【年収が1.5倍に】面接での転職理由の答え方の例文ワースト5とベスト10
転職における最後の壁である面接。その突破には、採用担当者を納得させられる理由が必要です。自分本位の考え方だけでなく、採用側の本音を知ることで、面接を有利に運んでいきましょう。人間関係や給料など、本音ベースでは語れない内容の変換方法を学んでくださいね。
- 1. なぜ面接では転職理由を聞かれるのか?
- 2. 転職理由ランキング
- 3. ”受かる”転職理由の作り方のポイント
- 4. 転職理由はなるべくポジティブなものに
- 5. 転職理由と志望動機は違う点を理解しよう
- 6. 転職理由を伝える上での注意点
- 7. 嘘の転職理由だけは絶対に避ける
- 8. 実際の採用担当者から生の声を聞いてみた!納得感を持てる転職理由
- 9. 採用担当者的にNGな納得できない転職理由
- 10. 転職理由で採用担当から質問されやすい6問
- 11. 避けるべき!転職理由ワースト5
- 12. ダメな転職理由①給料が低かったから
- 13. ダメな転職理由②上司がクソだったから
- 14. ダメな転職理由③人間関係に疲れた
- 15. ダメな転職理由④結婚
- 16. ダメな転職理由⑤本音をぶっちゃけすぎる
- 17. 実践的な転職理由ベスト10
- 18. 転職理由の例①キャリアアップの場合
- 19. 転職理由の例②スキルアップの場合
- 20. 転職理由の例③未経験・異業種の場合
- 21. 転職理由の例④給料が低い場合
- 22. 転職理由の例⑤残業が多い場合
- 23. 転職理由の例⑥業績悪化の場合
- 24. 転職理由の例⑦人間関係の場合
- 25. 転職理由の例⑧上司がクソだった場合
- 26. 転職理由の例⑨結婚する場合
- 27. 転職理由の例⑩本音を言いづらい場合
- 28. 転職理由の参考にできる企業研究も入念に
- 29. 面接で転職理由について話したときの体験談
- 30. 転職理由が思いつかない場合はエージェントに相談
- 31. 面接では採用担当者の心理を読む!退職理由はすべてポジティブなものに言い換えよう
なぜ面接では転職理由を聞かれるのか?
新しい仕事に就こうと思うと、避けては通れない面接。転職の成功に大きく関わる面接にて、志望動機と合わせて必ず聞かれる質問が『転職理由』です。 「転職理由なんて、前の職場が嫌いだからとか、もっとお金が欲しいからでいいじゃない!」と思っている人は、次の項目を要チェックですよ。
転職理由を確認されるワケ10選
転職の面接において、その理由を聞かれる10のワケを見ていきましょう。
面接で転職理由を聞かれる理由
- その転職理由に納得感があるか
- それは今の職場で実現できないのか
- 環境依存型になっていないか
- 前職で自ら環境をかえる気概はないのか
- 責任感はあるか
- 自分の会社ではその退職理由は起こらなそうか
- この会社に入ることで本人のやりたいことは実現するか
- 仕事で重視しているポイントと、自社が重視している点と合致しているか
- 入社後の方向性を確認するため
- 仕事面だけではない人間性の把握
何気ない質問の中にも、上記のような内容を探られようとしていることを知っておいてくださいね。
入社後の活躍を想像するため
転職理由によって、応募者の大まかなキャリア思考と活躍するイメージを確認されています。 例えば、現職が営業で応募ポジションが”営業マネージャ”という応募者の場合、転職理由が”キャリアアップ”だとしましょう。採用後に長期の営業活動を行うと離職率が高まると考えられます。 したがって、入社後に様子を見てマネージャ候補にされる、という採用の仕方はされにくいといえますね。これが採用担当者側のロジックです。
人間性の確認も重要事項
企業側から見た中途採用の肝はこの人間性です。 新卒入社の人材と異なり中途入社の人材は”他の企業の色”に染まっています。特に初めての転職の場合、前職とのギャップに戸惑う人も少なくはありません。人間性に問題がある人を採用してしまうと、自社に馴染めなくすぐにやめてしまうリスクがあります。 入社後の活躍や長く勤められる可能性は、採用時に最も重視される要素。とくに、人間性は切っても切れない関係だと覚えておきましょう。
転職理由ランキング
転職理由を聞かれるのは、企業側が採用時のリスクを下げるためでした。実は、転職理由というのは様々でありながらも、多くの人の間で共通している部分があります。その点と比較するためにも、面接では必ず理由を聞かれていたのです。
ランキング上位はほぼ固定されている
それでは、転職理由ランキングを見ていきましょう。マイナビの調べによると、以下のようになりました。
転職理由ランキングTOP10
- 第1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった_23%
- 第2位:労働時間・環境が不満だった_14%
- 第3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった_13%
- 第4位:給与が低かった_12%
- 第5位:仕事内容が面白くなかった_9%
- 第6位:社長がワンマンだった_7%
- 第7位:社風が合わなかった_6%
- 第8位:会社の経営方針・経営状況が変化した_6%
- 第9位:キャリアアップしたかった_6%
- 第10位:昇進・評価が不満だった_4%
