【新入社員は要注意!】入社三日目の3種類の危機と対処法
入社三日目の危機① 「辞めたい」という意識の芽生え
最初に、「辞めたい」という意識についてお話ししましょう。
入社三日目にして「辞めたい」と感じる人には2つのケースがあります。
1つは、その会社が過酷な労働条件の、いわゆる「ブラック企業」で、とても勤まらないと感じるケース。
もう1つは、なんとなくなじめないとか、朝早起きするのがつらい、働くこと自体がつまらないというケース。
前者は法的な問題が生じることもありますので、ここでは、後者に限定して入社三日目の危機の対処法をお話しします。
入社までの振り返りをし、「三ヶ月」を当面の目標にする
入社三日目にして、働くこと自体がつまらない理由で「辞めたい」と感じたときに、もっともやってはいけないのは「すぐに辞めてしまうこと」です。
入社三日目では、まだ仕事自体も身についていませんし、人間関係もまったく練れていない状態です。その段階で、「辞めたいから辞める」という行動をとると、「辞め癖」をつけてしまうだけです。
そうならないために、「辞めたい」という意識をとりあえず脇に置いて、入社までの振り返りをしてみましょう。
面接など、就活には苦労がつきもの、「またすぐに、あの苦労をするのか」と想像すれば、「しばらくここにいてみよう」という気になれるに違いありません。
その上でまずは「三ヶ月」を当面の目標にするといいでしょう。
入社三日目の危機② モチベーションの低下
2つ目の危機は、モチベーションの低下です。
入社まではやる気まんまんだったのが、入社してみたら、思ったような仕事ではなく、また職場の環境も満足できないと感じ、三日目でモチベーションが下がってしまう人も少なくありません。
「小さな目標」を設定して、成果の記録をつける
おすすめの危機対処法は「小さな目標の設定」です。
入社三日目ではまだ仕事自体、本当には把握できていないはず。その段階で「期待外れ」と判断してしまうのは早計すぎます。モチベーションが低下したなら、自分で高めればいいのです。
小さな目標設定をしてみましょう。
たとえば「今日は電話に積極的に出てみよう」とか「セクションのスタッフの名前をすべて覚えよう」といった、ささやかな目標でOK。
そして、専用のノートを用意して、そこにその日の成果(「電話に5回出た」など)を記録していきましょう。
入社三日目の危機③ 気の緩みによる思わぬミス
もう1つは、環境適応能力の高い人にありがちな危機。三日目にして職場に慣れ、気の緩みによって思わぬミスをするというケースがこれに当たります。
特に多いミスが「遅刻」です。
入社初日を思い出し、初心に帰る
「入社して三日目に初めて遅刻した」というケースが意外に多いもの。こうした気の緩みを改めるには、初心に帰るのがもっとも有効な対処法です。入社初日、つまり「おととい」のことを思い出し、その日の行動を再現してみましょう。
早起きして早く出勤するだけで、気持ちは自然に引き締まるものです。
入社三日目の危機は誰にでも訪れる可能性あり!適切な対処を!
入社三日目の危機は、決して他人事ではありません。「仕事を辞めたいなんてまったく思わないから、自分は大丈夫」と思っている人でも、2番目か3番目の危機に陥る危険性はあります。
それぞれ、種類がまったく異なりますから、対処法も違ってきます。
危機を感じていない人でも、「自分はどのケースになりそうか」を考え、対処法を検討してみることをおすすめします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません