お歳暮の感謝を伝える電話・お礼状のビジネスマナー
お歳暮のお礼をする意味とは
お歳暮は、お世話になった人にその感謝の気持ちを表して、年末に送る季節の贈り物です。お世話になったお礼と、相手への敬意を込めて贈るものとなります。
だいたいお歳暮は、12月初旬~20日頃までに贈られます。
お歳暮を受け取ったらお礼やお返しをするのが一般的ですが、このお礼には、特別な意味があるのでしょうか?
意味は「心遣いに感謝する」「お歳暮が届いたことを知らせる」の2点
お歳暮をいただいた場合のお礼やお返しですが、2つの意味があります。1つは、「こちらに対して心遣いいただいたお礼」です。もう1つは「お歳暮の品物が届いたことをきちんと伝える」という意味です。
そういった意味では、まず電話でのお礼、というのも十分良いと言えますが、電話した後にお礼状を出すのが最も丁寧なお礼の仕方といえるでしょう。
電話でお礼をするならお歳暮が届いてすぐにかける
忙しいビジネスの中や、親しい間柄であれば、電話でお歳暮のお礼、またはお返しを済ませる、ということももちろんありますね。本来としては、お歳暮のお礼は、お礼状としてハガキもしくは手紙で出すのが正式なお返しです。
ただ、すぐに電話できるような関係なのであれば、それでもよいといえるでしょう。注意したいのは、電話でお礼をするのであれば、お歳暮が届いたらすぐに電話をかけるようにしましょう。
基本はその日中、もしくは翌日には連絡したいものです。
電話でお礼がしにくい相手ならお礼状を出す
ビジネス上で付き合いのある相手からお歳暮をいただいたという場面では、むしろ面識のない人に対し、お歳暮のお礼を言うためだとしても、急に電話する方が気が引けてしまったりするでしょう。
そういった場合には、お返しとして電話はせず、ハガキや手紙でお礼状を出すだけでも大丈夫です。
お礼状を書く場合にはお歳暮のお礼・今後の付き合い・健康を気遣う言葉を書くのがマナー
お歳暮のお礼状を書くにあたり、参考になる文例を紹介します。
お礼状を書くにあたっては、
・季節のあいさつ
・お歳暮をいただいたお礼
・今後の付き合いを望む言葉
・相手や家族の健康を気遣うことば
以上の4点を盛り込むことがマナーです。上記はお礼状に含めるようにしましょう。
お歳暮のお礼状の文例
もしも、お礼状を出すのが遅れてしまった場合は、「さっそくお返事を差し上げるべきところ、遅れてしまい申し訳ございませんでした」といったような、お詫びの文章をお礼状に入れるとよいでしょう。
【お礼状の文例】
先般は大層なお歳暮の品を戴き、誠に有難うございました。いつも変わらぬお心配りをいただき誠に感謝申し上げます。厳しい寒さが当分続くといいます。くれぐれもお身体をご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
お歳暮のお礼は電話でもお礼状でも可!お礼・今後の付き合い・健康を気遣うのが正しいマナー
電話?お礼状?お歳暮のお礼をする際の正しいビジネスマナーについて説明しました。
お歳暮を贈った方の気持ちになってみると、お歳暮を贈って何も連絡がなければ、お歳暮が確実に届いているのかどうかが心配になりますよね。
電話でお礼を言うのは、そういった相手へできるだけすぐに連絡をする、という配慮にもなります。その後にお礼状を出すと丁寧です。こちらも同様に早めのお礼やお返しを心がけ、受け取ってから3日以内には送るようにしましょう。
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