こうして見ると、人間関係や待遇への不満が上位を占めていることが分かります。つまり、人が会社を移ろうと思う理由は、大体この2つに絞られるのです。
”受かる”転職理由の作り方のポイント
転職したいと思う理由は、ほとんどの人の中で「人間関係」と「待遇への不満」に集約されています。これは、企業の採用担当者側も十分理解していることです。しかし、「給料が低かったから」という、あまりにも正直すぎる転職理由では不十分。 不採用にされる可能性を高めてしまう結果に終わるでしょう。そのため、採用されるための転職理由を用意することが重要になります。
相手を納得させられる転職理由を作る
自分から何かしらの行動を起こす際に、周囲の人を納得させるには、それなりの理由が必要です。転職ともなるとそれはより顕著になります。企業側を納得させられる転職理由を作ることが、採用される決定打ですよ。
なぜ前職に入社したのかを明確に
前職への入社理由というのは、キャリアプランを判断するのに最適な事項です。
例えばモノ作りをしたい、職人になりたい、という思いをもって前職に入社していたとします。
それにも関わらず、人のためになりたいという理由で生命保険の営業職に応募をしているのなら、キャリア形成の軸がぶれていると判断されてしまいかねません。
この点に注意して前職への入社理由を説明できるようにしておきましょう。
何を求めて転職するのかを伝える
前述の通り転職を希望しているということは、自分の求めているものが今の会社で手に入らない、というネガティブ要因があるはずです。それは面接官も当然わかっています。その上で、なにをしたいのか、どのようなスキルをつけたいのかなどを具体的に知りたいのです。
転職時に求めているもの
- ・家族との時間を増やすために、残業が少なめの会社を探している
- ・営業としてもっと大きな商材を扱いたい
- ・経営に携わる仕事をしたい
このように、何を求めているのかは濁さずにしっかりと伝えましょう。
現職への不満、向き合い方、転職までの流れ
ここが一番重要です。 会社に勤めている以上、どうしても不満は発生します。それはどこの会社で働いていても同じです。重要なのは「その不満をどのように解消しようとしたか」という点。 「経営に携わる仕事がしたいけど今の会社では無理そうだから転職を希望しています」 これでは非常に受動的な人材だと判断されてしまいます。そのため、以下のように言い換えるとよいでしょう。 「経営に関わることがしたい。まずは自分の仕事で成果も上げました。その上で上席をはじめ関連部署の主要人物に相談をしています。しかしその結果、この会社では実現が不可能ということがわかりました。転職を決めたのはそのためです」 ここまでしっかりと説明できると印象はグッとよくなります。
<好印象につながる説明>
現職のなにが不満なのか?
その不満をどうやって解決しようとしたのか?
結果どうして転職なのか?
この3STEPでしっかりと説明できるようにするのが理想です。
転職理由はなるべくポジティブなものに
暗い人よりも、明るい人の方に人気が集まりやすいです。これは転職理由にも同じことがいえます。マイナス思考が透けて見えるネガティブな理由よりも、非常に前向きな理由の方が聞こえもよいですからね。 転職理由は常にポジティブにすることを意識していきましょう。
「残業が多い・休日が少ない」の場合
転職理由の上位を占める待遇面の問題。その中でも残業の多さと給料の低さは二大巨頭です。でも、ちょっと待ってくださいね。前職への不満をそのまま口にしてしまうのはよくありません。残業をうまく、「会社にいる時間が多い」=「プライベートで勉強できない」と言い換えるといいですよ。
「給料を上げたい」場合
給料は非常にデリケートな問題です。「精一杯がんばったのに給料が1円も上がらなかった」という不満も、その会社の経営状態や本人の能力を客観視しなければ何ともいえませんからね。
これも、転職理由としてはポジティブに言い換えるべき筆頭になります。
「前職の社風が合わなかった」場合
転職したいと思った理由が、会社と肌が合わなかったという場合も、正直に話すのは避けましょう。一見するとポジティブな理由に思えますが、会社員である以上は雇い主である会社に従うのは当たり前という見方もできます。 社会の摂理に適応できない自分勝手な人、という印象を面接官に与えかねませんよ。
「前職企業の将来性が不安」の場合
人はお金を稼いで生活するために働いています。そのため、「会社の将来性が不安だから」という理由はネガティブながらも納得のいくものです。この場合は、言い方を少し変えてみるといいですよ。流されるだけの人物ではなく、自分なりに何とかしようとしたというエピソードを添えてみることで、かなりポジティブな理由にできますね。
「家族の転勤」の場合
家族の都合による転職はよくあることです。結婚を機にしたものや、両親の介護で地元に戻るなど、真っ当な理由ですからね。ただし、家族に付いていくというだけでなく、転居先でもこれまで通り活躍していきたいという、前向きな意志が必要です。
「出産・育児との両立」の場合
女性にとっては出産と育児は人生の重要イベント。子供が小さい間は自分の時間の大半を費やすことになります。そのため、働き方も変えて行く必要が出てきますよね。あくまでも、子育てと仕事を両立できる企業を目指したかった、というポジティブさを忘れないようにしましょう。 ここまで見てきた中でも、ポジティブな表現にすることがいかに重要かがわかりますね。
