣会社はあります。しかし世間一般的に無断退職をした際には、給料は支払われないという部分に注意しておきましょう。
今後その派遣会社で仕事を紹介してもらえなくなる
もし派遣社員が仕事を無断退職してしまった場合、登録していた派遣元の会社との信頼関係は崩壊してしまいます。そして今後、その派遣会社で仕事を紹介してもらえなくなることは覚悟しておかなくてはいけません。
派遣元にも大きな損害が発生する
派遣社員が無断退職してしまうというのは、派遣元企業が派遣先企業との間で結んだ労働者派遣契約が履行不能になることを意味します。これは双方にとって大きな損害です。
代わりの人材を派遣したとしても、一度傷ついた信頼を完全に回復することはできません。一人の派遣社員の勝手な無断退職のせいで、取引が打ち切られてしまう可能性もあります。
無断退職をすると派遣元から給料が支払われない・損害賠償などのデメリットが発生する可能性あり
派遣社員の無断退職は、損害を引き起こす行為であり決してやってはいけません。しかし実際には、派遣社員が無断退職する行為は意外と多く、派遣初日に無断退職してしまうような人も存在します。
一度でも無断退職をしてしまったら、自身の派遣社員としての評判は地に落ちてしまいます。また、派遣元の会社にとっても勤め先との信頼が損なわれ、大損害となります。退職する前にあらゆる手段を講じ、どうしても状況が改善しないときは派遣元に相談したうえで正規の手続きを踏んでから退職してください。
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