【お目にかかる】正しい意味や使い方、類語表現を紹介!
「お目にかかる」の意味
「お目にかかえる」は、「会う」の謙譲語です。相手の視界に入ることを謙遜している表現にあたり、目上の人に対して自分を主語として使う言葉です。
「お目にかかる」の使い方
では、実際にはどのようにして使うのでしょうか。いくつか例文をご紹介しましょう。
「お目にかかれて光栄です」
「よければ明日お目にかかりたいのですが」
「明日お目にかかります」
このような使い方が例として挙げられます。
使用する際の注意点
「課長はお客様にお目にかかりましたか?」といった形で、「お目にかかる」を使っている方、いませんか? 実はこれ、誤った使い方です。
冒頭でもご紹介した通り、「お目にかかる」は目上の人に対して自分がへりくだる"謙譲語"です。つまり、自分を主語にするときしか、「お目にかかる」は使えません。「課長はお客様にお目にかかりましたか?」は、課長が主語となっていますよね。そのためNGな表現です。
この場合は、「課長はお客様にお会いになりましたか?」が正解です。自分以外の人を主語にして、「お目にかかる」を使わないように注意しましょう。
類語表現
「お目にかかる」を言い換えるときは、どのような表現を使えばいいのでしょうか。
ややくだけた言葉を使いたい場合は、「お会いする」がオススメです。「お会いできてうれしいです」「よければ明日お会いしたいです」といった形で使いましょう。
また、「お顔を拝見する」といった表現もあります。「明日お顔を拝見できればと思っております」などのように使いましょう。
「お目にかかる」と「お目にかける」の違い
「お目にかかる」と「お目にかける」は似た言葉ですが、異なる意味のある表現です。
「お目にかける」は、「見せる」の謙譲語。目上の相手に対して、何かを見せる際に使用します。使い方の例は、「資料がまとまったので、お目にかけたいのです」などです。
まとめ
「お目にかける」は、「会う」の謙譲語。自分をへりくだって相手に敬意を表する際に使用します。そのため、自分以外の人を主語にして、「お目にかける」を使うのは絶対に避けましょう。
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