転職理由と志望動機は違う点を理解しよう
転職理由は「転職をする理由は何か」を説明するもので、志望動機は「この会社やこの業界で働きたい理由は何かを説明するものです。したがって、志望動機のほとんどがポジティブなのに対して、転職理由にはネガティブな要素が含まれるのは仕方のないことです。
志望動機は会社にあてたもの
そして、志望動機は入りたい会社に向けて考えてきた内容です。自分の都合が原因である転職理由とは大きく異なります。この点をバラバラに考えておかないと、面接本番で採用担当者から突っ込まれてしまいますよ。
転職理由は自分自身の問題
そもそもネガティブな要素がないのなら転職をする必要がありません。そのため、転職理由を説明する際には少なからず、ネガティブ要素が入ってしまうのは仕方のないこと。問題は自分がそのネガティブさに対し、どのように立ち向かっていきたいかを明確にすることです。
転職理由を伝える上での注意点
転職理由はポジティブで独りよがりなものではいけないことが分かりましたね。ここからは、転職理由を伝える上での注意点を確認していきましょう。面接本番で何も知らずにドヤ顔で話してしまわないようにしたいですね。
正直に答える
まず、大前提として嘘をつかないということを覚えておいてください。あくまで、事実を正しく伝えていきましょう。前職をバックレてしまったなど、中々言い出しにくい理由もあるでしょう。その場合は、ごまかすのではなく、あくまでポジティブに言い換えてみてください。 正直に話したほうが、面接官からは好印象を持たれやすいですよ。
採用担当者にマイナスにされない言い方に
続いては、転職をしようと思った経緯です。ここが非常にネガティブなものや会社への恨みだった場合は、面接官への心象が最悪になります。
採用担当者は面接によって候補を絞り込んでいます。その際に、上層部に「この人はどの点がダメだったのか」まで説明しなければなりません。
入社後に不安要素になり得る部分があれば、マイナスポイントとして報告されてしまいますよ。
面接に来た真意
面接に臨む際の意欲の高さも大事なポイントです。面接中にずっとけだるそうな態度をとる、適当な理由しか述べないのというのは、社会人として失礼にあたります。 企業側の人事も貴重な時間を割いて面接をしてくれているわけですから、面接には本気でやってきたことが伝わるようにしましょう。
嘘の転職理由だけは絶対に避ける
先ほどの注意点でも少し触れましたが、嘘の転職理由を話すのは絶対に避けてください。面談の場で少しでも心象をよくするために、一生懸命に綺麗な転職理由を作ろうとします。
この綺麗な転職理由には2通りあり、「事実に基づいて言い方だけを工夫した」ものと、「ウソで塗り固められたもの」があります。前者に関しては問題ないですが、後者に関しては絶対に避けるべきです。
面接官にはすべてお見通しだ
面接官は採用のプロ。かなり高度なトーク術を使わない限りは、転職理由の嘘は見抜かれてしまいますよ。 優しい面接官の場合は気が付かないフリをしますし、厳しい面接官の場合は徹底的に問い詰めます。どちらにせよ、ウソをついていると面接官にばれた段階で不採用はほぼ確定です。
入社後に発覚すると大問題に
そもそも、面接の場で嘘をつくことは大変危険な行為です。 例えばうつ病などにより長期にわたり休職をしたことがある場合、これを申告しないと経歴詐称になります。内定取り消しはもちろん、入社後に発覚した場合は懲戒解雇になることも覚悟せねばなりません。
懲戒解雇は後の人生に大きく影響してしまう
会社に申告なダメージを与えた場合は、懲戒解雇されてしまいます。この懲戒解雇は解雇の中でも最も重い処分であり、後々の経歴までついてくるもの。普通の解雇とは違い、30日の猶予期間のない即日解雇となる場合も多いです。そして、退職金が貰えない可能性があるだけでなく、後々の転職を難しくしてしまう点は深刻です。 会社を解雇されたことを隠している場合も同様ですが、もはや「ウソ」ではなく「詐称」です。 いつどこで知り合い通しが繋がるかわかりません。「バレようがないから大丈夫だろう」そんな軽い気持ちで嘘をつかないよう、気をつけてくださいね。
実際の採用担当者から生の声を聞いてみた!納得感を持てる転職理由
嘘にならない範囲で正直にポジティブに話す……。言葉にすると簡単ですが、実際はすごく難しいです。1人で考えていると頭がパンクしてしまうでしょう。そのため、ここでは採用のプロである面接官の本音を聞いてみました。
彼らが納得する理由を知ることで、自分位も応用が効くはずですよ。
①やりがいを感じる業務を目指す
採用担当者も思わず納得するような理由にするには、業務における向上心の高さをアピールしましょう。
採用担当者のホンネ
「コンサルティング事業をしているが自社事業に取り組みたい」
「BtoBだがBtoCがやりたい」など、そもそもビジネス領域の違いによってできない場合ですね。自らがそこでなぜそういった事業の方がやりがいを感じることができているのか、それを明確に答えてくれればOKです。
②挑戦を続けたい
もっと挑戦的な環境で仕事がしたいというのも、非常にポジティブな志望動機です。前向きな理由の場合は、目標を達成するまでは退職しないだろうという、安心感も与えられますからね。
採用担当者のホンネ
「ベンチャー企業でもっともっと自分を磨いていきたいし、挑戦したいが組織規模が大きくなったことでいろいろなところが変わってきた」
