病気療養中の方への手紙の書き方とNG表現【文例あり】
病気療養中の目上の人への手紙の書き方
日常生活における挨拶は、当たり前にするものです。そして、それはビジネスシーンでも同様です。メールは直接顔を合わせるわけではありませんが、一種のコミュニケーションですから、当然相手の事を思って挨拶をするべきでしょう。たくさんの方にお会いしているにもかかわらず、「おつかれさまです」としか書けない人は、マナーがわかっていないと思われている可能性があります。
病気療養中の方への手紙で好ましくないNG表現
病気療養中の方への手紙を送る際のNG表現とは、何でしょうか。お見舞いをせずに、手紙だけを送る場合は、気を付けておきましょう。
事故との比較・忌み言葉・追伸等はNG
以下でご紹介するのは、病気療養中の方へ手紙を送る時に使ってはいけない表現です。手紙を書く時には、参考にしてください。
他の病気・事故・災害との比較・・・あの時よりも軽くて良かった、など
病状を必要以上に聞いたり、内容に触れる表現
忌み言葉・・・不吉な状況を連想させる言葉でのこと・忌み慎んで使わない
追伸(二伸)・・・重なるイメージが失礼となる為、使用しない
目上の人である上司への見舞状
目上の人の上司への見舞状(メール)では、キチンとした文面ながら、心配している気持ちが伝わるようにしたいでしょう。病気の時は、普段何も思わない事でも気になったりするものです。そのため、しっかりとマナーを守った見舞状を送りましょう。
相手との関係によって使い分けるべき見舞い状の例文
①かしこまった場合
例文①
急啓 ○○様がご入院(ご病気)されたと伺い、大変驚いております。その後のお加減はいかがでいらっしゃいますか。
ご壮健な○○様でいらっしゃいますので、じき快方に向かわれること存じますが、どうぞご無理をなさいませんよう、ご自愛ください。
ご家族の皆様におかれましても、突然のことで大変お疲れのことでしょう。何かお力添えできることがございましたら、何なりとお申し付けください。ご静養され、またお元気なお姿でお会いできることを心待ちにしております。
機会をみてお見舞いに伺いたいと存じますが、取り急ぎ、書中にてお見舞い申し上げます。
不一
平成○年○月○日
②親しい場合
例文②
前略 ○○さんが入院されたと伺い、とても驚きました。その後のご病気(けが)の経過はいかがですか。
時期をみてご迷惑でない時にお見舞いに伺いたいと考えています。今は焦らず、ゆっくり静養されて、また元気な○○さんにお会いできればと考えております。
ささやかながらお見舞いの品を別便にてお送りいたしましたので、どうぞ受け取っていただけますと幸いです。
まずは書中にて、お見舞いまで。
かしこ
平成○年○月○日
病気療養中の方への手紙は早々の出社を待ちわびる言葉を書こう
病気療養中の方への手紙では、プレッシャーのある発言を避け、早々の出社を待ちわびる言葉を書きましょう。弱っている姿を見られたくない人もいるため、個人の自己判断でお見舞いをしてしまうのは好ましくありません。特に目上の人に対しては、失礼のない言葉を書くように心掛けてください。
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