始末書・報告書の正しい3つの書き方と例文【交通事故編】
始末書・報告書・反省文の書き方を身につけよう
社用車を運転中に交通事故を起こしたり、巻き込まれた場合は始末書や報告書、または反省文を提出しなければならないことがあります。
始末書や報告書、反省文などに対する考え方は会社により異なります。会社で決められたテンプレート通りに記載された書類の提出で済む会社もあれば、罰的な意味合いで数十ページに及ぶ反省文の提出を求める会社もあります。
始末書や報告書、反省文を書く前に、まず会社でどのような形式で提出すればよいのかを確認しましょう。
始末書や報告書、反省文などの書類の形式やとらえ方は会社ごとで異なりますが、書き方には大差ありません。
書き方は5W1Hが基本
社用車、仕事中の交通事故の始末書は、事故の状況・原因や事後処理について正確に記述して謝罪し、次に再発防止を誓約、最後に再度謝罪して「以上」で結ぶという書き方で作成します。なお、一般的に宛名は社長名とし、タイトルは単に「始末書」とします。
始末書の基本構成は5W1Hから考えればスムーズに書くことができます。5W1Hとは英語のWhy、What、Who、Where、When、Howを意味します。5W1Hにそった書き方で、「誰が」「いつ」「どこで」「なにを」「なぜ」「どうやって」その事故が起こったのかを明確に伝えられるように、始末書や報告書、反省文を書きましょう。
簡潔にまとめる書き方
始末書や報告書、反省文は要点をおさえてが基本です。交通事故が起きた状況が複雑で説明が長くなってしまうときには、別紙で報告書として作成し、提出するのがマナーです。
ワードやエクセルでの作成が認められる場合や、自筆で作成した始末書や報告書、反省文の提出を求められる場合もあります。こちらも事前に会社あるいは上司に確認しましょう。
反省の態度や誠意ある姿勢の謝罪文を盛り込む
仕事中に交通事故を起こしたのですから、始末書や報告書では、反省の態度や誠意ある姿勢が伝わるような謝罪文をそえましょう。
例え巻き込まれた交通事故であっても、始末書や報告書で反省や誠意ある姿勢を示すほうが、自身の評価があがることは確実といえるます。言い訳や意見を主張をしたい気持ちはわかりますが、始末書や報告書中で素直に事実を認め、陳謝する反省文を書きましょう。
自らの過ちを心から反省し再発防止に努めよう
また、書面を作成するだけでなく自らの起こした過ちを反省することも大切です。書面上で態度や姿勢を見せるだけは、時間が経つうちに事実を忘れてしまい、同じ過ちを繰り返してしまう可能性もあります。さらに加えて、再発防止のために行動を起こすことも大切です。車であれば、例えば「安全運転を徹底する」などの具体的な取り組みまで落とし込みましょう。
交通事故を起こした場合の始末書・報告書・反省文の例文
仕事中に交通事故を起こした場合の始末書の例文をまとめましたので、参考にしてみてください。
上記で紹介した5W1Hにそった書き方で、簡潔で見やすく、日時や場所の明確な記述などの共通点が多く見受けられます。ぜひ参考にしてみてください。
また、交通事故の始末書会社の規模により宛先が変わりますのでご注意ください。
始末書・報告書・反省文の例文①
【例文】
代表取締役社長
ΟО ОΟ殿
平成×年×月×日
営業第一課 ΟО ОΟ印
始末書
私は、平成×年×月×日午後×時×分頃、国道△△線△△の交差点で、前方不注意のため、信号停車中の乗用車に追突する事故を起こしました。
当日は、取引先のΟΟ商事に向かう途中でした。通い慣れていた道でもあったため、少し考え事をしながらの運転で注意力が散漫になっておりました。
私自身に怪我はなく、また幸い、相手方にも怪我はありませんでしたが、社用車及び相手様の車双方とも破損し修理が必要となりました。
事故処理には、会社が加入している自動車保険会社が対応しております。
また、相手様もご納得のうえで示談が成立しております。
今回の事故によって、会社に多大なご迷惑と損害を与えまてしまい、誠に申し訳ございません。
ここに深くお詫び申し上げるとともに、二度とこのような不始末を繰り返さないことを誓います。
以 上
始末書・報告書・反省文の例文②
【例文】
平成×年×月×日
株式会社○○○
取締役社長 ○○○○ 殿
○○部○○課 ○○○(印)
始 末 書
この度は、私の不注意から交通事故を起こしてしまい、会社並びに関係者の方々にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
私は、平成×年×月×日午後×時×分頃、営業の帰途の新青梅街道を走行中、国道△△線△△の交差点にて赤信号で止まっていた車に後ろから追突する事故を起こしてしまいました。原因は、考え事をしていたことによる前方不注意です。
幸い、相手方に怪我はありませんでしたが、乗用車の後部バンパーが破損してしまいました。
相手方とは、バンパーの交換費用を負担することで、×月×日に示談が成立いたしました。破損した社用車については、ただいま総務部に処理をお願いしております。
今後はいかなる場合においても安全運転を心がけ、二度とこのような不注意による事故を起こさないように安全運転を励行することを心から誓い、ここに始末書を提出いたします。
以上
仕事中の交通事故における始末書・反省文・報告書の書き方は5W1Hが基本
交通事故を起こした場合の始末書・反省文・報告書の書き方と例文についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
始末書や報告書、反省文の形式やとらえ方は会社によって異なりますので、書き始める前に会社や上司に確認しておきましょう。始末書などの書類の形式やとらえ方は会社ごとで異なりますが、書き方に大差はありません。いざというときのためにも、5W1Hの書き方は知っておきましょう。
始末書や報告書、反省文を書く場合には、反省の態度や誠意ある姿勢が伝わるような謝罪文をそえましょう。例え巻き込まれた交通事故であっても、仕事中に交通事故にあった事実を認め、陳謝しましょう。
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