「大企業では今後のキャリアが見えすぎていて、より小さな環境で自らを高めていく取り組みがしたい」
「目標達成して、その次のキャリアがなかなか見えにくかった」
など、与えられた範囲内で満足せず、更なる高みを目指していける人材は高評価です。
③自分を高めたい
人は成長する生き物。それは人生の大半を占める仕事でも同じです。自分を高めていきたいという気持ちをストレートにぶつけることは、採用担当者の心を揺さぶります。
採用担当者のホンネ
「スキルアップして、ゆくゆくは経営層と近いポジションで働きたい」
「スキルアップしても現職は、年功序列が残っていて経営層と密に働くのが難しい。今までのノウハウや知識を生かし、今後は〇〇のような能力を身につけ、1つの新規事業を経営者と近いところで作って行きたい」など、従業員で終わらずに経営者側の目線で働きたいという上昇志向は、我々の中でも高評価です。
いかがでしょうか。彼らの思考を読んで好みを把握した上で、転職理由を考えていくことがいかに重要かがわかります。
採用担当者的にNGな納得できない転職理由
採用担当者をもうならせる転職理由を知ったところで、今度は納得させることができない理由も把握しておきましょう。その両方を知ることで、自分の考え方が面接向きかどうかを判断することができますよ。
①あまりにもネガティブ過ぎる理由
転職するからには、多少はネガティブな要素を含むのは当たり前ではあります。しかし、度が過ぎた場合は採用担当者を警戒させてしまうことを知っておきましょう。
採用担当者のホンネ
「ネガティブな理由での転職は納得感がない(給与が低い、待遇が悪いなど)」なぜ給与が低いと考えたか、待遇は他社と比べてどの程度なのかをきちんと考えていなければ論外です。市場価値や調査から客観的に判断し、転職しようとしているならばいいですが、ただのネガティブな理由での転職は納得できませんね。逆に、ポジティブな要素に変換して伝えてもらえると、こちらも素直に納得できます。
②現職ではやりたいことができない
「今の職場では自分のやりたいことができません」思わす面接で口走りそうになるこのフレーズ。でも、面接官からの印象は最悪だと知っていましたか?その理由は以下の通りです。
採用担当者のホンネ
その人に能力がないだけ。もしくは、本当に叶えたいという意志がないように思えますね。どうせなら、組織があまり部署異動を推進していないなど、少し工夫した理由があると変わってくるでしょう。
転職理由で採用担当から質問されやすい6問
ここからは、実際の面接で採用担当者から質問されやすい内容を紹介していきます。全部で6問ある内容は、どれもシビアなもの。そして、基本的に1次面接から最終面接まで一貫して同じ質問がされるため、途中で意見を変えられません。
つまり、質問内容を予測し、最初から意見をまとめておく必要があるのです。
それ、今の会社でできませんか?
1問目は「それ、今の会社でできませんか?」という、いきなり聞かれるとテンパってしまいかねない質問です。確かに、今の職場でなぜ頑張ろうと思わなかったのか?というツッコミは痛いところ。
「今の会社ではダメ?」への対処法
自分なりにマニュアルを作成して対応したけど、何も変わらなかった。部署異動の制度がないため、自分のやりたい分野への道が経たれてしまった。など、精一杯努力はしてみたものの、それが実らなかったという旨を伝えるようにしましょう。
その内容が解決したら今の会社に残りますか?
上記の質問とセットでされやすいのが、「問題が解決すれば、今の会社でもいいのですね」というもの。確かに、不満点が明確ならそれを解決し、今の会社でがんばろうというのは、理にかなっています。
「今の会社に残りますか?」への対処法
この場合は、解決できたとしても自分なりの問題点が見えてきたため、今の会社では満足できなくなると伝えましょう。そして、環境の整っている御社で活躍していきたい、というように伝えるといいですよ。
その退職理由と弊社を選ぶ理由はどの点?
退職理由と志望理由の共通点を探ろうとする質問です。この両者は異なるものでありながらも、ベースでは繋がっています。
「退職理由と弊社?」への対処法
そのためネガティブな退職理由をポジティブにしつつ、その部分が転職希望先の企業に繋がっているという説明が理想です。そのためにも、企業研究は怠らないようにしておきましょう。
自分の責任でもあると思う部分は?
退職理由について、自らの非はなかったのかを聞かれる質問です。ここで下手に嘘をついたり、完璧超人を演じたりしようものなら、面接官に悪い印象を与えてしまうでしょう。
「自分の責任は?」への対処法
そのため、自分に非があったと思うなら、ポジティブ要素を大目にしながらも、正直に答えるべきです。 「努力したが至らない部分があった」という表現がいいでしょう。
それは自分の考えですか?
社交辞令も意識しなければならない面接でも、明らかに他人の受け売りやテンプレート的な意見を述べると、相手から追求される原因にもなりかねません。「それは自分の考えですか?」という質問に対し、焦ってついつい本音が出てしまった、などということがないように。
「自分の考え?」への対処法
面接は志望先の企業へ自分を売り込む場です。突然の質問でポジティブな理由が用意できていなかったとしても、ネガティブ過ぎる理由を素直に述べるのは避けましょう。採用担当者に不安要素に思われないよう、慎重に言葉を選んでくださいね。
その問題を解決するための取り組みは?
