第二新卒の転職面接における退職理由の答え方と回答例

2018年5月9日2020年3月31日第二新卒

退職理由の答え方①：人間関係や職場の雰囲気を挙げない

人間関係や職場の雰囲気を退職理由に挙げると確実にマイナス評価

第二新卒の面接で退職理由を聞かれたときの回答例ポイントの一つ目は、

「人間関係や職場の雰囲気を退職理由に挙げないこと」です。

あなたがいくら「前の職場は雰囲気がこんなに悪かった。上司や同僚はひどい人ばかりだった」と言っても、面接官は、前の職場でうまくいかなかった原因はあなたにあると思うかもしれません。

第二新卒では特に上手に人間関係を築ける人が好ましい

特に第二新卒の場合、前の職場では一番下っ端だったはずです。

それなのに、職場や上司の悪口を言うのは、面接官としてあまり良い気はしないでしょう。職場になじめない人や、若いうちから上手に人間関係を築けない人を企業は雇いたくありません。退職理由で前の会社の悪口を並べるのは控えましょう。

退職理由の答え方②：理想と現実のギャップを挙げない

第二新卒での面接の退職理由の回答例ポイント二つ目は、

「理想と違ったという理由を挙げないこと」です。「理想と現実のギャップ」から転職を決意したという人は多いでしょう。でも、このことを退職理由として述べてはいけません。

理想と現実は常にへだたりがあるものだからです。このような理由を面接で述べると、面接官は「この人はうちで働き始めても、理想と違うといってすぐに辞めてしまうのだろうな」と思ってしまいます。

退職理由の答え方③：嘘だけを並べない

第二新卒での面接の退職理由のポイント三つ目は、

「嘘だけを並べないこと」です。

退職したということは、あなたが前の会社や職場に不満を持っていたのだということくらいは、面接官は分かっています。

それなのに、「前の職場はこんなに素晴らしかったのだ」といえば、面接官の耳には空々しく聞こえます。なので、退職理由を聞かれたときには、聞こえのよい嘘を並べるのではなく、「事実（不平・不満も含む）→反省→志望動機」というように答えを構成するのがよいです。

良い退職理由の回答例①：希望が通らなかった場合

上記のポイントをふまえて、第二新卒の面接で退職理由を聞かれたときの回答例を紹介します。

まず回答例1つ目です。

面接では不満以外のプラスな経験を述べるべき

この例では、希望を叶えられなかったという不満を述べながらも、その結果自分にとってプラスとなる経験ができたということで、前の会社に対する悪口だけを述べているわけではありません。

またこの例では、退職理由が「夢をかなえるため」という、極めて前向きなものになっているので、面接官の受けもよいです。

良い退職理由の回答例②：環境の変化が理由の場合

次に第二新卒の面接で退職理由を聞かれたときの回答例2つ目です。

やむを得ない退職理由の場合は有利

この例では、会社の吸収合併・経営方針の転換という、一社員にはどうしようもない環境の変化を退職理由にあげています。前の会社の悪口でもなく、また自分自身の努力不足や不適応が理由にもなっていないので、面接官としてもこの退職理由なら「それなら退職しても仕方ない」と納得するでしょう。

また、上記の理由とは異なり、この例の場合は経験者であることもアピールできます。経験者を求めている求人の場合は、上記の理由よりも採用の確率は上がるでしょう。

第二新卒の面接での退職理由で望ましい回答例は前向きでプラスになった経験を話す

第二新卒の面接で、面接官が最も関心を持っているのが退職理由です。

そのため前述の回答例のように、退職理由をちゃんと答えることができたら、面接の結果もおのずとついてきます。第二新卒の退職理由では、例のように「前の会社のせいにせず」「決して根気が足りなかったわけではなく」「夢や希望を叶えるためなど、極めて前向きな理由での退職」という印象を面接官に与えることが、第二新卒の退職理由では、重要なポイントになります。

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