謝罪しても許してもらえない場合の「時間」を使った解決方法
相手側に許して貰えなかった場合の心構え
出来る限りの謝罪は行った、最大限の誠意を尽くしてお詫びした、だが相手方から許して貰うこと出来なかったとします。困りましたね、こんな時どうすれば良いでしょうか。まず具体的な対策論を考える前に、社会人として大切な心構えを確認しておきましょう。元はといえば相手側をひどく立腹させるような、或いは大変迷惑をかけるような行為をしたのはこちら側なのですから、そのことをしっかりと自覚しておくと共に、もしそのように状況になったとしても、間違っても相手側を責めるような気持ちを持ってはならないということです。ついつい「あれほど謝罪したのに」と思いたくもなりますが、そう思ってしまうようでしたら社会人は失格だとも言えます。
どうしても許して貰えない場合の1つ目の解決策:具体的便益を提供する
そうした心構えを前提とした上で、では具体的な対処法を考えてみることにしましょう。
といっても、実はそのような場合の対処方法は限られてしまいます。まず一つ考えられることは、大変オーソドックスな方法ですが、相手がこれなら納得して貰えるだろうと考える対価、例えばそれは金銭だったりする場合も勿論ありますので、会社として謝罪しているのなら慎重な判断が必要だと言えます。それ以外では、謝罪するようなこちらの行為が原因で、相手方が人手がないと現状の回復が難しいような状況に陥っている場合に労働力を提供する意味で社員を多数引き連れ相手方を訪問し、回復を支援させて欲しいと言ったことを伝える等、言うなれば相手方の困った状況が効果的に解決される具体的な便益の提供を申し出てみるという方法が一つ考えられます。
2つ目の解決策:「時間」をかける
しかし、相手方が頑なまでに許そうとしない状況というのは、実はそうした便益の提供と言った現物的な手段では許してくれない場合が殆どです。そのような場合の唯一の解決策というのが、「時間」をかけるということです。時間は「特効薬」とまでは言えませんが、その経過と共に少しずつですが相手の心情や考えを冷却したり、冷静にしてくれたりする効果があります。よって、時間をかけることで相手の変化を気長に待ちながら、門前払いを喰らうかも知れませんが、こちら側は根気強く謝罪に向けた対応を継続し続けると言うことです。但し勘違いしてはならないのは機械的に「時間をおけば良い」ということでもありません。絶えず相手方の状況に思いをはせ、変化が感じられたらいつでも機動的に出動できるような準備だけはずっと維持し続けなければならないということです。
時間をかけると言うことは謝罪を諦めないと言うこと
時間をかけると言うことは、こうも言えます。「謝罪を諦めない」ということです。謝罪したその機会だけでいつも解決が図れるのなら、どれだけ楽なことでしょう。なかなかゴールが見えないので、忍耐力や精神力も要求されますがそうしたことにたえる経験も社会人としての自分を成長させる良い機会だと考えるようにしましょう。
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