転職を決意した問題に対し、解決しようとする取り組みは行ったのか?ここで何もしていませんと答えると、状況に流されるだけの人だと思われかねません。
「解決への取り組みは?」への対処法
同僚から意見を聞いて上長に直訴した、自分なりに業務フローを改善したなど、明確な対処をおこなった経験があるなら、アピールしてみましょう。なくても、嘘にならない範囲で何かできたことを話すといいですよ。
避けるべき!転職理由ワースト5
転職の面接における話し方ひとつで、採用担当者に与える影響が大きくわかることは理解いただけたでしょう。ここからは、絶対に避けるべき転職理由を紹介します。転職理由の中でもワースト5を知ることで、使わないようにしていきましょう。
ダメな転職理由①給料が低かったから
転職の面接で避けるべき理由の1つ目は、「給料が低かった」というシンプルにして、最大の問題発言です。転職の面接においては待遇を理由にしたものはご法度。どれだけ低賃金で働かされていたとしても、理由として述べるべきではありません。
待遇に不満があるとすぐに辞めると思われる
給料の低さや残業時間の多さなど、待遇面を理由にした転職の場合、面接官の脳裏にはある不安がよぎります。それは、入社後に同じ理由で退職されてしまうのではないか?という点です。 とくに、これまでの転職回数が多い場合は、かなりの確率で不安材料にされてしまいます。
給料は成果とも比例する点を忘れずに
給料への不満は誰もが抱くもの、ごく自然なことです。しかし、口に出してしまう前に一度考えてみましょう。自分は本当に今の給料に見合った働きをできていたのか?自分は会社に貢献することができていただろうか? 給料は目標達成などの成果によっても比例します。自分が評価されるに値する存在なのか、一度謙虚になって考え直してみてください。
ダメな転職理由②上司がクソだったから
転職理由のトップ2である待遇と人間関係。とくに、人間関係がつらいと仕事を辞めたいという気持ちが強くなります。従業員には上司を選ぶ権利はありません。非常に残念な上司の元で働かされている場合、その不満を思わず口にしてしまうのは仕方のない面もあります。
上司に合わせるのも部下の役目
ただし、あくまでも大人の対応を心がけてください。部下の役目は上司の指示に従うこと。そのやり方に合わせるのもまた、部下の仕事内容に含まれます。独りよがりな理由で上司に反抗していたと思われないためにも、発言内容には気をつけましょう。
上司と合わないから退職は理由にならない
上司とそりが合わなかったというだけでは、退職理由としては弱いです。面接官からは、もっとできることはなかったのかと思われるでしょう。自分が気に食わないからという理由は、面接本番では謹んでくださいね。
ダメな転職理由③人間関係に疲れた
社内での人付き合いに疲れてからの転職。これも、印象はあまりよくありません。確かに、会社には大勢の人が集まっているため、中には反りの合わない人もいるでしょう。仕事上の対立もあるかもしれません。でも、それを正直に口に出してはいけませんよ。
ストレス耐性が低いと思われてしまう
人間関係がうまくいっている職場の方がまれです。どこの部署にも1人や2人は嫌な人がいるもの。そこで音を上げているようでは、ストレス耐性が低いと捉えられかねません。
入社後の展望に不安を持たれやすい
ストレス耐性が低いとなぜマイナス要因になるのか?それは、入社後の展望に関して不安を抱かれやすいからです。せっかく採用したのに職場の空気に馴染めず、すぐに辞められるのではないかという不安を、採用担当者から持たれやすくなります。
ダメな転職理由④結婚
人生の重要なライフイベントである結婚。それ自体は祝福されるべきものであり、理由としては立派なものです。しかし、答え方次第ではマイナスのイメージを与えてしまいかねない部分もあります。
出産などで退職される可能性を疑われる
結婚を機に転職をしたいという場合、その延長線上にある出産や育児にも目を向けられてしまいます。子育てが始まったときに、同じ理由で退職されてしまうのではないか?これが面接官の抱く不安点になってしまうのです。
家庭の都合を重視されると思われる
シンプルに結婚が理由と述べた場合、家庭の都合ばかりを重視して会社を休みがちになる人物だと思われるかもしれません。小さな子供がいると急な発熱への対応など、会社を休みがちになるのは仕方がない部分ではあるのですが……。
ダメな転職理由⑤本音をぶっちゃけすぎる
面接の場では、基本的に本音すぎるトークは避けるべきです。志望理由と転職理由についてはとくに、考えながら発言する必要があります。
社会人として最低限の言葉を選ぶべき
「前の会社、給料が低すぎてマジありえねぇ~っスよ」や、「上司の脚が臭すぎて無理でした」など、初対面の相手にいきなり本音を話す人は、社会人として問題があるのかもしれません。 あくまで面接という場所においては、最低限の言葉を選んで話すべきなのです。
不満ばかりの人間は採用されにくい
基本的に、不満ばかり述べる人は向上心が低い傾向にあります。その点も踏まえて、採用担当者からは様々な疑念を持たれるでしょう。入社後に不満ばかり言われたのでは、たまったものではありませんからね。
実践的な転職理由ベスト10
絶対にやってはいけない転職理由の次は、使える理由のベスト10を発表します。すべてポジティブで前向きな理由になっていますので、参考にしてください。 ワースト5に出てきた理由も、言い方を工夫することで前向きな理由として伝えられますよ。
転職理由の例①キャリアアップの場合
「出世は男の本懐」といわれるほど、キャリアアップは転職における重要な要素です。男性だけでなく、女性も自分の夢を叶えるために転職を決意する人が大勢います。ただし、前の会社に居づらくなったことをポジティブに言い換えているだけだと思われないよう、しっかりと練っておく必要がありますね。
もっと挑戦的な環境で勝負したい点を前面に
あくまでも自分の可能性を信じ、チャレンジしていきたいという思いを前面に押し出していきましょう。以下がその例文です。
キャリアアップの例文
- 「業界の大手で4年間営業職を経験してきましたが、組織規模が大きいため自分が携われる範囲が限られています。そのため、御社のようなベンチャー企業で自分を磨き、活躍の幅を広げたいと思い、転職を決意しました」
- 「今の職場では、安定した将来像が見えています。しかし、そこで満足せずに違う環境に身を置くことで、自分を成長させていたいと思いました」
ベンチャー企業などにオススメ
例文のように、ベンチャー企業への転職を目指す際にはキャリアップは強い言葉になります。ベンチャー企業は規模こそ小さいものの、個人の裁量に任される部分が多いです。そのため、年齢に関係なく責任のある仕事を任せてもらえます。 キャリアップしたいという願いをかなえるには、うってつけの場所ですよ。
転職理由の例②スキルアップの場合
続いては自分の能力を高めたいという、スキルアップの場合です。口に出すと軽く感じてしまうこの理由。しっかりと企業研究を行い、転職先でしか得られない環境があり、そこで実力を発揮したいという意志を伝えてください。
経営者と近いポジションで働きたい
スキルアップは技術的なものだけではありません。管理職としてのスキルをアップし、より経営者に近い場所で仕事をしたいというのも、立派な理由になりますよ。
スキルアップの例文
「これまで4年間にわたってWEBデザインの業務に携わってきました。様々な案件に携わる中で、自分でもディレクションにも携わってみたいと思うようになりました。そのため、WEBページの開発力と企画力に定評のある御社の元で、ディレクターとして開発に携わりたいと考えています」
ただし、勉強させてほしいはダメ
スキルアップというのは便利な言葉で多用しがちですが、注意点もあります。それは、転職先で学ばせてほしいなど、他力本願な理由ではいけないということです。社会人は学位とは違い、自分で問題を解決していく能力が求められますからね。
転職理由の例③未経験・異業種の場合
新卒で入った業界も、なんだか自分にマッチしていない気がする。そんなときは異業種へ憧れてしまいますよね。20代ならば比較的容易な未経験による異業種への転職も、年齢とともに難しさを増してしまいます。
新しいチャレンジへ前向きな姿勢で
未経験でもやる気とチャレンジ精神さえあれば、転職も不可能ではありません。以下は未経験から異業種を狙う際の例文になります。
未経験で異業種を目指す際の例文
「前職では経理職を担当していましたが、来客対応をしている営業職の先輩を見て、営業に興味を持ったことがきっかけです。私は雑貨が好きなので、御社の事業における営業職として働かせていただきたいと考えています。接客業は未経験ですが、得意な計算能力や学生時代のアルバイトの経験などを活かしていきたいと思っています」
前職のスキルや経験を応用しよう
転職市場では、主に即戦力が求められる傾向が強いです。新卒ではなくあえて社会経験の豊富な中途採用を行うわけですから、当然ではあります。しかし、未経験からでもアピールできる要素はたくさんありますよ。前職でのスキルや強みを活かし、転職先でも応用できることをアピールしていきましょう。
転職理由の例④給料が低い場合
ワースト5にもランクインした、給料が原因の退職理由。ここでは、前向きな理由に言い換えることで、ポジティブな転職理由にするコツを紹介します。
なるべく他の前向きな理由に言い換える
給与面の問題は非常にデリケートなのは前述の通り。そのため、思い切って全く別の理由に言い換えてみましょう。
給料が低い場合の例文
- 「前職はきちんとした評価制度が整っておらず、上司の主観による評価がおこわなれていました。そのため、業績を上げても評価に反映されないことも多く、業務上のやりがいを見失いがちになりました。私は御社のように責任ある仕事に対し、正当な評価を頂ける体制に魅力を感じています。」
- 「私はデザインの経験を活かし、御社のWEBデザイン部門で働かせていただきたいと考えています。移り変わりの激しいWEB界隈において、独自のサービスによって社会貢献を進められている御社の一員として、成果を上げていきたいと思います」
お金が欲しいのは正しい考え方
給与面が問題の転職は、上記のように別の理由に言い換えるのがマストです。しかし、腑に落ちないという人もいるでしょう。お金は大切なもの、仕事選びの中心に添えるのは間違っていないからです。
スキルに自信があるなら話してもいいかも
基本的には面接の場でお金の話を出すことはタブーとされていますが、自分のスキルに絶対の自信があるのなら、少しくらい話題に出してもいいかもしれませんね。その際もなるべくさりげなく話すようにしましょう。
転職理由の例⑤残業が多い場合
労働環境が理由の場合は、ポジティブに。もう耳にタコができるほど聞きましたよね。残業が多いという理由も、なるべくポジティブにするか、別の理由に変えることで対処できますよ。
そのまんま伝えると悪印象
「残業が多いから転職した」という理由をそのまま伝えた場合、面接官から悪い印象を持たれるのは避けられません。そのため、残業の多さによって本来すべきことができなくなっている、というニュアンスに変えてみるといいですよ!
残業が多い場合の例文
「部署の人員整理によって、1に何当たりの業務量が倍に増えてしまいました。その結果として残業続きになり、自主的に行っていた資格の取得の勉強が困難になりました。業務の改善案を出しても受け入れられなかったため、もっと効率よく働ける環境に移りたいと思ったのがきっかけです」
環境を変えてがんばりたいと言い換えよう
残業が多いから自分の時間が持てない、というだけでは自分勝手なイメージを持たれる恐れがあります。そのため、早く帰れる環境で働き、効率よく業務を遂行したいという前向きな理由に言い換えてみましょう。
転職理由の例⑥業績悪化の場合
こればかりは仕方のない理由である、勤め先の業績悪化。いくら大企業とはいえ、急に倒産してしまうことは十分に起こり得ます。また、他社からの買収など、雇用条件や働き方が大きく変わってしまうこともあるでしょう。 ここは正直に話すのがベストです。
「業績悪化で目指すことができない」という言い方に
企業の業績悪化によって、留まっていても自分が目指すべき仕事ができないと感じたなら、なるべく前向きな理由にしてみましょう。
業績悪化の場合の例文
- 「前職が業績悪化のため部門を縮小し、その結果として私が目指していた教育部門がなくなることが決まりました。私は新人教育に興味があり、いつかは教育部門で働くために個人的な業務フローなどを作ってきただけに、ショックが大きかったです。そのため、環境を変えて一から業務に励んでいきたいと考えています」
業績を改善するために努力した例も添える
業績悪化は仕方のない理由とはいえ、そのまま伝えたのでは採用担当者からある疑問を抱かれるでしょう。それは、「何か業績を立て直すための努力はしたのか?」というものです。 企業の業績が悪化した場合、上層部から通達があり、社内の体制の見直しなどが図られる場合が多いです。その際に自発的に何か提案した経験があるなら、十分なアピールポイントになりますよ。
転職理由の例⑦人間関係の場合
社内の人間関係が悪化したことによる転職の場合、正直に答えてしまうとコミュニケーション能力不足を疑われます。社内で総スカンを食らっているなどと発言したら最後。採用はありえません。
素晴らしいチームで活躍したいとする
人間関係のしがらみが原因でも、伝え方をうまく変えてしまいましょう。前職に電話確認でもされない限りは、詳細な状況が追求されることはありませんからね。
人間関係の場合の例文
「私は仕事において何よりもチームワークを重視してきました。しかし、前職では部署内の雰囲気があまりよくなく、協力体制ができていませんでした。私は何とか改善しようといくつも案を出したり、チームでの食事会なども企画しましたが、すべて相手にはされませんでした。そのため、御社のような切磋琢磨できる環境の中で、同僚や先輩社員の方とお互いを高め合っていきたいと思っています」
コミュニケーション能力は充分だとアピールを
人間関係が理由の場合でも、自分に十分なコミュニケーション能力が備わっている点をアピールしておきましょう。採用時の懸念点である、職場に馴染めずにすぐ辞めてしまうのではないか、という採用者の不安は解消しておくべきだからです。
転職理由の例⑧上司がクソだった場合
人間関係の中でも、直属の上司とのトラブルはあまり好印象にはなりません。たとえパワハラ上等な上司であったとしても、一方的に悪者にするのは避けましょう。なぜならば、採用後に同じ理由で退職された場合、部門長から怒られるのは採用担当者だからです。
パワハラ・モラハラは理由を変える
部下にとって上司は選べない存在であるため、それを理由にした転職をする場合は言い回しを変えましょう。パワハラやモラハラなど精神的な苦痛を味合わせられていた場合でも、違った理由にしてください。これもくやしさをバネにして、転職を成功させるためです。
問題ある上司の例文
「業務の改善のために自主的に提案したものの、上司から承認されることはありませんでした。そのため、自分の意見によって業務を改善していける環境で働きたいと思ったのがきっかけです」
環境やしがらみに囚われない姿勢を
人間関係の悩みは万国共通。人類が誕生してからもずっと抱え続けている問題です。そのため、次の職場に行けばすべてが改善!ということはまずありえません。 それよりも、環境やしがらみに囚われず、常に前向きな姿勢をアピールしていくと効果的ですよ。
転職理由の例⑨結婚する場合
日本人の平均年収が下がっている現在、夫の稼ぎだけでは家系を維持することが難しくなっています。そのため、転職して働きたいと思う気持ちをいかにうまく伝えられるかがカギです。
家族のサポートが万全だと説明する
採用担当者の懸念は、結婚をしたからではありません。今後の出産などのイベント時に、退職されることを懸念しているのです。そのため、出産や育児には家族のサポートがあるから大丈夫、という意志を伝えてくださいね。
育休などの制度を利用して長く働く意思を明確に
結婚の場合の例
- 「前職は残業や休日の急な呼び出しなど、育児をするには厳しい環境だったために、退職しました。 今後は家族のサポートなどを受けて、仕事と家庭の両立を目指していきたいと考えています」
- 「私は出産後もキャリアアップのために働きたいという思いから、御社の労働環境に魅力を感じています。育休・産休制度が整っている御社のもとで、子育てが一段落した後は、業務に励んでいきたいと思っています」
育児中の働き方は会社とも相談できる部分が多いため、育休・産休制度が整っている職場の場合は、積極的に相談しておくといいですよ。むしろ、何も確認せずに入社して、後々トラブルにつながるのは避けたいですからね。
転職理由の例⑩本音を言いづらい場合
育児中の働き方は会社とも相談できる部分が多いため、育休・産休制度が整っている職場の場合は、積極的に相談しておくといいですよ。むしろ、何も確認せずに入社して、後々トラブルにつながるのは避けたいですからね。
採用担当者が不採用にしたがる理由は避けるべき
採用担当者の仕事は、企業に適した優秀な人材を見つけることです。そのため、選考においては加点方式というよりも、むしろ減点方式になります。上層部になぜこの人材を採用するのかを伝えるためには、よい点と悪い点の双方を伝える必要があるからです。 以下は、採用担当者が不採用にしたくなってしまう面接者の特徴です。よく覚えておきましょうね。
転職理由の参考にできる企業研究も入念に
転職理由を万全にしておくためには、面接対策のほかにも企業研究が必要です。自分が転職したい理由ばかりを述べるだけでなく、企業側の事情を把握したうえで万全の理由を作っておくといいですよ。
社風に合わない転職理由は避けよう
とくに、社風や企業理念は要チェック項目です。 例えば、会社が求める世界観に「他人の幸せ」をあげていたとしましょう。 それにも関わらず、「自分の人生の価値観」について質問された際に、「自己の幸せ」をあげてしまうとさあ大変。企業の考え方を何も理解していないことがバレてしていまいます。 面接である以上は、目指す会社の方向性と自分の方向性の一致度をアピールしていく必要があるということです。
面接で転職理由について話したときの体験談
最後に、面接の場で転職理由を話した際の、採用担当者の反応を紹介します。すべて実体験によるものなので、臨場感がありますよ。ぜひ、面接の際の参考にしてみてくださいね。
「大変だったのですね~」と共感されるも不採用に
1つ目の体験談は、前職での苦しみを語って面接官からの共感を得たものの、数日後にお祈りメールをいただいたというものです。
転職面接体験談①
「ブラック企業から抜け出したかった私は、何としても面接に受かろうと必死でした。転職理由について聞かれた際に、思わず感極まってしまい、ブラックで受けた苦しみや怒りをぶちまけてしまったのです。そのときは、面接官の女性の方からも『そうなんですね、大変な思いをされたんですね』と共感していただけました。これは、受かったのではないかと思った矢先、数日後にお祈りメールが……。やっぱり、前職のことを悪く言い過ぎたことがいけなかったんですかね」
何とかポジティブな理由に言い換えようと必死でした
2つ目は、ネガティブすぎる転職理由を何とかポジティブに変換しようと必死になり、失敗してしまった例です。
転職面接体験談②
「私は仕事がまったくできず、前職での人事評価は最悪。このまま残っていても出世はおろか、リストラの対象にもなりかねないと思い、転職を決意しました。しかし、退職理由がネガティブ過ぎたため、面接ではなんとかポジティブな理由に言い換えようと必死になってしまったのです。その結果、『前職では自分の可能性を閉ざされてしまうと思い、転職を決意しました』という、中学生が考えたような理由になってしまいました。結果は当然ながら不採用です」
厳しく突っ込まれてしまい、答えられなくなった
最後は、圧迫面接にも似た状況で、厳しい追及を受けた体験談を紹介します。
転職面接体験談③
- 「初めての転職で緊張していたのもありますが、面接官の方が非常に厳しい方で、私の発言をことごとく否定されたのがショックでした。せっかく考えて来た転職理由も、悲しくて答えられなくなってしまいました。それでも、頑張って前向きに転職理由を話してみると、面接官の方の雰囲気が変わったきがしました。それ以降は、落ち着いた雰囲気の中で面接が終了。自分の前向きに転職したいという理由を述べられた点がよかったんだと思います」
転職理由が思いつかない場合はエージェントに相談
好印象を与える転職理由は、中々思いつかないですよね。そんな時は、転職エージェントに相談してみてください。転職エージェントは、企業紹介や面接対策だけでなく、好印象な転職理由まで一緒に考えてくれます。
特にオススメなのが「リクルートエージェント」です。リクルートが運営しており、業界実績No.1を誇りますので、安心してハイレベルなサポートが受けられますよ!無料ですので、ぜひ利用してみてください。
面接では採用担当者の心理を読む!退職理由はすべてポジティブなものに言い換えよう
転職を考えた場合、書類選考だけでなく面接を突破しなければいけません。そのためには、採用担当者の考えていることを理解したうえで、ポジティブな理由を答えていく必要があります。 ネガティブすぎる退職理由や転職理由は、採用担当者にとっても耳が痛いもの。そこを避けつつも前向きさをアピールすることで、面接を突破していきましょう。そうすれば、年収1.5倍も夢ではありませんよ。
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